四葉になりたいクローバー

四葉になりたいクローバー

・試練




~さらに母の反対を押し切って同棲を続けた~

私は、
まだ母の気持ちがわからなかったんだ。

私は今度子供ができたら、
どんなことがあっても結婚しよう。

そう決めていた。

そして私が
彼の願いよりも
母の願いを受け入れ中絶をしたことで、
悲しい思いをさせてしまった彼にそのことを告げた。

すると

翌年

再び赤ちゃんができたんだ。

母とは、あれ以来
連絡をとだしていたが…。

突然、一方的に披露宴の招待状を贈ったんだ。

今度の母の怒りは
すさまじいものだった…。



でも、



私は、初めて赤ちゃんが出来た時、うれしかった

でも母は悲しんでた…




私、受け入れてほしかった…。

喜んでほしかったんだ…。




あれから




母は私に中絶をさせたことで
とても複雑な心境だった…。

彼と別れてほしくて、
帰ってきてほしかったに違いありません。

母が私を理解してくれなくて、私は
反発心でいっぱいでした…。

そして私は
母にこういいました。

「私は、中絶のとき、お母さんと同じ女性、

同じ母という立場をほんの少し味わえたんだ。

母が望む通り、中絶を選んだのは、

‘最後’に従った‘子供’として
当たり前のことだったからなの。

だから

そのことを
後悔してほしくないし
自分をせめないでほしい…。

今度は私、
赤ちゃん、産むよ…。


この言葉で

私は
生まれて初めて母に反抗したんだ。

…すると母は

私が
大人の女性だということを理解したのです。

あなた…大人になったのね…
私はいつまでもあなたが私の子供だと思っていたの…

そう言って

母は翌日の披露宴に現れたんだ。

後悔と

幸せな気持ちを

沢山もって…。

私は、
母の子でよかった…。

永遠に
母の子でありたい…



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*後悔をするならば、罪悪感を持つべきではない*

お互い、失敗から学び、得るものを身につけるんだ。

著:島影 盟より


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