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2008.04.09
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カテゴリ: 映画・DVD
はい。久々の映画批評です。

「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」

略してぼくちゅう。
以前ここでも紹介しました(結構前ですが)。オススメブログです。
原作ブログ→http://700days.blog69.fc2.com/


ですが・・・。
すみません、宝塚もそうだし、ハリポタもそうですが、
好きなものでも、切るときは切ります。
くろわっさん、ごめんなさい。


映画化されたのは原作の5章を主として1章から5章まで。


まぁ、原作好きとして映画を見る、という点においては「ハリポタ」で散々慣れましたから、
自分の期待値を上回ることはないだろうなーって思ってましたが。


うーん。
微妙・・・。
内容は、まぁ、「原案」程度に捕らえればいいのかもしれませんが、
だとしても、ちょっと場面の選択が間違えてる部分がいくつかあるかな。

原作の素材を生かせてないというか、矛盾点が多すぎて。

映画って、なにはともあれ、上映中に「え?なんで??」と現実に引き戻されることって、
最もあってはいけないことなんですよ。
いや、上映中のちりばめられた謎を考えるのとは別ですよ。
素で、「で、結局それはなんでなんだ?」って考える時間と言うのは、


これって、映画監督のクリス・コロンバスの受け売りなんですが(笑)。
でも、死ぬほど納得したし、漠然と感じていたことを言葉にしてくれたなーって。
ある映画のエンディングが二種類あって、ボツになったほうもかなり感動的だったんですが、
なぜそれがボツになったか、という理由がそれだったんですね。
「このシーンって、なんだったっけ?」と一瞬考えさせてしまう時間が、

合点がいけば感動的なものでしたが、採用された方はその思考の一瞬の停止すらなく、
見続けることができ、結果、映画として考えるととても素晴らしい作りになりました。

この「なんで?」「なんだっけ??」が、多すぎなんですよ、ぼくちゅう映画。

なぜ、この人がこんな行動を取るの?
なんで、みんなはこういう気持ちになるの??

などなど。

想像しろ、では片付けられないでしょう。

説明不足すぎ。
想像するにも、その材料も与えられず。
そういう部分をカットしてしまったというなら、
カットするべき場面は他に腐るほどあったはずです。
正直、映画監督として、ありなの?って思う。
コメディなら説明不足でも許されると、
つじつまが合わなくても許されるとでも思ってるのかなー。
つじつまの合わなさ、ご都合主義でもなんかハッピーだからいいや、という
思いを抱かせるほど抜きん出たコメディ具合でもなく、
どこを方向性に持って行きたいのか、主軸がブレすぎてる。
原作ファンに配慮、といったところなのかもしれないけど、
だったら、むしろ花火のくだりなど全部切ってしまって、
4章までを丁寧に描く、オムニバス形式の笑える映画の方が100万倍マシ。
よっぽどその方が、本質に近かったよ。


で。役者陣です。

主演の市原隼人くん。
彼は・・・。演技できないね。
ママチャリのキャラがママチャリじゃない、というのは原作ファンだから思うことで、
あの脚本ではまぁ、しょうがないでしょう。
だから、知的に見えないとか、チンピラっぽく見えるとか、その辺はまぁ、いいや。
映画ぼくちゅうのママチャリだからね。

ではなくて。
普通の会話ができない。痛すぎるほど。
一番、「それはないでしょ」って思ったのは、母との会話シーン。
母の「自転車借りるね」という一言に対して、
何気ない返事ですが、「ああ。いいよ。」という言葉。
見ればわかる、見ればわかると思う!
金八先生の最終回のホームルームを思い出す、返事!!
あのホームルームはたぶん台本なしですよね。
生徒さん役のみんなが素になって泣いたり、受け答えしたり。
だから、急にドラマではなくてドキュメントを見てる感覚になるの。

まさに、それ。

「どこぞの素人が紛れ込んだ?!」っていうくらい普通。
いい意味ではなく、悪い意味で普通すぎて浮く。

もう何本も主演映画あるし、役者もしてるんだから、それぐらいどうにかしようよ。

ただ、叫んでるとこは良かったな(笑)。
熱い若さは出せていたけど、実際若いしね(笑)。
あと、駐在さんに山の中に置いてかれて、
「まぁ、一矢は報いたと思うけどねぇ~・・・。」というセリフがあるんですが、
そこだけ、急にママチャリっぽかった(笑)。
勝ち誇った駐在さんが実はイタズラしかけられてて悔しがるくだりとか、
そこだけなんだから「ぼくちゅうを見てるな~」って気になりました。
細かいって突っ込みはなしで(笑)。

で、その駐在さん、佐々木蔵之助さん。
一人演技してて、彼がいなければ笑いもどこまで取れたか・・・。
間の取り方とか、最高ですよ。本当に。さすが~~。


あと、普通にドラマでよく見かける富浦くんと脇くんが上手で、
この二人と市原君のシーンが後半は多く、支えてくれてました。

そうそう。3人で自転車を走らせるシーンは良かったです。
夕日が綺麗で、ぐぐっと映画の世界に引き込まれました、一瞬だけど・・・(笑)。


正直、テレビサイズ、かな・・・。
だったら、ドラマ化してくれたほうが、いろいろと丁寧になりそうで、期待が持てる。

あーん・・・ファン失格・・・。





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Last updated  2008.04.12 23:32:11
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