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式の翌日は祝日だから家族でゆっくりして21日にはカンボジアに戻るつもりのショートステイが、まさかの飛行機がキャンセル。あっという間、今日まで約半年。
これほど長く日本にずーっと滞在していたのは、大学4年の時以来。
大学4年の8月、初めてNGOのボランティアでカンボジアに出かけた。
その後は、翌年2月までカンボジアを行ったり来たり。
1993年2月中旬に日本人退去命令が出たカンボジアから帰国後も、3月アメリカ、8月ソビエト崩壊後のロシア、国連大学サマーキャンプ、10月からまたカンボジアと、国内外を転々と。
この頃から私の海外生活が始まった。
思えば、あっという間の30年。自分のしてきたこと、見てきたこと、そして考えたこと。どこにも記してこなかった。
周りの人に自分の過去をとやかく言われたくないとの思いで記録を残さない主義だったが、この年になって、ようやく自分のしてきたことを書き残しても良いのかと、すこしづつ記すことにした。
アリの目。
常にアリの目線で地面を眺めるように足元を見つめている。
どなたが言われたのかとても響いている言葉「ゴミを跨ぐ大人になるな。」
ゴミが見えているのに見ないふりをする確信犯。
見えていてもゴミと気づかない過失犯。
全く見ていない自己中心者。
いずれも自分が目指す大人像には程遠い。
目指すのは些細なことでも、自分に関係がなくても、そうすることで社会や地域が良くなるかもしれないと思える心。
足元を眺めて歩いているとゴミ以外の素敵な発見もある。
たとえば季節の草花の美しい開花だったり、地面で必死に活動している小さな虫の美しい姿だったり。
とてもささやかな発見だけれど、地球と一体感が持てる瞬間。
本来自分もこの地球のちっぽけなかれらと同じ生き物。
増長していた人間としての傲りから引き戻してもらえる。
こんなささやかな一行をつづっていきたい。
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