琴音の徒然草

琴音の徒然草

PR

×

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

琴音4

琴音4

Favorite Blog

わすれな草のつぶやき わすれな草 55さん
花弁雪 watakorin3さん
初風 緑 midori_hatuさん
TaROさんのプライベ… フラクタルセブンさん
Canの生態 Can8811さん

Comments

琴音4 @ Re[1]:第二子を出産した話し・2(08/17) 先生ー!!!! ヤバかった、私、死ぬか…
ぱんつ@ Re:第二子を出産した話し・2(08/17) 本当にご無沙汰しております。 昔々、その…
駿河の海老太郎@ 初めまして! こんばんは! 琴音ちゃん、俺と同じSTART…
琴音4 @ Re[1]:北翔海莉の退団によせて(11/21) ぱんつさんへ 先生、お久しぶりです! 実…
ぱんつ@ ごぶさた 大変ご無沙汰してしまい、もうしわけあり…
2008.09.30
XML
ブロードウェイの翻訳ミュージカルですが、
なんだか、面白いけど不満の残る感じではありました。
後述しますが、正直、向こうでヒットせずクローズした理由はわかるかも。

ただ、トウコさんがトップになってから、
やっと観れた本公演なんで、最初出て来て歌ってるだけで、
若干泣きそうになった(笑)。
いやー、長かった・・・。私にとっては(笑)。


「シトワイヤン、行こ~う!!」とはオスカルがバスティーユへ向かう時、死ぬ前に発する
ヅカファンにとってはかなりお馴染みの台詞ですが。

集団ヒステリーが国中を襲っているフランスで、
貴族側からの話しなので、かなり皮肉混じりに使われています。

ディケンズの二都物語の世界ですね。
罪のない貴族までもが貴族というだけでギロチンへ送られる時代。
ここでも亡命先はやはりパリからロンドンです。

二都物語も宝塚では二回、舞台化されていますが、
フランス革命による亡命だということはかなりぼかされていました。


でも、ここではかなり冒頭にはっきり「シトワイヤン」と皮肉で使っていて
冒険だなーとは思いましたが、やはり。小池氏相当気を使ったみたいです。

その後もわざと、何度もフランス革命を想起させる台詞を繰り返します。

これは良かったと思うな。

視点が変われば正義も変わると。

ただ、ベルばらはアントワネットからの視点もありながら、
貴族ながら民衆に、革命に身を投じるオスカルもいて、
正直、どっちが悪い!とかなかったんだよね。

同じようにこの話しも展開するのに、最後だけ急に、勧善懲悪的になって、


ショーブラウンは革命の夢を信じたシトワイヤンなわけじゃん。
自分の今していることは、正しいと信念に基づいて動いてる。

異常な執念のように見えるけど、
レミゼラブルでジャンバルジャンを執拗に追い詰める
ジャベールのような人であって、ただの小悪党とは違う。
ならば彼にとって、もっとふさわしい最後があったと思うんだよ。
それに、あれじゃぁ、パーシーがシャルル王太子に
「殺してしまっては血で血を洗う争いは終わらない」って言っていたのとも矛盾。
だって、彼の末路は絶対ギロチンだもん。

このジレンマ、実はわざとじゃないか思う。
小池先生が、わざといい最後を用意しなかった気がしてならない。

全編通して思ったのは、最も魅力的なのはショーブラウンだということ。

いろいろな要因があるかもしれないけど、1つは、彼が一番書き込まれている。
「なぜ、革命こそが正しい」と信じているかということ。
貧しい路地裏で生まれたという生い立ちの彼が、
どれだけ貴族達に理不尽な目に遇わされたのだろうかというのは、想像に難くない。

それに対し、パーシーは「なぜ、命をかけてまでフランス貴族を救うのか」
これがあまり明確ではない。それを理解していたからこそ、
小池氏は「ひとひらの勇気」という新曲を依頼したのだろけど、
辛酸を舐めて、心の底から革命をと望んだであろうショーブラウンと、
たかだか自分の「ひとひらの勇気」という正義感のために動くパーシーじゃぁ、
よっぽどショーブラウンの方が生きているんだよね。

それに味方の数多すぎ(笑)。
若手の有望株に役をつけなくてはいけない宝塚の宿命はわかりますが、
スカーレット・ピンパーネルの一味が9人もいるのは多すぎでしょー。
せめて5人で良いよ。1人1人の役割が分散されていて、陰薄いし。
その影響がパーシーにまできちゃっているし。
魅力的なライバル、ショーブラウンを相手にするには、ちょっとねぇ。

それから、ミュージカルにおける音楽。
トウコさんは、普通に歌の上手な人だから、きちんと発声で音階を下げているんだよね。
だから、逆に言うとソプラノは訓練次第で出るし、
たぶん普段の男役声はテノール?ぐらいなんだろうと思う。
普段はオリジナルに作ってもらうからそれで良いのだけど、
元々男声用に書き下ろされた曲をアレンジするとどうしたってキーがキツイのだろう。
もちろん、それを男役用に編曲するのは劇団の音楽の先生達は手慣れたものだけど、
それでも、かなり曲自体の難易度も高そうだし、正直、キツそうだなぁと何度か感じた。
逆に宝塚用に書き下ろされた新曲は最も良い歌に聞こえていて、音階って本当に大切な気がする。

それに引き替えショーブラウンのれおんくん。
彼女はたぶん、低い声で話したり歌っているうちに低くなった(潰れた)タイプに感じる。
(間違ってたらゴメンナサイ)
だからこそ、逆にトウコさんより低いキーは出しやすいのでは。
音階の幅はないけど、低いところだけなら上手に歌える。
もともとダンスが得意でリズム感は異常にいいわけだから、
訓練して、歌もそれなりに聞こえるようになった。
全編通して、曲が声にあっている。
この辺も、れおんくんに分があると思う。

そして何より、個人の持ち味の問題は大きい(笑)!!
トップになったらそりゃー、真っ白な役柄もこなせなくてはいけないけど、
トウコさんは、どう考えたって、陰鬱なのが魅力。
ああいう正義漢はダメだろう~(笑)。
絶対シャベールを主役に据えて、トウコさんにして、
滅び行く理想を描いた方が、かなり良い作品になったと思う。

だから、なんだか際だって目立つのがショーブラウンなんだよね。
ここで最後まで美学のまま散ったら主役が取られる!!
だから、くだらない最後に、わざとしたんじゃないかと思えてし方がない(笑)。

それに、夫婦のすれ違いがくだらなすぎて。
あのドロドロっぽい三角関係が宝塚っぽいと思って買ったのだろうけど、
いやー、それ違うでしょ・・・。
ドロドロの三角関係にすらなってないよ。
なんか、お互い勝手に勘違いして、勝手に思い込んで。
ホントにお互いのこと好きなの?
むしろ宝塚ならば、もっと早くに妻はスカーレット・ピンパーネルの正体を知るべきだし、
知りつつ、でも夫にはその事を悟られないように支えた方がよっぽど宝塚っぽいのになぁ。


で、なぜ、あちらでヒットしなかったのが分かる気が・・・と言ったかといえば、
良いなと思った部分のほとんどが宝塚用に加えられたもしくは改変された部分だから。
シャルル王太子を救う、というのは原作になった小説の続編のエピソードらしく、
オリジナルミュージカルにはないんだそうで。
でも、この話、そのエピソードがなかったら、大して面白くない。
それに追加された曲「ひとひらの勇気」。
これはかなり良い曲。そしてこれがないと、パーシーの行動の信念が意味不明。
それに、ずっと最後まで良い使われ方をするし。

この辺の潤色する力はさすが小池先生だなぁと。

あ、それにアンサンブルは死ぬほど上手だよね!
「マダム・ギロチン」と「栄光の日々」は魂ゆさぶられた。
宝塚の数の多さをちゃんと使い切る方法を知ってるよ。さすが。

長くなったので、続きはまた今度。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.10.01 01:08:58
コメント(0) | コメントを書く
[宝塚・ミュージカル] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: