ココニイルコト

ココニイルコト

私とドラえもん


 子どもの頃は、きんぎょ注意報とか(誰も知らなかったりして 笑)、魔法使いサリーちゃんとかのアニメは見させてもらえなかった。

 一休さんやハイジの再放送だったり、日本むかしばなしは見せてもらえた。あと、ドラえもんも。

 小さな頃は何の意識もなしにドラえもんを見ていた。しかし、成長するたびにドラえもんが大好きになった。

 このことを誰かに言うと「そうよね~。道具いいよね~」と言われる。みんなドラえもんのことが良く分かってない。

 のび太がテストで0点取っても、ジャイアンたちにいじめられても、ドラえもんはいつものび太の傍にいる。

 「てめぇ、いい加減にしろよ。ちょっとくらい自分で何とかしろ」なんて言わない。

 時々、のび太に騙されたりしているのに、それでも彼はのび太の側にいる。

 父から誉められる唯一の方法が、良い成績をとることだけだった私。

 一部の人にいじめっぽいものを受けたけれど、誰にも相談できずに一人で泣いていた私。

 ドラえもんがいてくれたらなぁ…と本気で考えた。

 彼がいてくれたら0点取ったっていいんだ。「ば~か」なんて彼は言わないし。

 悲しいときは思い切り泣ける。

 そして彼は絶対に私を見捨てない。


 私は自分の机の引き出しをきれいに片付けて、彼が来てくれるのを待っている。

 きっといつまでも待っている。

ちょっと休憩


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: