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2008年06月23日
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みなさま、こんにちは。
毎日すっきりしないお天気が続き、体調を崩している方も多いようです。
低気圧になると自律神経の副交感神経がとっても優位になるという安保理論を、こんな時痛感します。
昔痛めた場所が痛くなったり、腰痛が再発したり、頭が痛くなったり、理由もないのに気分が落ち込む人もいるかもしれません。
そんな時は、好きな香りでアロマテラピーをしたり、ハーブティーを飲んだり、オイルマッサージやカイロプラクティックなどのボディケアを受けに行くなどして、うまく体調を整えてみるのがおすすめです。

先日参加させて頂いた抗加齢医学会の発表でも、香りと心についての面白い実験結果の発表がありました。
「心と呼吸とアンチエイジング」の昭和大学の本間先生、「食品による脳のアンチエイジング効果の客観的評価」の杏林大学の古賀先生の発表です。

本間教授は喜怒哀楽の感情と呼吸がどんな関わりをもっているかを、EEGという脳波から脳内活動部位を推定する機械を人間につけて、呼吸と同時に活動する部位を調べたそうなんですね。
不安と呼吸の関係、快、不快の香りと呼吸の関係など、いろんな実験を行ったそうです。


その結果分かった事は「情動」の中枢は脳にある「扁桃体」周辺なのではないか。
つまり、心とは「扁桃体」にあるのではないかと。
しかも「呼吸」と「情動」というのは連動して変化しているということなんです。




分かりづらいですが写真の少し色が濃くなっている脳の中心部分全部が大脳辺縁系で、馬の足のようなところが記憶を司る海馬、そのすぐ前の小さい種みたいなのが扁桃体です。

hentotai

EGGを頭につけて予期不安の実験をしたそうです。
指に電極をつけてビリッとくるのが「いつくるかいつくるか、、」というような状況を作ります。
不安を感じたら何度でもボタンを押すというルールにしているのですが、不安度の高い人は呼吸が変動しやすく、非常に浅い呼吸となることが分かりました。
これも、呼吸に比例して不安電位が生じているんですよね。
この不安電位を減らすには、ゆっくりと深い呼吸をすると減るそうです。
また、ラベンダーなどのよい香りの精油を被験者に嗅がせると、非常にゆっくりとした呼吸になって呼吸数が減ります。
逆に生ゴミなどの嫌な香りを嗅がせると、呼吸数が増えて、不安電位も増強します。

非常に面白いなと思ったのは本間教授は「能」のシテ方(主役)を被験者に実験し、顔に表情をとらえるための装置をつけて、頭にはEGGもつけて呼吸数と脳波と脳の活動部位を観察したそうです。
「能」のシテ方はご存知のように、無表情の面をつけて演じ、セリフはありません。そして実際演じている時、大きく表情の変化もないそうです。
ところが実験により、なんとシテ方は「呼吸」だけが変化していることが分かりました。






昔、一度だけ京都で薪能を見てひどく感動したことがあります。
私はその時劇団員だったのですが、能楽はあるものの、この無表情でセリフのない演者の何がこんな凄みを生み出し、感情をお客様に伝えられるのか不思議に思いました。
しかし面も面の下の顔も無表情でも、呼吸は場面にふさわしく変動し、しかも脳の扁桃体も実は大きく変化していたというわけなのです。
能の魅力というのは、大きな表情が隠されれば隠されるほど、面の下の見えない波動がパワーを増し、観客の感性が研ぎ澄まされ、より深い感動を生むということなのかもしれませんね。

能の件はさておき、呼吸というのが人間の心と密接に連動していることが、これではっりしましたね。



マイナス思考に陥りがちの方は、好きなアロマの香りを嗅いだり、
深い呼吸をゆっくりするというのを習慣化してみるといいかもしれません。



また、いろんな香りの脳への効果を実験なさっている杏林大学の古賀教授のお話では、香りというものは人間の五感の中でも、脳の新皮質を通さず、脳の大脳辺縁系に直接伝わるという特別な感覚であり、大脳辺縁系は本能と結びついている場所なので、心にも大きく関わるとのこと。
確かに、さきほど心のありかとして出てきた「扁桃体」も大脳辺縁系にありますからねー。
古賀教授は被験者に脳波測定装置を着け、ラベンダーなどの良い香りの精油と履き古した靴下に似たいやな香りを嗅いでα波の出方を測定するなど、さまざまな実験を行ってきたようです。


良い香りではα波が脳に現われてリラックスしますが、
嫌な香りを嗅がせると、すぐα波が消えてしまうようです。



うまくリラックスし、ストレスを軽減する事は血流を良くし、テロメアの長さを温存させ、アンチエイジング的にも欠かせません。
講演で面白かったのはコーヒーも豆の種類によってα波が出るものと、変化がないものに分かれるということ。
実験で使用したコーヒー豆は、ブラジルサントス、グアテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイコナの6種類。
このうちα波が増えたのは、ガテマラとブルーマウンテンで、その他はほとんど水を飲んだ時と変わらないんですよね。
要するにリラックス効果があるのは、香り高いコーヒーであるということが言えるようです。
しかも焙煎は深炒りのほうが、よりリラックス効果が高いそうです。
飲みすぎると胃に負担を与えたり、鉄分の吸収を阻害することが懸念されるコーヒーですが、たまに飲むなら香り高いコーヒーがよさそうですね。

また、これは今回の講演で言っていたのではないのですが、古賀教授の検索をしていてこんな記事を見つけました。
2004年7月8日の読売新聞の記事です。

「雨時に発生しやすいカビのにおいは、それに慣れてほとんど感じなくなっても脳にストレスを与えていることが、杏林大学医学部精神神経科の古賀良彦教授らの実験でわかった。高温多湿の時期には、カーテンやソファなど布につくカビからもにおいが出やすい。研究チームは「長時間過ごす居間などで、自覚はなくても、くつろいだ気分が妨げられている可能性がある」としている。実験は、成人男女10人に、カビのにおいをつけた水と、無臭の蒸留水の入った試験管を、くつろいだ状態で30分間かいでもらい、脳波を記録した。人間は、同じにおいをかぎ続けると数分で慣れ、カビの場合でも、ほとんど自覚しなくなるとされる。しかし、実験の結果、カビ臭をかいだ時は、脳のリラックス度を示すアルファ波の出る割合が、参加したほぼ全員で、約3分の2まで減った。蒸留水ではほとんど変化がなかった。古賀教授は「自覚がなくても、脳はにおいに影響を受けていることが明らか。逆に良い香りなら、ほのかでも緊張をほぐすのに効果があるのではないか」と話している。」


うわーーー!
例え臭いの自覚がなくても、カビの臭いはこんなにリラックスを妨げているなんて!
この季節、なんだか調子が悪くなるのは、もしかしたらそのせいもあるのかも?
ここは抗真菌(カビ)作用の高い精油の力を借りたいところ!
ラベンダー、ティートリー、レモングラス、シダーウッド、ゼラニウム、ローズマリーシネオールなどが効果的です。




カビ除けスプレーの作り方

1、スプレー容器に無水エタノール10ml入れ、そこに精油を12滴を入れ、よく混ぜあわせます。(気に入った香りを1種でも、ブレンドしてもOK)
2、1に精製水50mlを加えて、よく混ぜあわせます。
3、掃除をしたあと、室内にスプレーします、使う前にはその都度よく振って下さい。



うまくリラックスすることは、アンチエイジング的にも重要。
香りと脳と呼吸がこんなにも繋がっているなんて!




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Last updated  2008年06月23日 18時23分02秒
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