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今日はいつも行列が出来ているラーメン店のひとつを紹介します。
場所は東京都北区、豊島中央商店街のなかにある「伊藤」。出来たのは1年ちょっと前だと思いますが、そのころは特にはやっているわけでもありませんでした。雑誌かTVかで紹介されてからブレイク、たいてい行列ができているようです。
開店時間は11時からスープがなくなるまで。暖簾があるけど、いつも店の中側にかかっているので休みかな?っと間違えそうになります。
店の中は無理やりスツールを6つ並べたカウンター、それにこれも無理やり椅子を4つ並べたテーブル席が2つ。広さは5畳ぐらいかな?厨房はカウンター内側の壁の裏側で、見えないようになっていて、店主が作っているらしいけど声だけ聞こえて、姿を見せたことが無い。カウンター側に姿を見せるのは奥さんらしい人か、娘さんらしい人だけ。
メニューは「そば」500円と「肉そば」650円のふたつだけ。大盛りは150円増し。店の名前も作りもシンプルだけどメニューもシンプル。
さて、「そば」ですが、まずスープは醤油ベースでかつおだしが効いています。そのほかの魚類も入っているようです。茶色で澄んではいません。うまい部類です。麺の太さは中間、硬めですが弾力があり私は好きです。この麺に普通よりも少な目のスープ、そして少量の刻んだねぎ。これがなんの装飾も無い白いどんぶりに入って出てくるのが「そば」です。
「肉そば」はこの「そば」にやや厚めにスライスした、面積はちょっと小さいチャーシューが2枚(3枚だったかな?)乗ったものです。こちらもシンプル。
全てがシンプル。スープはかつおだしでちょっと他所と違う。今日仕込んだスープがなくなったら店を閉める。それがいやなら来なくていい。とでも言っているような店です。
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