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kugutsushi

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2008.05.04
XML
カテゴリ: Python
Enthought Python Distribution (EPD) の新しいバージョンが出ている (Python 2.5 ベースになった)。Enthought Python は一言でいうと科学技術計算系のライブラリてんこ盛りのヘビーパイソン。

以前は無償だったのだが、新しく無償のオープンソースライセンスに加えて、 Enthought Python Distribution - Enterprise Edition が加わっている。商用利用や政府の利用の場合は、$99 となった。 ActiveSate の ActivePython のようにビジネスで利用する場合のサポートを受けられるようになる。有償のライセンスができたのは、



ということで、お金払うからサポートしてよという企業の声に応えたもので、個人利用や学術利用で、サポートがいらなければ、フリーのままだよと。

Enthought Python は、以前は Windows 版だけだったのだが、新しく Red Hat Linux 用のバイナリがすでに公開されていて、次のものに対応するようになったようだ。

  • Windows (32-bit)
  • RedHat Linux (64-bit x86)
  • SUSE Linux (64-bit x86, Itanium)
  • Ubuntu Linux (64-bit x86)

対応プラットフォームは、ActivePython の方が MacOS、Linux、Solaris、AIX、HP-UX と幅広いが、Enthought のよいところは、標準の Python に加えて、NumPy、SciPy、Enthought Tool Suite (ETS)、Traits、Mayavi、Chaco、Kiva、Enable、Matplotlib、wxPython、Visualization Toolkit (VTK) といった数値演算、2D、3D のモジュールが最初から入っていること。 こんなものがはいっている (普通に使う ipython、や PIL、Graphviz, matlib, Reportlab, MySQL-python のようなものも入っている)。

なので、Enthought Python をインストールすれば、その手のものがまとめてインストールされるのでとても便利。個別にこれらをインストールしていくのは、けっこう大変。easy_install とかでインストールできるようなものも増えてきたが、数多くのモジュールがちゃんと整合性をもって動くようにテスト済みなので、特に企業などでまともに使おうとしている場合にはメリットになるだろう。ただし、あれこれ入っているのでとっても大きい。インストーラーが 179MB と、 標準の Python の 10.8 MB の 17倍近くの大きさ

ちょっと Django を使ってみたいだとか、TurbGears だ Pylons だとか、そういうウェブ系のものをやりたい人にはメタボリック状態なのでオススメできない。

で、これだけあるものを自分で管理しようとすると、大変なことになるって想像つくでしょw 自力で Windows 版と Linux 版のバージョンをそろえて同じように動く環境を維持しようとしたら、もう大変なこと。ZODB3 みたいなものも入っているし、使わない人はまったく使わないとかいうものもたくさん入っている一方で、必要なものはたいてい入っているので、まとめて入れちゃえ管理はまかせたという感じになる。

何はともあれインストールしちゃったので、これから Windows では Python 2.5 をメインに使うことになるかな。しかし、まあ、大きく育っちゃったなぁ。でも、これまで使っていた、Python 2.4 の大きさを見てみたら、674MB とかになっていたw 使ってないものもかなり多いのだけど、まとめてインストールしておくと、ちょっと試すときにインストールの手間なく試すことができるところが好きなのだけど、冷静に見てみるとやっぱりでかいなぁw

挑戦しようと思って挑戦していないのが、 Mayavi (3D)とか、 Chaco (2D)で、これを使わないと、ほんとうは、そこまでディスクを食うようなものいれとくのは何なのじゃないのということもあるのだが。

高度なビジュアルモデリングとかやっているのでなければ、ここまですごいのは、ほんとは必要じゃないのだけど、せっかくなので、これまで使っていなかったものも含めて Enthought Python 探索やるかな。

とりあえず、まとめとして、Enthought Python は科学技術計算やビジュアルモデリング等をやる人に最適。でも、 BioPython は入っていないのでバイオ系の人にはまだ不足のはず (バイオ系はまったく分からないので BioPython は中身もぜんぜん知らない私)。Web 系などで軽量な Python の使い方を考えている場合は問題外。標準の Python に必要なものだけインストールした方がいい。けれども、デスクトップならあまり気にしないでまとめてインストールできるので楽ちんなので、ちまちまあれこれインストールするのが面倒な不精者にはお勧め。

ちょっと中を見る。swig とかどこいっちゃたんだと思ったら、\Python25\Lib\site-packages\swig-1.3.31.0001_s-py2.5-win32.egg にインストールされるようになっている。mingw とかどこいったと思ったら、mingw-3.4.5.0001_s-py2.5-win32.egg にインストールされている。\Python24\Entought に以前はあったのだが、深いところにはいってしまった。

不便になったはずはないので、どうにか使うとこれが便利になるような構成になっているんだろうな。んー、以前はよく分かっていなくても独立したところにあったから分かりやすかったのだけど。まあ、個別のアップグレードのときには easy_install 一発でアップグレードとかいうところがメリットになるのか。



そういえば、 Python Magazine の 4月号が出ている。

  • Driving into the Gene Pool with BioPython
  • A Database in the Cloud
  • Portable Data with PyTables
  • scripting Xcode with Python

ということで、そっち方面の人はかなりおもしろいんじゃなかろうか。

ちなみに、A Database in the Cloud は Google Data API の話。 PyTables は Enthought にも入っている。


なかのひと






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Last updated  2008.05.04 20:54:54
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