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震災報道で、「72時間の壁」という表現に気付かれた方は多いと思う。
救助のタイムリミットは災害発生後72時間、この3日間が生死を大きく分けるという。
私がこの言葉と、瓦礫の中で生存者を捜す「災害救助犬」を知ったのは、「阪神・淡路大震災」。
スイスから来てくれたレスキュー隊が始めてだ。
いち早く救援に来てくれたのに、入国許可が下りず、GoldenHour72がムダに費やされた、
そう記憶する。
その年、大震災を目の当たりにした関西で発足したのが、「日本レスキュー協会」。
検疫の問題も含め、「72時間」を勝ち取るためには、国内での「災害救助犬」育成が
絶対条件だと、民間の有志達が立ち上がったのだ。
東日本大震災では災害の大きさに力及ばず、それでも、救助犬と訓練士たちは
厳しい環境にも係わらず、持てる以上に頑張った。
寡黙に任務を遂行する犬たちには、深く感謝するだけで報いる術がない。
本当の気持ちを言うと、災害救助犬たちの活躍の場はない方がいいんだと思う。
消防隊員や自衛隊員が出動する、「非常事態」なんかない方がいいように。
平時、「日本レスキュー協会」では救助犬ではなく、セラピー犬が活躍する。
この子達は救助犬とは別種の才能を持ち、異なる訓練を受ける。
真っ直ぐな瞳で人の心を見上げ、暖かい背中で人の心を慰めるのだ。
馬、イルカ、様々な動物セラピーがあるように、この子達もそっと私達に寄り添い、
優しく労ってくれる。
子供のための施設、お年寄りのための施設、どこでも彼らは出張し、
対象者に限らず、そこで働く人々、家族の疲れまでも、セラピー犬達は和ませる。
日本レスキュー協会から引き取られ、施設専属の飼い犬となった子達は、
職員さん、対象者さん、ご家族さん、みんなの環を取り持って、みんなを幸せにする。
人間って、一人では生きていけない。人間だけでは、生きていけない。
人間には、人間では癒せない孤独、そんな物をどこかに持っているのだ。
だから、セラピー犬達には活躍できる場が、もっともっとたくさん、あるといい。
セラピー犬が必要、そんな場所が本当は、もっともっとたくさんあるはず、なのだ。
日本レスキュー協会は、色んな方のご理解とご協力を必要としています。
月に一度、訓練風景や施設の見学もできます。
貴方だけのセラピー犬、セラピー猫、欲しいでしょ? そんな方は、コチラ。
被災地からやって来た。だからこその、強運の持ち主もいます^-^
水際で救われたこの子達の強運を我が手に。それが可能なのは、あなただけ(笑)
一人でも多くの方が、「セラピー人間」となって下さいますように。
そして、危険に怯まない救助犬たちと訓練士さんの勇気に、感謝と称賛を。
日本レスキュー協会の HPは、コチラ。