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家系図





汝の立つところを深く掘れ





先日、母に言われました。


「私が生きているうちに、家系図を作ってほしいさぁ。」


親不孝の限りを尽くした自分としては、せめてもの罪滅ぼしのつもりで、

「ひとりではできないけど、母ちゃんの手伝いぐらいはできるよ。」と、

家系図作りを約束しました。



家系図を作るために、本やネットで、“家系図の書き方”を勉強した。

兄弟や母の昔話を聞き、親類の婆さまの昔話を聞いた。

それから、市役所に行って、戸籍謄本や改製原戸籍を取って来た。



現在、昼休みは、会社の近くの市立図書館に通って、民俗学の本を読んでいます。

ご先祖様の生きていた頃の時代背景を探るには、図書館は、最高の情報源です。

休日は、県立図書館の郷土資料室で、書を読み解き、文献のコピーを取ります。

大きな声では言えませんが、

資料室は、静かだし、昼寝をすると、とても気持いいです。


龍





あれから2ヶ月、私は、完全な琉球歴史オタクになりました。

先週の日曜日は、
“首里城祭”
に参加しました。

目的は、琉球王朝時代の行事を体験することです。




国王





その昔、沖縄が琉球と呼ばれていた頃、

琉球国王は、中国の皇帝から琉球支配の認可をもらっていた。

首里城祭は、その使者(冊封使)を迎える行事を再現した祭りです。



祭りの1週間前の午後8時、参加者は、閉園後の首里城正殿に集まった。

そして、正殿前で、歩き方や武具の持ち方などを午後11時まで指導された。

オタクにとっては、格別な1日でした。



里之子





母親のために、始めた家系図作りが、

自分のライフワークを、また一つ増やすことになりました。

歴史には残らない、名もなき先人達の喜びや悲しみを、ささやかな成功や苦難を、

笑いと涙を繰返す生きざまを、わが子々孫々に、伝え残してゆきます。




「情けは、人の為ならず。」
とは、よく言ったものです。

また、母に借りが増えました。



さて、知ることは時に、残酷な記憶を呼び起こします。

知的好奇心を止めることはできませんが、しかし、

皆を幸せにしない事実は、封印します。


「それで、いいよぉ。」
と母は、言いました。



最後に、沖縄学の父と呼ばれる“伊波普猷(いは ふゆう)”の

好きな言葉を紹介します。

哲学者ニーチェの言霊です。




「汝の立つところを深く掘れ。そこに、泉あり。」




首里城



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