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浪漫的狼

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nanaco☆ @ Re:なんと(01/08) 狼さん、お元気です?? その後調子はいか…
浪漫的狼 @ Re[1]:なんと(01/08) nanaco☆さん  わあい。すぐにお返事いた…
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deco7 @ Re:充電します。(04/30) 充電のお役には立ちませんが、遊びに来て…
Dec 6, 2007
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カテゴリ: 創作の部屋
御約束のエッセイ第2弾です。
今回は 淀五郎 さんのお題『泥』から…



星 星


子供のころ、よく泥遊びをした。泥で山を作ったり、泥団子を作っ

たり、まさに「泥んこ」であった。思い出すに、当時は泥だらけになることに、抵抗があるど

ころか、喜んで泥だらけになっていたような気もする。服の色や柄が分からなくなるほど泥だ

らけになって家に帰り、「まあ」と母が驚いてあきれ顔をするのを楽しんでいたような記憶も

ある。

 「泥棒」「泥酔」や、「汚泥」など、「泥」という言葉には美しくないイメージがあるが、

案外そうでない場合もある。「泥んこ」なんてその良い例ではないだろうか。「子供が泥んこ

になって遊ぶ」という言葉を聞いて顔をしかめる人よりも、好意的に受け取る人の方が多いよ

うな気がするし、少なくとも私は「泥んこ」を肯定する人の方が好きだ。

 ラグビーやサッカー、野球といった競技も「泥」がよく似合う。観ている方は勿論だが、選

手自身も泥だらけになることで、おのずと士気が高まるということもあるだろう。

 そう考えると「泥」というものにはどこか人をヒロイックにさせる働きがあるのだろう。比

喩としても、「泥をかぶる」というと、誰かの罪を敢えて背負うというドラマチックな雰囲気

も漂う。…子供の頃、わざと泥だらけになって見せたのも何かそういう、人の「本能」的な部

分を刺激する作用があったのかも知れない、という気がしてくる。





 「泥」という漢字には面白い訓読みがある。「泥む」と書いて「なずむ」である。意味は

色々とあるが、代表的なものは「こだわる」である。

 「拘泥する」っていう、あの「泥」である。実は、これはかなり比喩的な言葉で、ぬかるみ

に足を取られてすすめないように、心が何かにとらわれてしまう状態を言う。ただ、この「な

ずむ」も、「暮れなずむ」などと言う時には綺麗なイメージをまとうことになる。

 「暮れなずむ」とは、暮れようとしてなかな暮れずにいる黄昏時のことを言うのであろう

が、もともとは先に進めないという「ぬかるみ」の意味、「泥=なずむ」が、綺麗に用いられ

ている例だ。「なずむ」は、「なじむ」にも通じるので、その辺りでイメージが広がって用い

られていることもあるかも知れない。

 もう一つ、「なずむ」には「思い焦がれる」という意味もある。これぐらいになると、もう

古語のレベルであるが、元々の「心がとらわれる」という意味が対人関係に用いられたもので

あろう、なかなか情緒的な香りのする表現である。

 ただ、それが片想いならば、実らない恋に陥った儚さという綺麗なイメージでいけそうであ

るが、一旦くっついた男女が、もつれにもつれて「泥沼」になるといただけない。

 そういう「泥仕合」は避けたいものである。







今日はちょっと文体を変えてみました。何だか、国語の授業みたいになっちゃいました。
    淀五郎さん、こんなものでお許しいただけますか?





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Last updated  Dec 6, 2007 07:06:02 AM
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