せったかせわねかせってみろ

せったかせわねかせってみろ

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

ひろ4005

ひろ4005

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

コメントに書き込みはありません。

Freepage List

2010年01月15日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
樋口一葉のような超有名作家についてこんなところで一家言めいたことを述べても
意味が無い。
だから彼女の作品に特有の「哀しみ」について少しだけ。

父親や兄達を失い、一家を支えなければならない身になった奈津(一葉の本名)が
直面した困難はとても大きなものだった。
明治という時代の中での女の身分の軽さ、現実問題として大きく立ちはだかる金銭面の
不自由さ。
彼女は怪物のような困難と、文筆で立ち向かおうとした。
小説を書くことによって生活に必要な金をかせぎ、母親、弟、妹を救おうと必死になった。

夢がいくつも輝きかけ、恋や女としての幸せの屈折と共に現実が自分を窒息させる。

「にごりえ」は彼女の内面を写している。
遊女「お力」の身の上は奈津の内面に他ならないし、馴染み客の朝之助に言われた「出世を望むな」
という言葉は彼女が恐れる不成功(作家としての)を表しているようだ。
お力のせいで没落した蒲団屋の源七一家。その女房の「あわれさ」とお力の訴える「哀しみ」が
シンクロして響いてくる。
冷厳な現実という不可解なしろものと格闘した奈津。
貧しい身の上から遊女となり、現在の自分におそれおののくお力。
お力のせいで亭主がダメになり、没落してしまったとなげき、離縁を言い渡される女房。
最後にはこの世の破局へと向かってしまった源七とお力。
彼女たちを責めさいなむ見えない怪物。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010年01月15日 22時16分09秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: