渋谷から愛を込めて・・誰にだ!

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Nov 18, 2006
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カテゴリ: 癌との戦い




翌朝早く東京を発ち、実家に着いたのは昼過ぎ。
親戚の叔父と従兄弟が駅まで迎えに来ていた。
家までたかだか100mの距離を、わざわざ車で迎えに出ていた。

車の中で状況を聞くまでの時間もなく、帰り着いた実家。
いつもと同じように玄関に入り、いつもどおりの挨拶で上がる。
いつもと違うのは、そのまま入ったのが居間ではなく、仏間の奥の和室。
そこに兄は、キチンと仰向けに寝ていた。

寝相の悪い兄は、そうでなくても仰向けに寝る事などはなかった。
去年の6月に腎ロウの設置の後は、常に左を下に横たわっていたのだが・・・

兄の顔は、8月の見舞いの時に見たよりも、穏やかだった。
黄疸のせいか、青白さも消えて見易くなっていた。
痩せて頬骨が出たせいで、明石家さんまばりの、良い男になっていた。
その頬は、胸に仕込んだドライアイスのせいで、不自然に冷たかった。

顔を寄せた瞬間、聞こえる筈も無い呼吸音が聞こえたように感じてしまった。
その感覚は、出棺の日(21日)までの間、幾度も感じることになった。

兄に挨拶をして、荷物を持って2階へ上がる時、一つ目の不思議が起きた。
家から来て出た筈のコートが消えていた。
どこで脱いだのだろう。
新幹線で脱いだコートを、降りる際には着直した記憶が有る。
コートの下は緑色のセーター。
前日初雪が降ったばかりの土地で、セーターで駅に降り立ったら、それだけで目立つ季節。

家に入る時にも、誰も不自然を感じていなかった。






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Last updated  Nov 29, 2006 02:07:12 AM
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一人@ Re:蓮の花のリレー seimamaさん、こんばんは。 見付かっちゃ…
seimama5682 @ ありがとうございます♪ みっけ~! 随分早くからリレーに参加し…
一人@ Re:蓮の花のリレー カルボさんも頑張って! 神経の痛みって、…
カルボナーラ458 @ Re:蓮の花のリレー(12/12) 久しぶりの更新ですね^^ 待ってました…
一人@ Re:蓮の花のリレー ニコさん、どうもです。 PCが生き返った…

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