古河市がんばれブログ

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2010年01月30日
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カテゴリ: ふるさと自慢
冬はあたたかく、なかなか雪が降らない古河地方ですが、こちらには日本で初めて雪の研究をした土井利位(どいとしつら)というお殿様がいました。彼はオランダの『格致問答(かくちもんどう)』という書物に影響を受け、顕微鏡で雪を観察し、183種類もの結晶をスケッチし、20年分の研究成果を『雪華図説(せっかずせつ)』、『続雪華図説』という書物に著しました。

古河歴史博物館「雪の殿様・土井利位」展雪の結晶の顕微鏡写真
『雪華図説』は大名や公家への贈答用として使われ、庶民の読むものではなかったようですが、越後の商人、鈴木牧之(すずきぼくし)が『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』という雪国を紹介する著書の中で転載されて以来、雪のデザインは土井利位の官位にちなみ、大炊模様(おおいもよう)と呼ばれて、江戸中に大流行したということです。

右側の写真は、『雪華図説』ではなく、雪の結晶の顕微鏡写真です。古河歴史博物館では、本年も1月と2月に「雪の殿様 土井利位」というテーマ展を催していますが、その休憩所に置いてあった雑誌に載っていました。雪の結晶を世界で初めて人工的に作った雪氷学の権威・中谷宇吉郎(なかやうきちろう)博士も、論文の中で『雪華図説』の科学的正確さを絶賛されているそうです。

今回の展示では、中谷博士関係の展示がかなりされているのが特徴です。「雪は天から送られた手紙である」という言葉は中谷さんの名言です。私は今まで、雪の結晶の美しさと街づくりの関係に目を奪われていましたが、科学的にもこんな大きな意味があったのだと、この機会に、もういちど、学ぶことができて良かったと思いました。





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最終更新日  2010年01月31日 01時56分40秒
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