閑古鳥の巣箱

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小市民伯爵

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2006.12.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ローゼンメイデンの特別編がイブにやっていました。
内容を要約するとこうなります。

問:なぜ水銀燈はあのような歪んだ性格になってしまったのですか?
解:全ての原因は真紅の傲慢さにありました

水銀燈は生みの親である「ローゼン」に未完成のまま放置された
人形でしたが、元々の性格は内気で弱々しい子でした。

一方真紅は「ローゼン」に贔屓されていて能力的にも非常に高く、
自分の夢のためならあらゆる犠牲を厭わない好戦的な子でした。
蒼星石も同じく好戦的な性格でしたが、真紅はプライドの高さから、

蒼星石はあくまで「結果」に拘っていました。

そんなある日真紅の元に第一ドールである水銀燈が瀕死状態で現れます。
蒼星石ならドールと分った地点で即座に切り捨てる所ですが、
真紅は身体の不自由な水銀燈に手を差し伸べリハビリに付き合います。
真紅の契約者であるサラは、真紅が水銀燈とばかり過ごすようになったため、
嫉妬心から水銀燈の存在は快く思っていませんでした。

水銀燈の「お父様」への執念もあって自分一人の力で歩けるようになった頃、
事件が起こります。いつものように蒼星石との決闘に出かけた時、
水銀燈も着いてきてしまったのです。当然、蒼星石は第一ドールと
分かった地点で容赦なく一刀両断します。ここからは台詞で。

蒼「お腹がない…?どういう事なんだ」


  おそらくお父様への思いだけで動いてしまった可愛そうな子。
  ローザミスティカを持たないいずれ消えてしまう人形…
」

銀「そんな…!嘘よ!私はローゼンメイデン。
  お父様に作られた第一ドールよ!」

紅「 どうして来てしまったの。 どうしてサラの所にいてくれなかったの」



紅「人形として幸せになれるように。 世話をしてあげたのに。
  ここに来なければサラの人形として幸せに過ごすことが出来たのに」

銀「・・・!」

紅「 あなたはもう…死んでしまった (冷たく言い放つ)」

銀「真紅…真紅・・・助けて…!あぁぁぁぁ…」

紅「・・・(憐れむような目)」

蒼「どうして最初に本当の事を教えてあげなかったの」

紅「言えるわけないじゃない。 あなたは本当はお父様に会える子じゃないなんて 」

蒼「嘘をつくよりましだと思わない?」

紅「・・・」

いったんは消滅したかと思われた水銀燈でしたが、どういうわけか
お父様こと「ローゼン」は水銀燈にドールの力の核となる
「ローザミスティカ」を与え復活させます。

一方蒼星石と翠星石は契約者の寿命が尽き掛けているため契約を破棄し、
眠りにつきます。戦う相手がいなくなったため真紅も眠りにつこうとしましたが、
水銀燈のフィールドに迷い込んでしまいました。驚く真紅。以下台詞。

銀「真紅…ふふふ、驚いた?」

紅「嘘…」

銀「驚くに決まっているわね。あんなことがあったのだから」

紅「どうして・・・」

銀「私、やっぱりローゼンメイデンだったの。ほら、ローザミスティカもここに」

紅「そんな・・・そんなこと」

銀「今度こそ胸を張って言えるわ。私は水銀燈。
  ローゼンメイデンの第一ドール。よろしくね、真紅」

紅「 嘘よ…あなたがローゼンメイデンなんて…そんな事… 」

銀「どうして?」

紅「だって、 あなたはまだ未完成じゃない。作りかけの…可愛そうなドール。
  ローゼンメイデンは究極の少女。アリスを目指されて作られたドール。
あなたは…私達とは違う… 」

銀「やっぱり…そうなのね…」

紅「え・・・」

銀「私の事ずっとそんな風に思っていたのね。
  やっぱりあなたは私の事をそう思っていたのね。
  自分より劣る可愛そうなドールだと」

紅「それは…」

銀「優しい言葉をかけたのも、手を差し伸べてくれたことも。
  私を憐れんでいただけ。上から見下ろして満足していたんでしょう」

紅「…違う」

銀「自分が上だと、自分がお父様に愛されていると。
  そう思って、私を笑っていただけなんでしょう…」

紅「それは違うわ…私は…」

銀「うるさい!嫌な女…少しばかり恵まれて生まれただけなのに…。
  たまたまうまく作られただけなのに。私の存在なんて
  あなたの価値を高めるだけだった!」

紅「違うわ!私はせめてサラの元で幸せに暮らせるように思って…」

銀「それが私をバカにしていると言っているのよ。
  私をローゼンメイデンと認めてくれていなかった!」

紅「だってあなたは!」

銀「あなたみたいなドールがアリスになれるわけがない!
  アリスになるのは私…!あなただけがお父様に可愛がられた?
  抱きしめられ、見つめられ、お父様に愛されている?
  そんな幻想…打ち砕いてあげる…お父様が愛しているのは…
  本当に愛しているのは…私よ!!」

水銀燈は真紅が「お父様」からもらったブローチをちぎって奪うと、
力いっぱいに握り締めて粉々に砕いてしまう。
我を失い悲鳴を上げながらその破片をかき集める真紅。
不敵な笑みを浮かべる水銀燈。

紅「お父様から頂いたものなのに…お父様の愛が詰まっているのに…」

銀「あははははは、あははははは」

紅「どうして・・・どうして…」

そして遂に本音が出る。

紅「ジャンクのくせに…」

銀「・・・なんですって!?」

紅「 作りかけのジャンクのくせに…ジャンクっ!! 」

銀「うわぁぁぁぁぁ」

と、このように元を辿れば真紅に原因があるのです。
ドールを「人間」と置き換えればいかに酷いかが分かります。
「障害があれば人間ではない」「美しくない」「可愛そうな人」と
決め付けているのと変わらないのだから。

しかし、確かに真紅は酷いし水銀燈が怒るのももっともな話なのですが、
「自分より劣っているものを見て、安心感や優越感を得たい」というのは
誰しも持っているものです。真紅は正直に口に出しすぎるのがいけない。

でもこれでいろいろな疑問がすっきりすると思います。
なぜジュンは登校拒否なのに真紅は「学校に行け」と言わないのか。
行っては困るからです。常にダメ人間を傍に置き見下して、
優越感を味わいたいのですから。
そういう意味では前の契約者である「サラ」はしっかりしすぎていて
内心面白くなかったのでしょう。
だから、サラよりも水銀燈の相手をする方が楽しかったに違いありません。

でもジュンはジュンで真紅をバカにしている面があるのです。
お互いがお互いをバカにしあって奇妙なバランスを取り合う。
そんなダメ依存の関係。少しは反省し互いに成長はしているのですが、
ちょっとの事ですぐに元に戻るのでそう簡単になおりそうにないです。

しかし、それはそれでいいんじゃないかと思うのです。
相手を見下し自分の安定をはかるタイプと付き合う場合、維持出来るのは

1「相手を天使だと信じて疑わず、差し伸べる手にすがり続ける」
2「自分を見下そうとする相手をこちらからも見下す」
3「自分を見下す相手を力ずくで屈服させる」

この3パターンしかありません。1は一度疑いの目を持ったら
難しいですし、3は果てない闘争に身を投じることになります。
そうなると自分の自我を守るには2しかないと思います。

だから、水銀燈も真紅に負い目を感じず、こちらからも
見下してしまえば良かったのです。虚勢にしかならないかも知れませんが





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Last updated  2006.12.25 04:15:13
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