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環境省の「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準(素案)」のパブコメをやっと送った~(ひとまずホッ)…というところですが(今週金曜18時の締切りです。まだの方、まだ間に合います!)、新たな重要な実験関連パブコメ期間がまたまたスタートしました。今回は、前回の環境省の基準と並行して、文科省にて策定作業が進められてきた、「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針(案)」に関する意見募集です。これは、研究機関における動物実験の実施の指針となるものであり、前回の飼養保管基準に並ぶ重要なものとなります。詳しくは、下記サイトをご覧ください。募集期間は、平成18年1月30日(月曜日)~2月28日(火曜日)です。http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2006/06013102.htm 次々と重要な基準や指針のパブコメが続いていますが、動物実験関係では今回が当面の間では最後の山になるかと思います。引き続き力を合わせて、あとひとふんばり、頑張っていけましたら幸いです!
2006.01.31
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いよいよ「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準(素案)」のパブコメ募集締め切りまで、あとわずかとなりました(今度の2月3日金曜日、18時まで!)。詳しくは、環境省の下記サイトをご参照ください。http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6691もしまだ意見作成中の方のご参考までに、「動物実験の法制度改善を求めるネットワーク」のパブコメ案をご紹介いたします。★動物実験の法制度改善を求めるネットワークのパブコメ案★http://homepage2.nifty.com/jikken-houseido/kijyun-kaisei-pabukome.htm既に様々なHPやブログでご覧になっていらっしゃる方も多いかと存じますが、市民サイドからの意見としては、質的にも内容的にも、かなり充実したものだと感じます。まだご覧になられていない方でご関心ある方は、お奨めです。是非、チェックしてみてください。なお、これは私見ですが、今回の素案で「第3 共通基準、(2)施設の構造等」の条文において、実験動物にとって自然な生態に即したストレスの少ない環境への配慮がもりこまれた点につきまして、実験動物小委員会を傍聴したときの感触から、研究者側からの反対意見が多数寄せられる懸念を強く感じます。(ご参考:第3回実験動物小委員会(環境省)★傍聴記★)それらの反対意見に押し切られることなく、この素案のまま改正が進んでいくように、我々も強調していく必要があると思われます。つきましては、上記でご紹介のパブコメ案にも含まれておりますが、<参考意見>として、「第3 共通基準、(2)施設の構造等」の条文で自然な行動がとれる環境やストレスの少ない環境への配慮を充実させた点について、動物福祉の観点から大変評価できることを伝え、是非、この条文を削ることなく素案通りに改正してほしい旨を、強く訴えていただけましたら幸いです。…というわけで、いよいよ大詰めですね。頑張りましょう!o(^-^)o Fight~!!
2006.01.29
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今日は「第6回動物実験指針検討作業部会」の傍聴に行ってきました。この委員会では、文科省が事務局となり、「研究機関における動物実験等に関する基本指針」の改定作業が進められています。現在パブコメ募集中の、「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準(素案)」(環境省)と、この文科省の指針と、動物実験関連のものが2種類並行して進んでいるため、ややこしいのですが、この文科省の指針もかなり重要なものと言えると思います。委員会のメンバーは、倫理学の専門の教授2名や動物福祉協会以外は、殆どが動物実験に関わる研究者で占められています。(悲しいかな、いつもながら多勢に無勢の構造は変わりません。。。)今回の委員会では、これまでの議論をふまえて文科省の担当者がまとめた素案が提示され、それに対しての議論が行われました。さて、今回、最大の争点となったのは、この指針の素案の「はじめに」という冒頭部分に載せられた、次のような一文に関してでした。「1、はじめに動物実験等は、人の健康・安全・医療の向上と密接不可分のライフサイエンス研究の進展にとってやむをえない手段である。(後略)」つまり、「動物実験は必要不可欠」か「やむをえない手段」か、という部分が論争の的となりました。研究者の方々は「やむをえない手段」という表現に対して、口々に反論を述べ、「『やむをえない』は消極的なニュアンスがある。動物実験は科学の発展のために必要不可欠なことであり、この指針は積極的に動物実験をしようとする人のためのものなのだから、もっと積極的な表現にすべきである。」というのが、研究者側の主だった意見でした。それに対して、動物福祉協会から反論もなされたのですが、さらに説得的な反論を企ててくれたのが、高木美也子委員(日大総合科学研究所・生命倫理学教授)でした。高木委員の意見は、「(研究者側の意見は)科学実験を積極的にすることと、動物実験を積極的にすることとを混同している。動物を使って実験することの申し訳なさ等をふまえたら、動物実験を積極的に言う必要は無いのではないか。その研究に代替法があるのならば、その方法をとった方が良いわけで、現時点で代替法の無い研究については動物実験以外ほかにやりようが無いのだという消極的な立場からスタートするべきと思う。従って、ここの一文は、『やむをえない』という表現のままでよい。」という趣旨のものでした。しかし、研究者の方々にとっては、この部分はアイデンティティーにも関わる部分なのかと感じさせられるほどに、「必要不可欠である」との意見を変えず、双方の意見は折り合いませんでした。結局は、文科省の担当者から「『必要、かつ、やむをない手段である』との表現に変えるのはどうか」との折衷案が出され、一応、その場は終息となりました。結局は、もともと委員の数が多い研究者側の意見に押されてしまったきらいがありますが、この指針の冒頭で、「動物実験は必要である」ということをわざわざ謳うのは、やはり私は賛同できません。ここは、意見をあげていきたいと思っています。ただ、今回の指針の素案では、評価できる部分もあると感じました。例えば、あくまで配慮事項としてですが、3Rが明記され(表現はまだまだゆるいですが)、また、情報公開についても明記されました。評価できる部分は認め、あくまで譲れない部分はその点を粘り強く訴えていくしかないかなと思います。★1月末~2月頃にかけて、上記の「研究機関における動物実験等に関する基本指針」のパブコメも行われる予定です。詳しくは、文科省のHPに掲載されると思います。またまた重要なパブコメになりますので、是非、多くの方が声をあげてくださいましたら幸いです。★
2006.01.10
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以下の映像は、PETAによって撮影された養鶏場(鶏卵場)の様子です。イセファームは日本で鶏卵生産量がトップとされていますが、米国にも3箇所の巨大な養鶏施設をもっており、この映像は米国での実態です。イセファームは、昨年の茨城県での鳥インフルエンザでもその名前をよく耳にしました。以下の映像の酷さは直視しがたい惨状ですので、ご覧になる場合は、その覚悟をもって見ていただきたく思います。「日本鶏卵最大手 イセ・ファーム、80万羽の悪夢」http://www.petatv.com/tvpopup/Prefs.asp?video=inside_egg特に悲惨な養鶏場が撮影されているのだとは思いますが、鶏の自然な生態に著しく反した過剰な密飼い、太陽光にも風にも一生当たれぬ密閉された空間など、日本の養鶏場でも行われていることは、本質的には類似しています。実際、上記の映像における養鶏場とほぼ同じシステムを、日本の大手の養鶏場は採用しています。卵がこれほど安く売られている背景に、こうした実態があることを私たちは知っていなければならないと感じます。私は卵を食べませんが、もし卵を食べているかたは、一般に売られている安い卵は買わず(そうした卵は上記のような生産をされています)、せめて平飼いの卵を買うなどご配慮いただければ幸いです。*なお、今回の記事は、Sakura_sakuさんのサイトを参照させていただきました。どうもありがとうございました。
2006.01.08
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