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2009.01.15
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カテゴリ: 映画・DVD
ナルニア国第二章。
前昨同様、面白かったですね。

今回はカスピアン王子が主人公。
っていうか、ストーリーは超平凡です。

でも面白いなと思う。

最初、ペペンシー兄弟の長兄(ピーター)が前作から全然成長していないことに笑ったのだけど、
よくよく考えたら、思春期描写ですね。
前作で大人になるまでナルニア国にいたのに、突然ロンドンに引き戻され、子供に戻る。
一年間をロンドンで暮らしたわけだけど、

そこで突然ナルニアに引き戻され、大人としての自分を、王としての自分を示そうと
稚拙な作戦で戦いに挑み、結果沢山の仲間の命を失う。

同時に、血統柄正統な王位継承者でありながら叔父に王座を奪われたカスピアン王子。
自分の私憤とやや他力本願な考え方から、白い魔女に取り込まれそうになる。

ピーターとカスピアン王子、2人の王。
2人ともぶつかり合いながら失敗をして本当の成長を遂げる。
ピーターが愚かすぎという感想を結構見かけたけど、
大人のそれも王として扱われていたのに、急に子供扱いになって、
やっとその力を発揮できる!というチャンスになったら誰でもそうなるだうなと。
それこそ思春期の葛藤だと思うしね。

ナルニアは大人になると異世界からは戻ってこれないらしい。


だからスーザンの成長もさりげなく描かれている。
今回、カスピアン王子とほんのり恋愛模様があるんだけど、
これはどうも原作にはない描写らしい。でもあえて入れたのは
スーザンの成長を描きたかったからだろうなーと。

スーザンもスーザンで実は現実のロンドンになじめず、

カスピアン王子に対しても心を閉ざしていたけど、
徐々に心を開いて「恋」を知る=大人になるかなぁと思った。
単純すぎっちゃそーなんだけど、必要な描写だったんじゃないかなぁ。



第一章がかなり聖書に沿った内容だった(キリストの受難から復活)のに対し、
今回はそういうイメージはあまりないかな?
でも、最後にアスランが出てきて全てを解決しているなら最初から出てこいという反応はお門違いでは。
アスランは王の王。創造主の息子であり、その世界の住人達が自分たちの力で
立ち向かおうとする勇気をずっと試していたわけで、
それを示せないならば滅亡してもいたしかないと考えていたんだろう。
というか、必ず勇気を示すと信じていたとも言えるかも。
本当に自分たちの世界を守りたいと感じたときに、救いの手を差し伸べるのだと思う。

ルーシーの「私がもっと早く勇気を出せれば」という問いに対し、
アスランの「過ぎた事は仕方がない」という答え。
その勇気は簡単には出ないから勇気なのであって、兄弟達の絆でもあると思う。
アスランはずっと試していたわけだから、やっとその時が来たということだろう。

姿は見えずとも、ナルニア人の心にはずっと彼がいて(良い意味でも悪い意味でも)、
その存在は常に漂っているわけだから、最後に少しだけ姿を現すというのは
とても効果的な登場の仕方だと感じた。


全体的に子供向け感はぬぐえないし、CGも微妙にショボイ。
でも、大人が見てもわくわくできる良質のファンタジーであることは間違いないと思う。





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Last updated  2009.01.15 22:59:41
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