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前天狗から見えたニペソツ山に感動した後は,高度をちょっと下げて天狗岳に向かいます。
少しの間,ニペソツの展望はきかなくなりますが,天狗岳に近づくにつれてだんだん大きなその姿を再び現してきます。

ますます迫力が増してきますね。
ところが,近づくにつれて雲がわいてきました。
天狗岳を巻いている間にニペソツは雲の中にかくれだしてきたのです。

せっかく稼いだ高度をここで落とすのは,もったいないのですが,仕方ありません。
20年前に登った記憶では,思ったほど登らないはずなんですけど…。
最低コルから,いよいよニペソツへの登りにかかります。
しかし,完全に雲の中です。

ただ,今大切なのは一歩一歩登ること。
ゆっくりではありますが,息を切らさないよう確実に登っていきました。
尾根上から右の方へトラバースすると,上から降りてきた人とすれ違います。
思ったよりも年配の人が多いようです。
ここ最近の年配の方は元気ですね~。
山頂近くになる頃,先程のカップルも降りてきました。
速い!
私は,高度計とにらめっこしながら登っていきました。
1980m位の表示で見事山頂到着。
2000mを越えずに着いてしまったのは,私が高度計を合わせるのが甘かったのでしょう。
でも,とりあえずやりました。

山頂直下で追い抜いたお年寄りの方も登ってきました。
この方も,まだ先があるかと思って休んでいたそうです。
いろいろ2人でお話をして,お年よりはさきに降りて行かれました。
私は,展望が広がるのを期待しつつ,のんびりと山頂で休んでしました。
しかし,一向に晴れてくれないので,12時きっかりに下山開始。
名残惜しそうに何度も振り返りながら下っていきました。
途中の岩場でこんな生き物を発見。
何ともかわいらしいオコジョです。
じっとこちらを見て,人間を恐れていないかのようでした。
この後は,とにかく下りました。
先程のお年よりを途中で抜いて,下りました。
いつものように,脚が痛くなってきてもがんばりました。
あまりに長いこのコースですが,あらかじめ自分に言い聞かせたり,何時頃に着くかを計算しながら歩いていると,やがて沢の音が聞こえ,車が見えてきました。
そそくさと帰る用意をして,車を飛ばし,無事家に帰り着きました。

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