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2008年01月12日
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カテゴリ: 能楽・謡曲
前後に色々あって書き込みが遅くなってましたが…
国立能楽堂で、「羽衣 舞込」を見てきました。
シテは、香川靖嗣(喜多流)さん。

可愛かった。
とんでもなく、可愛かった。

羽衣、と言うのは昔話にもある、比較的ポピュラーなオハナシ。
天女の忘れた羽衣を漁師が拾う、羽衣なくては飛行できぬ天女は天に帰れず…というエピソード。
昔話だと…漁師は羽衣を隠して天女と結婚するのだけど、しばらくして彼の持ち物から羽衣が発見されて天女は天に帰ってしまう…というちょっと悲しいお話になったりしてますが。
能だともっとハッピーです。


最初に、誰もいない舞台に松の作り物が出されて、そこに羽衣に見立てた装束が一枚かけてあるのですが、これが真っ赤。
これだけで、もう可愛い天女を期待してしまいます。
装束の色って、かなりキャラクターに関係する重要事項だと思います。
これが白い羽衣だと、今日は清楚な天女かな、気高い天女かな、美人さんだろうな…なんていろいろ妄想するところですが。
真っ赤。絶対、可愛い。天真爛漫かも。純真なお目目で「偽りなきものを」なんていわれた日には、見ている私だってドキドキしちゃいますよ!!?

…やっぱり妄想全開です。

かくして、登場したシテは、やっぱり可愛い。
面の顔立ちも可愛らしいし、しぐさもなんだか可愛らしい。
中身がいい年の男性だなんて信じられないくらい、可愛らしい。
例えその声が、紛れもなく男性のそれであっても。
私なんかより、ずっと女らしくて、かわいらしい。


面の周りに、二重あご状態でお肉が見えていたって、ちっとも気にならないわけです。
ほんとに、すごいのです。
ああ、見に来てよかったなあ。
「舞込」という小書き(特殊演出)もよかったです。通常、舞台の隅へ行って、そこでトントンと拍子を踏んで、天へあがりました、ということにして終わりにし、橋掛かりという袖へ続く舞台のような通路のようなところをしずしずと歩いて引っ込んでいくのですが、この場合は橋掛かりをくるくると舞いながら進んでいき、舞台袖へ入っていったところで終わり。
より、演劇っぽい感じでした。



「おじいちゃーん、返してもらったから、着せて~♪」
と、空耳が聞こえてしまった、ちょっと駄目なワタシ。





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最終更新日  2008年01月21日 15時46分25秒
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