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カテゴリ: 海外
今日は嫁さんがグロッキー。疲れたといって、1日寝ていました。

そこで晩飯は、大阪へ遊びに行った娘を、駅に迎えに行った帰りに買い物して、ネギトロ+めかぶ+納豆の丼。ネバネバ一杯丼で、嫁さんも元気が出たようです。

ということで、今日は格好の読書チャンス到来!
以前ブログに書いた" 駐日インドネシア大使からの贈り物 "として頂いていた、大使の著作本、
"インドネシア人外交官の目から見た日本" を一気に読破した。

実はこの本を読むのに珍しく非常に時間が掛かった。日本語訳があまり上手で無かったせいもあるが、内容が史実に充実に基づいた日本-インドネシアの歴史が中心であったので、途中何度も読み返す必要があった。

一言で内容を表現すれば、「外国人に日本史を学んだ!」と言えます。



確かに、日清・日露戦争の勝利で、日本が勘違いして世界制覇を目指し、そしてアメリカに最後に叩きのめされた、そんな流れを学んだ記憶がありますが、これはかなり戦勝国のアメリカによって着色された歴史だったと理解しました。

アメリカは、共産国であった、中国・ロシアが最大の敵国で、ペリーが来日後、日本と友好外交を結び、地理的に日本がそれらの国々の動きを牽制する、前衛国と位置づけていた。ところが、日本は他に類を見ない短期間で、一大工業・経済大国を築き上げ世界の列国に名乗りを上げ、またその中国・ロシアに戦勝した日本が今後益々増大する事を恐れ、外交的に袋小路に押し込んでいたようだ。

具体的には資源の無い日本に対しての兵糧攻め。石油や鉱石の輸出を停止し、日本をどんどん追い詰めていった。またそれは、日本のみならず、ドイツ・イタリアへも。その3カ国が同盟を結ぶ。しかし、その袋の一部に退路をわざと作り、それがハワイの真珠湾。日本の奇襲は、アメリカが日本を攻撃するための罠に近い戦略であった。

日本は開戦にあわせ、まずその資源の確保に、南アジアのインドネシアに向かった。当時オランダ領であったインドネシアは、何も抵抗無く全面降伏。統治国オランダとの戦争もあっさりかたずけ、インドネシアのみならずフィリピン・マレーシア・ミャンマー等の南アジア諸国を、開戦後たった3ヶ月で占領してしまった。ところが、これもいわゆる戦略。それらアジア諸国も既に、イギリスやオランダの植民地として長く統治され、独立の機会を探っていたところに、日本の世界大戦布告。日本の短期間の敗戦は既に見えていたので、戦略的に降伏し、むしろ日本軍の力(兵器・教育)を利用し、日本の敗戦を待って独立する準備を進めていたようだ。日本軍も、将来的な独立を確約した上での侵略戦争であるとの説明をしていたらしいが、筆者はそれが真実では無いと記している。

そんな第2次世界大戦も想定以上に長引いてしまったので、アメリカは最終兵器を使ったし、当時の"侍魂"は、常識を覆す活躍であった。
終戦により、アジア諸国は、ほぼ同じ日、8月17日に独立する。近代国家の始まりである。日本もアメリカの占領下が長く続きながらも、驚異的な速度で復興を遂げ、また武力以外の方法、経済力で世界の大国にのし上ることが出来た。

最後に筆者は、元来日本にとってのインドネシアは、アジアの地球資源供給源という位置づけが強かったが、近年は石油も純輸入国となってしまった。また日本の若手官僚もアメリカ・イギリスで教育を受け、いわゆる西洋のほうばかりを見ている。また、インドネシアの若手官僚も同じく、西洋地域で教育を受け、日本よりむしろアメリカ・ヨーロッパの方を向いている、事を憂いている。

私はそんな、一般の人が向いていない方向に、自分が向いている事に、うれしさを感じる。私は、帝国主義時代の日本が、世界に対して何をされ、何をしてきたのか、そんな歴史の部分が欠けておりながら、世界でビジネスを進めていた。これからもっと歴史を学んだ上で、アジアを見て行きたいと感じました。

日本人必読の一冊です。





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Last updated  2006年06月04日 22時27分43秒
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