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「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
たけき者もつひには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ」
「天下の乱れん事を悟らずして 民間の愁(うれ)ふるところを
知らざつしかば久しからずして 亡じにし者どもなり」
現状の日本の混乱ぶりをみると、ふとこの一文が
頭に浮かびました。
かって世界一の経済大国と名指しされた日本が
バブル崩壊後噴出する諸問題に政治も右往左往し
様々な改革事案も何一つ成就せず、国民を無視した
政争に明け暮れています。
「盛者必衰」と言えば、古代ローマ帝国、スペイン、
近代の大英帝国の衰亡が注目を浴びてきていますが
今の日本の状況は20世紀初頭のイギリスの状況に
近いと指摘する人がいる。
20世紀初頭のイギリスの特徴
1.都市生活を享受する若者
2.海外勤務を嫌う人々
3.海外旅行の大ブーム
4,温泉ブーム
5.イベントだらけの生活
展覧会、博覧会、スポーツ競技大会他
6.古典から離れて軽薄な趣味へ
7.文字よりマンガ
8.健康への異常な関心
9.新興宗教の隆盛
10.女性進出の現象
11.グルメブーム
(中西輝政著 「なぜ国家は衰亡するのか」より)
なお医学博士石原結實は、日本ではグルメブームの食の乱れが
健康を害し、1~10を起こす大きな原因だと主張する。