くまみっちーの森

 妊婦の栄養・1

妊婦に必要な栄養


理想の体重増加
出産までの体重増加の目安 = 約 8kg
一般的に、赤ちゃんの体重が 3kg、胎盤や羊水・血液や水分の増加量が 3kg、
出産前後の授乳のための栄養の蓄えが 2kgとされています。
つまり、 6kgを超えた分は 余計な脂肪が自分に蓄積していくだけなのです…。
*
~ BMI指数で見る 体重増加の目安 ~  .
  ・標準体重 = 身長(m) 2 ×22  
  ・BMI = 体重(kg)÷身長(m) 2

     BMI <18     …10~12kg増
     BMI =18~24 
… 7~10kg増
     BMI >24    
… 5~ 7kg増
BMI指数の標準値・・・22.0 
18.5未満
 やせ
18.5~25未満
 標準
25~30未満
 肥満
30以上
 高度肥満

妊娠中に体重が増え過ぎてしまうと、たんぱく尿やむくみ、高血圧といった
「妊娠高血圧症候群 (妊娠中毒症) がおこりやすくなってきます。
*
また、尿の中に糖が出て 一時的に糖尿病に近い状態になる「妊娠性糖尿病」
がおきると、赤ちゃんが 4kg以上の巨大児に育 ってしまうこともあります。
皮下脂肪が増えると産道の周囲にも脂肪がついてしまい、産道の伸びが悪くなり
お産が難産になる可能性もあります。…という訳で、太り過ぎには要注意です!
*
エネルギーの摂取(総カロリー)
非妊時 BMI 24 以下の妊婦 : 30kcal×理想体重(kg)+200kcal/日
非妊時 BMI 24 以上の妊婦 : 30kcal×理想体重(kg)/日
塩分の摂取
1日あたり 7~8g (通常 10g)
水分の摂取
健康体の場合は特に制限は無いが、1日当たり 1500ml 以上が望ましい。
(1日尿量500ml 以下だったり肺水腫の人は、前日尿量に500mlを加えた程度で)
たんぱく質の摂取
理想体重×1.0g/日
脂質と糖質の摂取
動物性脂肪と糖質は制限し、高ビタミン食を心がける。
海草中のカリウムや魚油、肝油(不飽和脂肪酸)、マグネシウムを
多く含む製品には 高血圧予防効果があるとも言われている。




「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)」 について

 妊娠高血圧症候群 とは?
   妊娠20週以降、分娩後12週までの間に、高血圧がみられるか
   高血圧とタンパク尿の両方がみられる場合を言います。
 妊娠中毒症発症のリスク~こんな人は かかりやすい
   ・過去に妊娠中毒症にかかった事がある
   ・高血圧、慢性腎炎、糖尿病にかかった事がある
   ・家族に高血圧の人がいる
   ・高年齢(35歳以上)で出産する
   ・初めて出産する
   ・肥満である
   ・塩分の多い食事をしている
   ・過労やストレスを感じている
 次の事に気を付けましょう
   ・体重増加は 1ヶ月に 1kg程度の増加を目安にする
   ・塩分の摂り過ぎに注意する
   ・適度な有酸素運動を心がける(家事・散歩など)
   ・ストレスを避け、ゆったりした気持ちでいる




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