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2006.12.13
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カテゴリ: 映画・DVD
この映画を観て思い出したのは、祖父の家に今でも飾ってある、



「父親たちの星条旗」が、満席で観れなかったので、
悩んだけど先に観てしまいました。

書き出しの二行ですか?
本当に思い出したんですよね、何故か。
祖父は別に南方には出征してないんですけど。
(確か、満州と聞いています)
なんだろ、これは現実なんだなって実感する私にとっての戦争とのつながりと言うかね。



重すぎて、観終わった後立ち上がれないかと思ってしました。
ただこれは、日本人ならば観るべき映画の一つだろうなと。
ハリウッドの映画ではなく、謙さんが言っていたように「日本映画」だなと感じました。
淡々と流れる空気の中で、過酷な現実がさらに深くなります。
どちらが悪者でも、どちらがいい人でもなく、
人間で、家族があって、だから、みんな同じ。
アメリカ人が制作の総指揮を執っているのに、
「日本人は残虐だけど、アメリカ人は紳士的」みたいな
内容にならないのがすごい。(観た人わかりますよね?投降の場面です)

いろいろ心に響く台詞はありましたが、捕虜になった米兵が持っていた母からの手紙や、
それを聞いて「自分の母と同じだ」と話す日本兵。


いや、なんか言葉にならないなぁ。
感想を書くのに、沢山の文章を考えるのだけど、書き出せないの。

虚しいんですよね、戦争って。
うん。
終始それで、虚しくて、悲しくて。

そういう映画です。


俳優陣、いいですね。
特に二宮くん。これ、ニノが主役です。
謙さん演じる栗林中将。彼だったからこそこのような戦いになったし、
彼の人となりにはとても惹かれるのですが。
そして、栗林という人物を謙さんが演じているからこそ、
存在感、厚み、人間性などが物語全体に流れるのですけど。
それでも、ニノが演じる一介の兵士。彼の目を通して総てが語られるので、
真実を一緒に見たような気になります。
最初は、ニノの淡々とした演技に「お前はどこの星から来たんだ?」って
ぐらいの違和感を覚えたんですけど、
その淡々とした彼が感情を露わにするシーンは、だからこそ痛かったです。
栗林との交流。
その中で、沢山のことを考えていく彼が、本当に素晴らしいと思いました。

主要キャスト全員について書きたいけど、書けない!
長くなりすぎるので、機会が逢ったらまた今度。

そういえば、戦闘シーンはですね。
さすがスピルバーグ@プラーベートライアンって感じでしたよ。
高校の修学旅行前に見た沖縄戦の記録映像に出てくる死体と同じ・・・。
とことん、リアルで目を背けたくもなりますが、背けちゃだめなんだ!と頑張りました。


この作品、なんと「父親たち・・・」を差し置いて、
アカデミー賞に有力視されだしているそうです。
賞を取る事に意味があるのかって?

ありますよ。

全編日本語のこの作品、より多くの、世界の人に観てもらうには賞を取る事は大事です。
それに、やっぱり私は日本人だしね。
制作・監督はイーストウッドにスピルバーグでも、
日本人俳優の演技が世界的に評価されるのは嬉しいよ。うん。


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Last updated  2006.12.13 22:13:20
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