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私が仙台在任中の39年~42年の頃は、キャバレー華やかなりし時代でした。
仙台には、ソシュー、クラウン、ニュータイガーという3大キャバレーがあり、
それぞれかなりの数のホステスが在籍していました。
会社の接待関係では、ほとんどの企業が、このキャバレーを利用していましたので
建設会社にとっては格好の情報収集の場だったのです。
人気のあるホステスを秘密諜報員として会社から手当てを出していろんな会社の
建設情報を盗み出すわけです。もちろん各社がやっていますから、競争相手の
手先のホステスの調査もする必要があり、まさに情報戦争の現場だったわけです。
また一流芸能人のショウも毎週ありましたので、それ目的のお客さんも多かったと思います。
私がお客さん接待の時、出演していたのが、朝丘雪路とバーブ佐竹でした。
ちょうどバーブ佐竹の「女心の唄」が昭和39年にヒットした直後だったので幸運な出会いでした。
あの特異な顔と魅力的な低音がかもし出す、女唄の切ないムードがたまりませんでした。
私が好きなのは「ネオン川」です。今でも私のカラオケには欠かせない愛唱歌です。
”誰がなずけた川なのか 女泣かせのネオン川........"
夜の歓楽街で苦労して生きてきた女性の涙を誘う歌詞とメロデイーが好きで、
歌詞を噛みしめながら歌うと、3分間のドラマの世界に没入します。
最近、昔のキャバレーと同じ「ニュータイガー」という看板をよく見かけますが
全て巨大パチンコ店です。
キャバレーの雰囲気が懐かしく感じられる70歳の冬の1日でした。