走るクマさんの部屋

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タホ湖50kmトレラン

タホ湖 RIM エンデュアランス トレイルランニング



  実施日 2011年7月16日(土)


★夏休みを利用して、アメリカネバダ州のタホ湖RIM エンデュアランストレイルランニングの50kmに参加して来ました。

★タホ湖は、カリフォルニア州とネバダ州にまたがる標高1899m、湖の面積500km2周囲114km、水深501mの大きな湖で、周囲の山々は、夏でも積雪しており、数多くのトレイルコースがあり、スキー場もたくさんある有名なリゾート地です。
レースは、100マイル・50マイル・50kmの3種目で、100マイルは、朝5時にスタート、50マイルと50kmは朝6時にスプーンナ・レイク公園(Spooner Lake)をスタートします。

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スタート地点


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スタートに備えて整列



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出発前



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スタートに備えて整列


★1週間前までレース開催日が日曜日と勘違いしており、前々日に現地入りする予定でしたが、実際は土曜日スタートだったので、タホ湖近くのネバダ州の州都カーソン・シティに着いたのは、前日の夜11時でした。眠る時間も無く朝4時に近くのホテルの送迎バス乗り場に集合し、スプーンナ・レイク公園のスタート地点へ移動し、出走の受付を何とか済ますことができました。スタートのラインがどこにあったのかわかりませんでしたが、合図とともに後方からスタートしました。


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スタート地点を歩くランナー


★272名がエントリーしている50kmの部には、若いランナーが多く、272名がエントリーしている50kmの部は、なんと半数は女性ランナーでした。


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私も気合が入っています


★最初は広い緩やかな上りのトレイルを走り、しばらくすると、細くなり傾斜も急になり、ランナーは一列になって走りました。前を走る男性ランナーは64歳だとのことですが、地元からの参加であるためコースを熟知しているようで、効率の良いコース取りで走っていました。


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地元のベテランランナー


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地元のベテランランナー


★300mほど登るとマーレット(Marlette)・レイクの湖岸に出て、しばらくなだらかなコースを走ります。マーレット・ピーク(2676m)への登りは急で厳しいですが、壮大なタホ湖や周辺の山々が見渡せました。



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カラフルな女性ランナーが多い




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最初の登り

★10km地点にエイドがあり、コーラやスプライトなどの飲み物と、サンドイッチやフルーツやポテトなど軽食を補給することができました。エイドを出ると急な坂となり、ところどころに雪渓が現れ、雪の上をトラバーバスしました。



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夜明けのマーレット湖を望む

★マーレット・ピークとハーレン(Herlan)・ピーク(2694m)の間は、雪渓とアップダウンの繰り返しですが、気持ち良く走ることがでしました。ツイン(Twin)・レイクへの下り坂が4km続きました。



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最初の雪渓を渡る

★ツイン・レイクに近づくと、コース折り返してきた50kmのトップランナーとスレ違いました。こちらはやっと18kmを走ったところですが、トップランナーはもう29kmも走っています。



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★ハーレン・ピークを下ったところに、タネル・クリーク(Tunnel Creek)にエイドがあり、ここから、山小屋レッドハウス(Red house)まで500m下り、またこのエイドに戻ってきます。折り返してきた多くのランナーが、すれ違い様に励ましの言葉をかけてくれました。

★途中水量が多くなった小川が2ヶ所現れ、渡るためには、膝まで浸かるしかなかったため、3日前に積雪対策で、急遽購入したゴアテックスのトレランシューズの中も、水浸しとなりました。ゴアテックスは、防水性は優れますが、排水性が悪いため、私だけがポチャンポチャンと靴の中で水の音をたてながら走っていました。

★レッドハウスのエイドで給水を済ませると、後はひたすら登りです。走ると両足がつってしまい歩くのがやっとで、ペースダウンしましたが、やっとタネル・クリークのエイドに戻ってくることができました。

★ここから100マイルと50マイルのランナーは、別のルートでさらに遠くにいきますが、50kmのランナーはスタート地点のほうに戻って行きました。

★マーレット・ピークの麓のエイドを過ぎると、往路とは違うルートとなり、スノウバレイ(Snow Valley)・ピーク(2808m)への200mの登りを駆け上がりました。ピーク下のエイドで、50マイルのエリック・ワイナイナに似た黒人のトップランナーエリックさんに追い越されましたが、やはり走るスピードが全然違いました。スノウバレイ・ピークからは、ゴールのスプーンナ・レイクを目指して、ひたすら下りが続きます。

★やっとスタート地点までたどり着いたのですが、湖の周りをさらに走った湖畔がゴール地点でした。下りを飛ばしたため、脚がガクガクとなり、バテバテでゴールにたどり着きました。






★素晴らしい景色を楽しみましたが、時差ぼけの眠さと暑さで走り抜いた8時間53分のレースが無事終わりました。

★完走賞として距離と高度を描いた盾を受け取り、ボランティアの奥さん(ご主人は今100マイルを走っているとのこと)の車で、50kmを完走した女性ランナーとともにホテルまで送って貰いました。奥さんのお別れの言葉は、「是非来年も参加してね」でした。今度は念願の100マイルに挑戦しょうかなと心が動かされたアットホームの素晴らしい大会でした。



コース図

コース図



タホ 自画像

歩かずにチャンと走っています

【タホ湖トレイルランレースのアプローチ】

空路:日本~サンフランシスコ空港(10時間)~リノ空港(1時間程度)

リノ空港~カーソンシティ(プラザホテル)タクシーで1時間(100ドル程度)

【タホ湖トレイルランレース制限時間】


    100マイル 制限時間 35時間 完走:65名/エントリー:114名

      50マイル  制限時間 16時間30分 完走:121名/エントリー:178

      50km   制限時間 14時間 完走:194名/エントリー:274名

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