渋谷から愛を込めて・・誰にだ!

渋谷から愛を込めて・・誰にだ!

Jul 31, 2005
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
兄の家族は、妻、長男、次男の4人で構成している。

長男は今年大学を卒業し、老人福祉の仕事に就いた。
次男も今年高校を卒業し、仕事に就いている。
これに父と母を加え、6人の大所帯(2世帯住宅)で暮らしている。

優男の長男は、兄の入院以前、兄と難しい状況を何年か続けていた。
兄は最短で一級建築士の資格を取り、駅舎や病院施設、イベント会場等、様々な実績を積み上げ、県の業界内ではある程度の名前が通っている。

そんな兄にしてみれば、長男の目標は曖昧で、とても低い物のように見えていたようだ。
事ある毎に八つ当たりの対象のように長男を叱り付けていた。
長男は怒り続ける父に、いつしか返す言葉を失い、部屋に閉じ篭る時間が増えた。


だが、自分で入院から死の淵を彷徨う何日かを過ごしているうち、自分を見守る長男の目が、逞しく見えて来たようだった。
自分がオドオドバタバタし、妻を24時間付き添わせて正気を失いかけている時に、長男は弟の面倒を見、見舞いに来ては自分を励ましていた。

容態が安定して来ると、兄は長男を「兄貴」と呼んでいた。
何年ぶりかの、家族として認めた呼称だった。

ところがそんな中・・・

次男は遊び呆けるようになってしまった。
両親が居ない上に、祖父の入院に祖母が介添えして留守となり、家には兄と二人だけの状況が出来上がってしまっていた。

そうなると共に、彼の帰宅時間はどんどん遅くなって行った。
12時を過ぎ、2時を過ぎ、4時を過ぎ・・・遅い日には翌朝6時迄遊んでいるという始末。
ここ最近では、病院にも顔を出さなくなってしまっている。

この状況に、長男は心を痛めている。

父との約束も破って、病室にも来ない。
待ちくたびれて、消沈と憤りの中にいる父を見るのが忍びない。

彼にも心から望んで欲しい、父親の復活を。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 2, 2005 02:00:43 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

家族の一人

家族の一人

Comments

一人@ Re:蓮の花のリレー seimamaさん、こんばんは。 見付かっちゃ…
seimama5682 @ ありがとうございます♪ みっけ~! 随分早くからリレーに参加し…
一人@ Re:蓮の花のリレー カルボさんも頑張って! 神経の痛みって、…
カルボナーラ458 @ Re:蓮の花のリレー(12/12) 久しぶりの更新ですね^^ 待ってました…
一人@ Re:蓮の花のリレー ニコさん、どうもです。 PCが生き返った…

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: