自分が生きているうちはTV電話なんてものには無縁で過ごしたかった。
しかし近年、iPhoneのFaceTimeやオンライン会議やら何やらで、映像を伴う通信を求められることが多くなった。
困ったこともある。
まず寝ぼけ眼や寝間着姿では出られない。少なくとも鏡を見て身だしなみを整え、髪に櫛くらいは通すべきだろう。
だから事前に連絡し、準備してもらわねばならない。一刻も早く連絡を取りたいときは、意外に使えない。
コロナ禍でリモート取材に応じていた人が、うっかり立ち上がりパンツだけしか履いてないのがばれて噴飯なんてのも困る。
次に背景の選び方だ。
無地の背景はつまらない。難しい本の前に座っていれば格好は付く。
私のように自宅を仕事場にしている人は気を使うと思う。仕事場風にしているなら良いが、後に仏壇があったり、幼子が動き回ったりしていると、一気に仕事モードが解除されてしまう。
それでも相手の表情を見ながら話せるので、気持ちが伝わりやすいのは確か。
若い恋人たちは毎日同じ顔を見て話し、夢から覚めることは無いのだろうか?
昔のマドンナに数十年ぶりで連絡し相手の顔を見た時、一体何と言えば良いのだろう。
「若い頃と変わらない! 今でも綺麗」と言う事に決めておけば、問題なさそうだな。

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