サイボーグ023

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第18話 タクラマカン砂漠(2)


路肩に車を止めて外に出てみる。
道路はアスファルトだが路肩は砂利、
その外側に方草格(ホウソウカク)が設置してある。

これは、流動砂漠のタクラマカン砂漠から護るための設備で、
1m弱のワイヤーで出きた四角いネットが数段張り巡らされている。
中にボストン湖の葦を鉄線で束ねた物を入れてある砂止め。
砂漠公路の両側に埋めてある。

暑くてたまんないけど、近くをうろうろしてたら、
棄てられた空の飲料水のペットボトルが目に入った。
そこで、おじさん、ひらめいた!
これに砂漠の砂を入れて、記念に持って帰ろう。
きめの細かいさらさらの白っぽい砂、
今でも見る度に想い出させてくれる最高のヒット。

すっかり満足して、運転をIBさんに代わる。
IBさんの運転がいまいちなので、
しばらく外を見てたんだけど、
いつのまにか、今度はおじさんがzzz。
ゆっくり昼寝と思ったけど、暑くてだめ。
おっさん5人の暑苦しい空間は無言で過ぎてゆき、
写真を撮りまくるしか仕方ない状態。

それを救ってくれたのはワンさん。
「昼ご飯ですよ」。
砂漠の真ん中にある街道レストランで、
細長いマッチ箱みたいな建物。
「清真餐庁」って看板がある。

一人前に「総服務台」(受付)があるが、
ウイグル族のおねえさんが一人いるだけ。
驚いたことに、ここにも「抗菌仕様」の箸入れがある。
はやってんのかね?

出されたお茶でのどを潤してると、
ワンさんが例のラーメンを注文したみたいで、
おねえさんが運んできたのは、
細めの手打ちうどんもどきの麺と炒めもの。

トルファンで食べたものと違って、
唐辛子入りのトマトソース風のたれに
羊肉とトマト、ピーマン、ねぎの炒めたものが盛られてる。
ピーマン、ねぎがほとんどで、
苦手のおじさんは、麺にかけられない。
結局、別々に食べるしかないじゃん。

くやしいので午後からの運転はあきらめて、
思い切りビールを注文してしまった。
Nさんだけいい思いさせてたまるかっちゅうの!

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