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昨日の夜、沖縄から兵庫に戻ってきました。沖縄もこの時期としては珍しく寒かったけど、関西の寒さにはぶるるです。大学に帰って深夜の12時ごろに帰ろうとしたら、なんと雪が舞っているではありませんか。寒かったぁ。そして今日は、朝から大学近くの加東市立三草小学校へ合唱の指導をしに行きました。ちょっと校長先生と知り合いで、卒業式の6年生の合唱を見てきました。6年生は1クラス20人ほど。でもとっても元気に「旅立ちの日に」を歌ってくれました。三草小学校は全国でも珍しい、校地内に茶畑のある学校です。小学生たちはPTAや地元の方々の協力でお茶を栽培し、収穫して製品を作り、PTAの組織を通じて販売もしています。校長室でいただきましたが、とても美味しいお茶でした。現在の校長先生は、ただお茶畑があって体験をできるだけでなく、それをもっと積極的に教育につなげていこうと考えて、子供たちに「三草茶」をPRするパンフレットを作らせて、それを道の駅など各所に置いています。そのパンフ、コンテンツは子供たちの手書きの説明や絵、それに写真などで構成されていますが、きれいにレイアウトして、印刷はきちんとした製品印刷です。1部いただきましたが、かなり読み応えがありました。それから近隣の社(やしろ)高等学校の生活科学科と連携して、お茶を使ったお菓子や料理のレシピを開発して、販売も行っているそうです。小学生と高校生が一緒にお菓子を作っている写真もあって、微笑ましかったです。こんな風に公立の小学校でも、先生方の工夫と人脈の活用、やる気で、いろいろなことができるのだなあと、とても感心して帰ってきました。以上、加東市立三草小学校訪問のレポートでした。(この内容はツイッターに連続投稿した文章をまとめたものです。)
2011年03月10日
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兵庫教育大学芸術系音楽コース第29回定期演奏会です。 前回の記事で書いた音楽コース演奏会は、オーディションで選抜された主にソリストのための演奏会でしたが、こちらの演奏会は学生主導で行われていて、コースの全員が参加します。学年ごとの演奏(「出し物」(笑)と呼んでいます。)があって、有志のソロや、部活系の演奏もあって、賑やか。教員はどちらかと言うとサポート役です。 くま先生は最後のステージ「全体合唱」で指揮をします。 曲は三善晃先生の、 「クレーの絵本 第1集」混声3部ピアノ付きバージョンです。 詩は谷川俊太郎さん。 谷川さんがポール・クレーの絵を見て想起した言葉を詩にして、 三善先生がその言葉を音楽にしました。 私たちがそれを演奏して、 聴いたお客様の心にはどんな絵が描かれるのか。 何人もの心の動きを経て、一体何がそこに生み出されるのか? 興味津々です。 会場は東条コスミックホール、 中ホールで残響が素直な、とても良いホールです。 先ほど会場での練習を終えました。 6月から取りかかって、週2回の昼休みの30分を費やして、 少しずつ音取りをして、その音を整えて・・・・。 長い道のりです。 特に今年はくま先生が担任をしている学年(3回生)が、 幹事学年なので、その一生懸命さもつぶさに見てきて、 もうすでに、なんとも言い難い気持ちです。 明日はどんな音が鳴るか、楽しみ。 そして頑張ってきた彼らにとって、最高の一日になりますように!
2011年02月05日
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明後日はわが兵庫教育大学芸術系音楽コースの第8回演奏会です。 今年の会場は神戸市立灘区民ホール。 くま先生にとってはコロフェスタ2001で三善晃先生の講習会を行った、 とても思い出深いホールです。 その灘区民ホールで、今回は、 その三善晃先生の、 「クレーの絵本 第1集」ピアノ伴奏混声三部版を演奏します。 合唱は音楽コースの学部生、大学院生、総勢60名ほど。 他コースの学生もオプションで参加しています。 普通、たとえば音楽大学の定期演奏会で合唱の演奏と言えば、 授業で日ごろから積んできたものを披露する、というのが決まりですが、 兵庫教育大学の場合は、実はそういう形の授業がありません。 学年を縦断した形の授業がないのです。 というわけで、この「クレー」を歌う合唱団は、 事実上、「お昼休み合唱団」です。 なんか中学生みたいで良いでしょ。 だいたい6月くらいから、毎週火曜と木曜のお昼休みに、 八角堂という芸術棟で一番大きな部屋に集まってきて、 30分の練習を行います。 昔はぜ~んぶ練習の面倒をみたものですが、 最近はくま先生がいなくても、 ある程度は自分たちで練習をしてくれます。 ありがたや(^.^) さすがに教育大学で、将来は先生になろうという子たちですから、 やり方さえ覚えてくれば、きちんとできます。 そういうものなんだなぁ、と感心しますね。 さて、演奏ですが、 普段はあまり合唱を深くやっている学生たちではありませんが、 そこは音楽が好きでこのコースに来ていますので、 なかなか質の良いコーラスをします。 指導の仕方ひとつだなあ、と思います。 わかりやすいこと、 どこか、思いを乗せていけるポイントを見つけること。 必要なところでは全力を出させること。 「クレー」は詩が難解ですからね。 言葉に感応する感性があれば、 歌っているうちに何か気付くはず。 あえて、あまり説明はしないようにしています。 音楽表現に集中して。 プログラムの解説に書いた文章を、一部抜粋しておきます。 わざと、ちょっと難解に書いてみました(^_^;) **************** クレーの絵は抽象を超越して深い感情のひだに分け入っていく。 谷川はその感性で捉えたクレーの感情から「祈り」を抽出してみせる。 三善の音楽はその「祈り」に音の衣をまとわせる。 三善の言う「痛みから歌いだす祈りの言葉」。 私たちにできることはただ歌うだけだ。 痛みと、絶望の向こうに、 しかし一縷の希望があると信じることは、 人間に残されたわずかな自由だ。 ****************** さて、どんな演奏になりますやら。 ちなみに、この合唱団での演奏は、 2月6日に東条文化会館コスミックホールでも行います。
2011年01月12日
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桜組第3回演奏会が間もなく、1月9日(日曜日)にあります。 女声アンサンブル桜組はくま先生が長年指導している、 共立女子高校音楽部のOGで作っている合唱団です。 本体の高校音楽部は近年部員が減ってしまって、 ちょっとたいへんな状況なんだけど、OGたちは元気です。 人数は15人ほどと多くはないんだけど、 そこはやはり、高校で3年間みっちりやっているだけのことはあって、 歌うことそのものへの障壁が少ないというか、 少しぐらい難しいものでも、すんなり歌いこなすところはさすが。 今回はフォーレの小ミサ曲、 信長さんの「思い出すために」、 鷹羽弘晃さんの「立原道造の詩による四つの心象」、 それから三善晃先生の「三つの抒情」を歌います。 鷹羽さんの曲は、リサーチはしてないけど、 あんまり歌われてはいないんじゃないかな。 少なくとも僕は他人の演奏は聴いたことがないです。 「三つの抒情」は、 共立音楽部の卒業生は全員歌える、という曲で、 まあ、愛唱曲みたいなもの。 「三つの抒情」が愛唱曲、とか言うと、ちょっと笑えるけど。 結成5年目にして3回目の演奏会です。 まあ、順調かな。 レコーディングとか、他所での演奏とか、 音取りが早いこともあって、 くま先生としては、いろんなことに使い倒しているので。 泣き所は演奏会をやってもお客様が少ないこと。 皆さま、もしお時間がございましたらおいでくださいませんか。 女声アンサンブル桜組 第3回演奏会 1月9日(日)15時開演 オリンピック記念青少年総合センター小ホール チケットは1000円です。 どうぞよろしくお願いいたします。
2011年01月05日
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今度の日曜日はさいたま市文化センターでコンサートに出演します。 主役はあの「会いたい」の沢田知可子さん。 ミュージックファイルinさいたま Gift for you~沢田知可子が贈る聖夜の音楽隊 くま先生は総勢200人の女声コーラスの指揮&歌、で出演します。 で、このコンサート、前半がお芝居仕立てになっていて、 クリスマスに新米サンタさんが繰り広げるお話、という設定なのです。 そこでくま先生はなんと「トナカイ」役で出演するのです。 この「トナカイ」、しかしただものではありません。 サンタさんの敏腕マネージャーとして、 子供たちへのプレゼント配達に腕をふるっているのです。 しかし現代の子供たちはなかなか大変です。 ある子供に「何が欲しいの?」と尋ねると、何と答えは「世界平和!」 え? ですよね。 またある子供は「離婚届」。どきっ! お父さんとお母さんがケンカばっかりするので、 二人が幸せになるには離婚するしかないと思っているようです。 さてこのような現実に直面して、新米サンタさんとトナカイさんは、 いったいどう対処するのでしょうか・・・・。 と、まあ、こんなお話です。 舞台では沢田さんがナレーター役と新米サンタさん役をこなしながら、 音楽と歌でお話をつづっていきます。 そこに200人の女声コーラスがからみます。 そしてなんといっても見ものは子供たちのダンサーズ。 もう、かわいいのなんの・・・。 エンジェルたちが登場したら、大人はもう目を細めっぱなしでしょう。 年の瀬ではありませすが、 コンサートを聴いて心を温かくしたい方、 優しい気持ちになりたい方におススメです。 特に普段忙しいお父さん、お母さんにぜひ聴いていただきたい。 平成22年12月19日(日) 開演 15:00 さいたま市文化センター 大ホール 全席指定 3,500円 残念ながら未就学児は入場不可です。 チケットは上記のサイトからご注文いただけます。 さいたま市文化センターは、 JR京浜東北線・武蔵野線南浦和駅から徒歩10分ほどです。 先日総練習があり、これは絶対に楽しい本番になる!と確信しました。 でも事務方の人にお聞きしたら、 まだ席には若干余裕がある、とのこと。 これは絶対に満席にしたい演奏会なのです。 みなさん、どうぞ足をお運びください。 よろしくお願いいたします。
2010年12月16日
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最近、まったく更新してなくてすみません。さて気づいてみれば、週末は合唱団ひぐらしの定期演奏会。 今回は、いろは・・・・と数えて17番目の「れ」。 というわけで、「いろはのれ」です。 チラシの画像はこちら。(兄弟合唱団の轟さんのHPです。)くま先生は第1ステージの、 トマス・ルイス・デ・ビクトリアの作品集と、 ひぐらしの団員(現在は団友?)の作曲家、 魚路恭子さんの新作を指揮します。 実はひぐらしがルネサンスの宗教作品を演奏会で取り上げるのは、 本当に久しぶり。 ずいぶん前に無謀な企画をやって、ぜんぜん駄目だったので、 それ以来敬遠していましたが、 久しぶりに正面から取り組んでみることにしました。 ルネサンス時代の作品とは言え、 ビクトリアはやはり情熱の国スペインの作曲家。 熱い演奏をしたいものです。 魚路さんはオーケストラの作品などでも評価の高い、 若手の中でも力のある作曲家の一人です。 今回の新作「愛について」は、 いろいろな意味で、 ひぐらしとのかかわりを持って生まれてきた作品です。 そのあたりの経緯は、 ぜひご来場の上プログラムを読んでいただきたいと思います。 かかわりがある、と言っても、 決して私小説的なテイストを持っているわけではなく、 芸術作品としてのはっきりとした骨格と輝きをもっています。 それだけに十全に演奏することはなかなか簡単ではないのですが。 思いの大きさに負けないだけの演奏がしたいと念じています。 他の2ステージは清水昭さんが指揮をします。 間宮さんの「インヴェンション」と、 信長さんの「ノスタルジア2」。 どちらもひぐらしには割とお得意と見られているジャンルかも。 それからここだけの話(?)、 アンコールで信長さんの新作を演奏します。 これは詳しくは書けませんが、乞うご期待! どうぞ皆さま、日曜日には杉並公会堂まで、 足をお運びください。 ************* 合唱団ひぐらし第17回定期演奏会「いろはのれ」 2010年7月4日(日)16時開演 会場:杉並公会堂大ホール(荻窪駅より徒歩5分) 入場料:全席自由1500円 ■第1ステージ ビクトリア合唱曲集 Ave Maria Ne Timeas,Maria O magnum mysterium 指揮:野本立人 ■第2ステージ 合唱のための12のインヴェンションより 間宮芳生(作曲) 獅子舞 まいまい のよさ 天満の市は でいらほん 指揮:清水昭 ■第3ステージ 愛について~吉原幸子の詩による~(改訂初演) 魚路恭子(作曲) うらみうた むじゅん 誕生 あたらしいいのちに 指揮:野本立人 ピアノ:菅原綾 ■第4ステージ ノスタルジア2~日本語に着替えた外来歌~より 信長貴富(編曲) 大きな古時計 すみれの花咲く頃 一週間 旅愁 線路は続くよどこまでも 指揮:清水昭
2010年07月01日
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22年度NHK全国学校音楽コンクールの、 課題曲紹介番組の収録が終わりました。 くま先生は、今年は高校の部女声の指揮をしました。 合唱団はNHK東京児童合唱団、ピアノは浅井道子さん。 放送は22日(月・祝)朝の10時から、 再放送は4月1日(木)朝の9時半から、1時間番組です。 詳細は下記のWEBで。 ↓ Nコン2010番組情報 2年前はアンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓、十五の君へ」(中学女声)、昨年はいきものがかりさんの「YELL」(中学女声)。今年のタイトルは「いのち」です。作詩は谷川俊太郎さん、作曲は鈴木輝昭さんです。 とってもいい曲ですよ。
2010年03月20日
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宝塚で、といっても歌劇関係ではありません。宝塚市では知る人ぞ知る「国際室内合唱コンクール」が行われています。宝塚市の誇るベガホールで、ほぼ毎年行われ、今年は25回目になります。くませんせいは同じ県内の兵庫教育大学で教員をしていることもあり、数年前からそのコンクールの理事をしています。で、22日はそのベガホールで発声講習会をしてきました。「国際コンクール」は海外と全国から合唱の頂点を極めに集まってくる催し、一方でこの「発声講習会」は地元の合唱団の皆さんを対象に、いわば底辺拡大、技術および意識の向上を目指した催しということになります。しかも今回が第1回目。責任重大です。およそ250人の方々が集まってくださいました。ほとんどは現在合唱団に所属して歌っていらっしゃる方々ですが、中には合唱をやってみたいんだけど、そのきっかけに、という方もいらっしゃいました。主催者のお話では、申込みが殺到してお断りするのに苦労されたのだとか。このような講習に対してはとてもニーズがあるということがはじめて分かったということは、大きな収穫だったと思います。講習はまずリラックスのための軽い体操から。歌を歌うという行為はある意味発散方向ですので、やはりある程度の開放感がないと上手くいきません。そのため、なるべくいらぬ構えを取らせないように、いかにスムーズに声を出すところに持っていくかが鍵です。「声をあてる」ということを中心に、いろいろなパターンで発声練習を続けていきます。そして「埴生の宿」の二声部編曲版を題材に、実際の歌の中で、発声法をどのように活かしていくかということを学びます。さらにあらかじめ用意しておいたレジュメで、今日の内容を確認します。そして若干の質疑応答を行って、講習を終了しました。終了後のアンケートやロビーで皆さんを見送ったときの感想は、なかなか良かったみたいです。「またやってほしい。」と書いてくださった方がたくさんいました。よかった。ほっと一息。合唱をしようと思うと発声法というのは基本中の基本です。それだけに難しいという印象もあるし、これでいいのかなぁ、となかなか自信を持てない部分でもあるようです。でも、発声法のことを考えながら歌っていると、感情や音楽の意味を伝えることが後回しになってしまうし、なにより、聴いている人にはつまらないものです。だからできるだけシンプルに考えてほしいし、目標を見失わないように日々、積み重ねていってほしいと思います。発声法を会得することは、あくまでも、音楽を表現するためのアイテムを手に入れることであって、それが目標ではないからです。「言うは易し、行うは難し。」ですけどね。
2010年02月22日
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明日は勤務校の兵庫教育大学音楽コースの定期演奏会です。例えば音大の定期演奏会だと、それぞれの専門についてオーディションがあって、選ばれた学生だけがソロを出来る、というようなものですが、教育大学、しかも初等教員養成のみの単科大学である我が兵教大の場合はちと違います。まあ、言ってみればハイレベルな学芸会(校内音楽会?)といった感じです。アットホーム、みんな元気、共同作業、みたいなキーワードが浮かんできます。大学院生まで含めて、各学年の出し物(?)があり、希望する学生のフリーの演奏があり、コース所属学生全員参加の合唱あり、という具合。さすがに教育大学の中でも音楽大好きなメンバーの集まりですから、それなりにハイレベルですが、音楽大学のように「しのぎを削って」というような緊迫感はなく、どちらかというと楽しくみんなで作りました、という感じ。くま先生はその中の合唱を指揮します。今年の演目は「童謡・唱歌」です。花 (滝廉太郎、富澤裕編曲)村の鍛冶屋 (作者不詳、信長貴富編曲)童謡メドレー (作曲者いろいろ、源田俊一郎編曲) チューリップ ちょうちょう ぶんぶんぶん どんぐりころころ 大きな栗の木の下で アイアイ おもちゃのチャチャチャ 思い出のアルバム里の秋 (海沼実、平吉毅州編曲)みかんの花咲く丘 (海沼実、石若雅弥編曲)そしてアンコールに用意したのは次の2曲。故郷 (岡野貞一、富澤裕編曲)明日 (谷川俊太郎作詩、寺嶋陸也編曲)今回のこだわりは、本編の各曲の編曲者を全部違う人にしたこと。これによってマンネリを防ぎ、学生の皆さんにはいろいろな編曲のスタイルを勉強してもらおうと思いました。「童謡メドレー」では歌だけでなく振付もあって、総勢60名余りが踊ります。とっても可愛いですよ。今回合唱曲ではなく童謡や唱歌を採りあげたのは、やはりこれから教壇に立つことになる学生の皆さんに、こんな歌を覚えていてほしいからです。もしかしたらある時、自然に口をついて出てくるように。子どもたちと一緒に歌えるように。あるいはさびしくなったときにそっと歌えるように。童謡は唱歌は世代を超えて共有されるべきものだと思います。大人も子供も、老いも若きも、一緒に歌える歌があるって素晴らしいことだと思います。だって、一緒に歌っているときはまさしく一緒に生きているのだから。人と人は繋がっていてこそ、何か意味のある存在に成り得るのだから。そして今回は最後の最後に一曲だけ合唱作品を入れました。それが寺嶋陸也さん作曲の「明日」です。この曲は千葉県合唱連盟の第60回合唱祭を記念して委嘱作曲されました。詩は谷川俊太郎さん。 ひとつの小さな約束があるといい 明日に向かって ノートの片隅に書き留めた時と所 そこで出会う古い友達の新しい表情こんな感じです。詩は6節に別れていて、寺嶋さんはそれを節ごとに少しずつ変形していく、いわゆる変形有節形式で作曲しています。この変形有節によって、少し知っているメロディーなのに、どこかいつも新しくてワクワクする、という効果が得られます。そしてそれが谷川さんが書いた言葉にいつも沿っている。寺嶋さんといえば自身もピアノの達人として有名ですが、この曲のピアノパートも素晴らしい。もちろんこれも各節でパターンを変えていきます。童謡・唱歌を歌ってきて、最後にこの「明日」を歌うと、なんだかとっても良い気持ちになるらしく、学生の皆さんは口々に「この曲、大好き!」と言ってくれます。選んだ自分としては、ちょっと鼻が高くなる気持ちです。明日は良い演奏会にしたいと思います。兵庫教育大学音楽コース定期演奏会平成22年2月6日 14時開演(13時半開場)会場: 兵庫教育大学講堂 入場無料
2010年02月05日
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共立女子高等学校音楽部第30回定期演奏会のお知らせ 2009年3月29日(日曜日) 開演 14時00分 (開場 13時30分) 場所 共立講堂(地下鉄「神保町駅」下車、A8出口より徒歩1分) 入場無料 第1ステージ アヴェ・マリア曲集 グレゴリオ聖歌 パレストリーナ ブラームス コチャール ほか 指揮:野本立人 共立女子高等学校音楽部 第2ステージ THE STANDERD[日本の歌編」 富澤裕 編曲 故郷 浜辺の歌 花 荒城の月 鯉のぼり 指揮:布施奈緒子 ピアノ:国安玲奈 共立女子高等学校音楽部・共立女子中学校音楽部 第3ステージ サザンオールスターズ・セレクション 信長貴富 編曲 希望の轍 YAYA(あの時代を忘れない) TSUNAMI HOTEL PASIFIC 心をこめて花束を ピアノ:山本 英 共立女子高等学校音楽部 第4ステージ 女声合唱とピアノのための「三つの抒情」 三善 晃 作曲 或る風に寄せて(暁と夕の歌より) 北の海 ふるさとの夜に寄す 指揮:野本立人 ピアノ:吉田慶子 共立女子高等学校音楽部・OG どうぞ、お越しください!
2009年03月23日
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去年からNHK全国学校音楽コンクールの課題曲紹介番組で、 紹介演奏(いわゆる放送初演)の指揮を担当していますが、 今年もそのお仕事をしてきました。 例年は、まずラジオ放送やCDのために音だけを録音して、 そのあと日を替えてテレビ収録をしていたのですが、 今年はNHKのふれあいホールで、 お客様にも入っていただいて、 公開収録という形でまずテレビ収録を行い、 その日のうちにラジオ用の音を録音するという手順でした。 というわけでテレビの音は一発収録!! ヒヤヒヤしました。 くま先生は、冒頭にまず、 昨年の中学校の部の課題曲だった「手紙」を指揮し、 そのあと今年の中学校の課題曲の、 「YELL](エール)という曲の女声合唱版を指揮しました。 手紙は去年放送初演を担当した曲で、 ご存知のように、 その後アンジェラ・アキさんご自身も、 紅白で歌うなど大ヒットしましたので、 そのおかげで今回特別に演奏することになり、 くま先生にその役が回ってきました。 今年の中学校の課題曲は、 いま中高生に人気のバンド、いきものがかりの作詞作曲です。 ずーっとE-mollの、見た目には暗い音の曲ですが、 歌ってみるとなかなか入れ込める、 真剣に歌える作品になってます。 中学生にとってはかなり歌い甲斐があるのではないかなあ。 テレビ放送は3月27日の朝、9時からだそうです。 ラジオでは、解説というか、 演奏のポイントもしゃっべってます。 以下、放送に関する情報です。 ●Nコン関連番組 「春だ!ジャンプだ!合唱だ!~Nコン2009開幕~」 NHK教育テレビ(全国放送)平成21年3月27日(金)午前9時~10時 NHK教育テレビ(全国放送)平成21年4月 3日(金)午前9時30分~10時30分 「課題曲を歌おう」 NHK-FM(全国放送)平成21年3月31日(火) 午前10時~11時 「拝啓 旅立つ君へ~アンジェラ・アキと2000通の手紙~」 NHK総合テレビ(全国放送)平成21年3月27日(金)午後7時30分~8時42分 関連番組情報のページはこちらです。 ↓ http://www.nhk.or.jp/ncon/pr_info/index.html そして、Nコンの公式サイトはこちらです。 ↓ http://www.nhk.or.jp/ncon/
2009年03月23日
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前にも書きましたが、9月に名古屋で、小児がんの子どもたちのチャリティー公演「ごえんなこんさぁと」を行います。このコンサートは女優の竹下景子さんとの協働で、小児がんの子どもたちと、その家族や医療関係者の方々を支援するため、コンサートの収益と募金を寄付しようという趣旨で行います。内容は、竹下さんの朗読と筧千佳子(わんこ先生)のピアノによる、「葉っぱのフレディ -いのちの旅」。これには美しい映像も付きます。そして、絵手紙の創始者・小池邦夫さんの「童謡をかく」とともに、歌とバイオリンで演奏する、「童謡の世界」。星野富弘さんの詩による歌曲「二番目にいいたいこと」(なかにしあかね作曲)などなど。盛り沢山で、楽しくて、感動的な、そんなコンサートにしたいと張り切っています。名古屋の方、お近くの方、そしてちょっと遠い方でも、ぜひぜひお越しください。
2008年08月23日
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島根県出雲市で行なわれた、全日本合唱コンクール島根県大会の審査員をしてきました。16日(土)の夕方出雲空港に到着。県外からの他の審査員は福岡教育大学の岩崎洋一先生、作曲家の信長貴富先生のお二人。島根県はいま、全国的にもレベルが高く、特に中学校の部は島根県を1位で抜ければ、中国大会はおろか全国大会でも金賞が取れると言われるくらいです。島根県の合唱の特徴は、なんと言ってもその声の良さ。どの団体も、とてもよい声で歌います。それもただ良い声というのではなく、なんと言うか表現力のある声なんですね。そして高いレベルで切磋琢磨しているので、音程などの面でもきっちりと合わせてきます。ですから優劣を判断するのはかなり大変なことです。審査員としては疲れるけど楽しいコンクール、と言えるかもしれません。残念な部分はと言えば、声の良さがどちらかと言うと喉の良さに由来しているためなのか、ちょっと身体を使えていないこと、音楽的な掘り下げ(音への意味づけ)がもう一つ、という辺りでしょうか。繰り返しますが、全国的に見てとても「レベルが高い」という、大前提を踏まえた上での話ですけど。現地の先生方との交流、審査員同士の会話も含めて、とても楽しいコンクールの審査でした。おまけですが、帰りの飛行機では、隣にたまたま乗り合わせた、お母さんに連れられた、とってもかわいい1歳4ヶ月の男の子と、ずうっと遊びながら帰ってきました。楽しかった。若いお母さんも、とっても素敵な方で、子供と遊びながら会話を楽しみました。おかげでとっても気持ちの良い旅になりました。
2008年08月18日
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ちょっと日が過ぎてしまいましたが、8月3日(日)に無事、「ごえんなこんさぁと in 東京」が終わりました。どうもありがとうございました。おかげさまで、暑い日にもかかわらず、たくさんのお客様においでいただきました。感謝、感謝です。懐かしい方にもたくさんお会いしました。終わったばかりではありますが・・・・・。「ごえんなこんさぁと」はこれから、小児がんの子供たちのためのチャリティー・コンサートとして、新しいスタートを切ります。今年は9月に愛知県名古屋市~滋賀県安土町へツアーを行ないます。日程は以下のとおり。9月13日(土):名古屋市公会堂9月14日(日):名古屋・宗次ホール(昼・夕2回公演)9月15日(月・祝):安土町文芸セミナリヨ出演は女優の竹下景子さん、テノールの辻裕久、ソプラノの西由起子といったくま先生の同級生たち、ヴァイオリンの奥村智洋さん、名古屋市在住のテノール歌手の神田豊壽さん、名古屋少年少女合唱団のみなさん、滋賀県在住のクラリネット奏者の若代孝三さん、そして私くま先生こと、バリトンの野本立人、わんこ先生ことピアニストの筧千佳子などなど。手前味噌ですが、楽しい、盛り沢山の演奏会です。現地近くの皆さまにはぜひお越しいただきたいと思います。あと、関東からも応援ツアーに参加してくださる方々を募集しています。また、いろいろと情報をアップしていきますね。
2008年08月05日
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8月3日(日)に開催の「ごえんなこんさぁと」題する演奏会。 前回の日記で紹介した、くま先生の奥さんの、わんこ先生の発案で、 神奈川県の二宮町でやってきた演奏会を、 今回は東京で行ないます。 会場は亀戸のカメリアホール。開演は14時です。くま先生が、なんと太鼓を叩きながら童謡を歌っちゃったりします。 必見。いや、必聴。 出演者は他に、メゾソプラノの大国和子さん、 ヴァイオリンの奥村智洋さん。 ピアノは筧千佳子(わんこ先生)と安藤友侯さん。 肩のこらない、楽しい演奏会です。 ぜひお越しください。
2008年07月27日
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今日はくま先生たちが女優の竹下景子さんとやっている「ごえんなこんさぁと」の本番でした。この演奏会は神奈川県二宮町、 -東海道線で東京方面から下ると小田原の少し手前の町-で行なっています。この地の西光寺というお寺の住職と私たち夫婦のごえんから始まったこのコンサート、昨年は1回休みましたが、例年この時期に行なってきて、今回は4回目というわけです。毎回いろいろな方にご出演いただいていますが、今回は、メゾ・ソプラノの大国和子さん、ピアニストの安藤友侯さん、ヴァイオリニストの奥村智洋さん、そして私たち(わんこ先生とくま先生)と竹下景子さんという顔ぶれでした。竹下景子さんは、いせひでこさん作の絵本「1000の風 1000のチェロ」を、わんこ先生のピアノをバックに朗読していただきました。阪神大震災の復興支援のために行なわれた、多数のチェリストが集まったコンサート(実話)を題材に書かれた絵本。音楽は村山佑季子さんの書き下ろし。このステージがとっても素敵で・・・・。絵本の絵をパソコンに取り込んでステージの背景に映し出したのですが、それがとても美しく、また音楽もとてもよく書けていて、そしてなんと言っても竹下さんの朗読が素晴らしく・・・。くま先生はすでに何回か鑑賞しているのですが、やはり思わず涙ぐみ・・・・・・。いやあ、参った。くま先生は絵手紙の創始者・小池邦夫さんが書いた「童謡をかく」という本を基に、ヴァイオリンとピアノとともにいくつかの童謡を歌いました。これも映像を使って、編曲は村山佑季子さん。少しコミカルな演出も加えて、楽しく、またしみじみと。さて、そんな「ごえんなこんさぁと」ですが、今年は9月に名古屋と滋賀県安土町で公演を行ないます。これはチャリティー公演で、売り上げは小児がんの子供たちを支援するために使うことになっています。いま、その企画を進めるためにおおわらわ中です。どこまでできるかわかりませんが、少しでも役に立てれば、と思います。がんばるぞ!
2008年07月06日
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久しぶりです。2週間後ですが、6月1日にリサイタルをやります。今回が7回目となりました。初めてJTアートホール アフィニスを使います。響きは良いそうです。前半はドイツもの、後半は日本のものを歌います。どうぞ足をお運びください。ご連絡くだされば、チケットもご用意いたします。
2008年05月18日
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もう間近に迫ってきてしまいました。こんな演奏会です。*********************************************** 熊遊舎的合唱祭 「交響する絆」 信長貴富合唱作品個展演奏会 日時:2008年2月17日(日) 会場:ティアラこうとう 大ホール 15:30会場/16:00開演 チケット:2,000円(全席自由) 指揮:野本立人 ゲスト:信長貴富 出演合唱団・ステージ内容 ◆合唱団ひぐらし: 春と修羅 混声合唱とピアノのための(ピアノ:斉木ユリ) ◆合唱団まるめろ: 無伴奏女声合唱のためのコルシカ島の2つの歌 ◆合唱団 轟-TODOROKI-: 混声合唱組曲 朝のリレー(ピアノ:山崎綾子) ◆女声アンサンブル桜組: 女声合唱とピアノのための 初心のうた(ピアノ:吉田慶子) ◆宇都宮おとこコーラス粋狂座: 寺山修司の詩による6つの歌 思い出すために(ピアノ:浅井道子) ◆合同合唱団: 混声合唱とピアノ(四手)のための ゴールドベルク讃歌《委嘱初演》(ピアノ:安藤友侯・筧 千佳子) 特集ステージ「信長貴富のアレンジという仕事」(ピアノ:菅原綾) **************************************************************宣伝用のHPはこちらです。チラシはこちらでご覧になれます。さすがに自分の合唱団ばかり5団体も出るので、最近は毎日のように、どこかの合唱団の練習です。うまく行っていれば良いんだけど、さすがにいつもそうは行かないので、なかなかストレスの多い日々です。いやいや、こんな幸せなことはそうそうあるわけではないので、がんばらなくては。もしよろしかったら、足をお運びください。
2008年02月07日
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明日(もう今日ですが)は記念すべき初練習です。 熊遊舎(ゆうゆうしゃ)的合唱際 「交響する絆」 あの信長貴富さんの作品ばかりを集めた個展演奏会です。来年2月17日(日)、会場は東京都江東区のティアラこうとう大ホール。 合唱団は、 合唱団ひぐらし(混声)、 合唱団まるめろ(女声)、 合唱団轟-TODOROKI(混声)、 女声アンサンブル桜組(女声)、 宇都宮おとこコーラス酔狂座(男声)、 の5団体。 指揮は僭越ながらすべて私、くま先生です。 そして明日は、 この演奏会のために作曲していただいた、 「ゴールドベルク讃歌」(谷川俊太郎 詩)の合同初練習なのです。 いや、楽しみです。 就寝前に楽譜をもう一度見ておこうと思います。
2007年12月08日
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まるめろの演奏会、無事に終わりました。皆さん、ありがとうございました。なかなか幸せな時間でした。ドキッとすることがまったくなかったわけではありませんが、楽しく演奏できました。たくさんのお客様にお越しいただき、閉演後も、いろいろな方とお話させていただきました。本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
2007年11月19日
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日時:11月18日(日)14時半開場、15時開演 場所:川口リリア音楽ホール 全席自由 1500円 指揮:野本立人、布施奈緒子 ピアノ:筧千佳子、菅原綾 演奏曲目 ・コルシカ島の2つの歌:信長貴富編曲 ・ミサ第6番:オルバーン作曲 ・やさしい魚:川崎洋作詩新実徳英作曲 ・木とともに人とともに:谷川俊太郎作詩、三善晃作曲 まるめろはくま先生が音楽監督を務める女声合唱団です。 ほぼ全員が仕事を持つ働く女性で、 2週間に1回、土曜の夜に練習しています。 今回は約2年半ぶりの演奏会です。 どうぞお越しください。
2007年11月13日
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■ Tokyo Cantat 2007 ■ ~ 士 の 心 は 志 ~ もののふのこころは こころざし2007年4月29日(日)~5月5日(土・祝)Tokyo Cantatのホームページはこちらです。コンサートは以下のとおりです。 □4月30日(月・休)15時~ オープニング・コンサート □5月3日(木・祝)13時~ コンサート1 □5月3日(木・祝)18時~ コンサート2 □5月5日(土・祝)15時~ クロージング・コンサート*会場はいずれも、すみだトリフォニー大ホールです。コンサート情報はこちらです。くま先生はオープニング・コンサートで、「歌フ熊遊舎(うたうゆうゆうしゃ)」の指揮をします。曲目は山田耕筰がドイツ留学時代に作曲した、ドイツ語の作品3曲です。特にメーリケの詩による「秋の宴」は、欧米先進国に追いつけ追い越せと、西洋文化の受容に邁進した当時の日本人の勉強のすごさが伝わる作品です。それから、クロージング・コンサートのカレッジ・クワイヤのステージで、グリーグの作品のバリトン・ソロを歌います。ちょこっとだけど。みなさん、「ゴールデン・ウィークは合唱三昧!」どうぞトウキョウ・カンタートへお越しください。
2007年04月17日
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くま先生が指揮している、共立女子高校音楽部の定期演奏会のお知らせです。★第28回共立女子高校音楽部定期演奏会★ 日時:3月25日(日)14:00開演 13:30開場 場所:共立講堂 指揮:野本立人 向野由美子 ピアノ:吉田慶子 永吉里沙(2年) 入場無料 演奏曲目: 1.女声合唱のための〔聖母への祈り〕より 松下耕作曲 2.〔メリーポピンズ〕より 生徒ステージ 3.共立女子中学音楽部との合同演奏 童声(女声)のための〔かんかんかくれんぼ〕 和歌山のわらべうた 信長貴富作曲 女声合唱曲 〔世界で一番おいしいパンケーキ〕 長田弘作詞 信長貴富作曲 4.OGとの合同演奏 女声合唱とピアノのための〔初心のうた〕 木島始作詞 信長貴富作曲 共立講堂は地下鉄神保町駅のA8出口を出て右に行くとすぐです。よろしかったら、おいでください。 生徒達はそれなりにがんばっているのですが、なんともお客の少ない演奏会なのです。どうぞよろしく!
2007年03月20日
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残念なことですね。 スイスのテノール歌手、エルンスト・ヘフリガー氏が死去 エルンスト・ヘフリガー氏(スイスのテノール歌手) AP通信によると17日、心不全のためスイス東部ダボスで死去、87歳。 音楽祭関係者が明らかにした。 1919年、ダボス生まれ。 バッハの「マタイ受難曲」などの宗教曲で独自の境地を開き、名声を高めた。 52年にベルリン・ドイツ・オペラに迎えられ、 モーツァルトの歌劇でも揺るぎない地位を築いた。 「この道」「荒城の月」など日本の歌曲をドイツ語で歌ったCDも発表、 大きな話題となった。草津の音楽祭にもたびたび訪れて、とても日本を愛して下さいました。ちょっとした関連では、トウキョウ・カンタートで講師としておいでいただいた、イェルク・エーヴァルト・デーラー先生が、このへフリガーさんの伴奏者を永年つとめていました。このコンビによるシューベルトの「冬の旅」のCDは文句なしに素晴らしい演奏です。ご冥福をお祈り申し上げます。
2007年03月20日
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21日のリサイタル、無事終了いたしました。お越しくださった皆さま、ありがとうございました。そして、多方面から送られたエールの数々。本当にたくさんの方々に支えられて、自分の大好きな音楽をやらせていただいているんだなあと、実感する一日でした。当日は東京オペラシティ・リサイタルホールの286席が、ほぼ満席の282名さまご来場ということで、客席で不都合が生じていたのではないかと、今更ながら心配しています。そして、たくさんの方々からお花やプレゼントを頂戴しましたが、中でも竹下景子さんと沢田知可子さんからのお花が、ロビーに並んで飾られていたのには感激しました。自分が合唱指揮者であり、歌手であるという、「二足のわらじ」の、どちらかというと悪い面を意識して、今まではそれぞれの活動をきっちり分けて、という風に考えてきましたが、最近は頭が柔らかくなったのか、その垣根を意識しないでやれるようになってきていました。そんな心理的な変化の中で、今回のプログラムは組まれました。ですから、合唱とのかかわりの深い曲目も、抵抗なく歌うことが出来ました。むしろ意外かもしれませんが、今まではそれが、なかなか出来なかったのです。「ぼくが死んでも」というコンサートタイトルは、信長貴富さんの同名の歌曲からいただいたわけですが、内面的な意味では、今回のコンサートは、「ぼくの歌」とでも言うべきものでした。自分がいま向き合いたいこと、自分が歌うべき歌、自分でなければできない(と思われる)表現。そんなことに少しでも迫っていきたい。そんな気持ち。ちょっとかなえられたかな、と思います。感謝、感謝。いままで関わってきたすべての、人に、音楽に、感謝です。次は、何をやろうかな。
2006年08月23日
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明日はいよいよリサイタルです。自分の歌いたい曲を並べたプログラムなので、ちょっとたいへんだけど、がんばって歌います。おおー。
2006年08月20日
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書き込みも本当にご無沙汰です。楽しみにしてくださっている方には本当に申しわけありません。さて、来る8月21日(月)に、東京オペラシティのリサイタルホールで6回目のリサイタルをやります。題して、「野本立人バリトン・リサイタル6 ―ぼくが死んでも―」いや、別に身体の具合が悪いわけではありません。信長貴富さんの歌曲集「思い出すために」全6曲の中の4曲目のタイトルです。「思い出すために」は寺山修司の詩をテキストに、もともと女声合唱作品として作曲されました。その後、男声合唱、混声合唱に編曲され、多くの合唱団に愛唱されていますが、今回お願いして、歌曲として再編曲していただきました。他には、中田喜直先生の作品を数曲、新実徳英先生の「白いうた 青いうた」から数曲、それに、寺島陸也さん作曲の「歌はどうして作る」、武満徹さんの「死んだ男の残したものを」などなど。今回のリサイタルは日本語ばかり。そして、何がしか合唱に関係のある作品を多く採りあげているのが特徴です。というのも、やっとここ最近、自分の中で合唱とソロの間の垣根がとっぱらわれてきた感じがあって、それをストレートに出してみようかな、と、思ったわけです。なかなか準備に費やせる時間もなくて、たいへんな状況なのですが、たくさんの皆さんに聴いていただければ嬉しいです。暑い中ですが、どうか足をお運びくださいませませ。
2006年08月10日
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間際になっての告知ですみません。くま先生のホームグラウンドとも言うべき合唱団、合唱団ひぐらしの「第13回定期演奏会 いろはのわ」がこの週末に開催です。7月23日(日)16時開演 江東区のティアラこうとう(都営新宿線住吉駅下車徒歩5分)詳しくはこちら。かわいいチラシもぜひ見てください。くま先生の妹の、fumiko-nomonomoが描いてくれました。芸大を卒業したくま先生が友達を集めてこの合唱団を作ったのが23歳のとき。(ということはかれこれ・・・!?#$)いろはのい、いろはのろ、いろはのは・・・・と続けてきて13回。続けば良いとは思いながら、本当にこんなに続けられるとは、嬉しい限りです。合唱団ひぐらしのポリシーは、「指揮者を含めた団員一人一人が同じ重さで団に在る」ということです。「言うは易し、行うは難し」で、このポリシーは達成されたと思っても、いつでもすぐに崩れてしまうので、なかなか難しいですが、この在り方によって生まれるに違いない音楽を目指して努力しています。みなさん、ぜひ聴きにいらしてください。
2006年07月20日
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竹下景子さんのサイトでもご紹介いただいていますが、今週末の土曜日に、神奈川県二宮町のラディアンというホールで、「第3回 ごえんなこんさぁと」を開催します。二宮町の西光寺さんというお寺の和尚さんが、それはそれは素敵な方で、もうずいぶん前から親しくしていただいているのですが、その和尚さんの発案で、コンサートを企画するようになったのが3年前。なんと、くま先生の奥さんの、わんこ先生がプロデューサー。(!)というわけで自動的にくま先生はプロデューサー付き「何でも屋」です。当初から竹下景子さんには関わっていただいていて、昨年は星野富弘さんの詩を朗読していただきましたが、今回は、レオ・バスカーリア作、みらいなな訳の「葉っぱのフレディ」を朗読していただきます。巡るいのちの尊さをつづった、とてもすてきな作品です。一方、くま先生は、信長貴富さんの女声合唱曲「思い出すために」(混声版、男声版もすでにありますが。)を、新たに歌曲として編曲していただいたものを演奏します。もちろん、「委嘱初演」ということになります。きっとよい演奏会になると思います。あ、でも、お知らせしておいてなんなんですが、キャパシティーが500人の会場なので、残念ながら、もうチケットはほとんどないと思います。すみません。どうしても!という方は、竹下さんのサイトを見て、主催の「朴の会」に問い合わせてみて下さい。もしかしたら手に入るかもしれません。
2006年07月05日
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いま、ニュースで見ました。驚きました。が、あのブラジル戦終了後の中田選手の様子を見ていて、感じてもいました。nakata.net に中田選手自身が引退を表明する文章が載っています。とても純粋な気持ち、サッカーを心から愛する気持ちを持ち続けた、NAKATAという若者(あえて若者と呼びたい)の心情が、余すところなく表現されていて、感動しました。”人生とは旅であり、旅とは人生である。”心からの拍手を贈ります。
2006年07月03日
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指揮者の岩城宏之さんが亡くなられたそうですね。。。さきほどテレビのニュースで見て知りました。残念です。くま先生は芸大に通っていたころ、東京混声合唱団の定期演奏会に毎回のように行っていて、岩城さんの演奏もたびたび聴かせていただきました。もう20年も前のことですから、あのころは岩城さんも50代だったのですね。オーケストラ・アンサンブル金沢での活動とか、とにかく、日本の音楽界にとっては、かけがえのない存在でしたが。ご冥福をお祈り申し上げます。
2006年06月13日
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なかなかこちらに記事を書き込む時間もなくて、ブログ上ではあっという間にクロージング・コンサートになってしまいました。明日です。15時から錦糸町のすみだトリフォニー・ホール。今日は、くま先生は、ホグセット先生が指揮するカレッジ・クワイヤと、4団体合同女声合唱団(Juri、彩、まるめろ、はるか)、そしてオルトナー先生が指揮するTokyo Cantat 2006 合唱団の練習に付き添いました。いやあ、どのステージも面白そうですよ。カレッジ・クワイヤは若々しい声で、パレストリーナ、ヴェルディ、それにノルウェーの作曲家・クヴェルノの作品を歌います。いろいろな大学から集まってきて、3月から何回も練習を重ねてようやくひとつの合唱団としてまとまってきました。4団体合同女声合唱団は、迫力ある(!?)女声合唱を聴かせてくれます。曲はブラームス、ヴェルディ、そしてやはりノルウェーの作曲家・ニュステッドの作品。ヴェルディの美しい響きは圧巻です。そして何よりもすごいのは、オルトナー先生指揮のTokyo Cantat 2006 合唱団。曲はペンデレツキのアニュス・デイ。ポーランドの作曲家ペンデレツキのこの作品は、合唱界のみならず、現代作曲界の金字塔的な作品です。それを200人近くの合唱団が演奏します。いや、すごい。オルトナー。その、出身もバラバラの合唱団を、一糸乱れず信じられないような高みへと導いていきます。彼らの「peccata!」というクラスターによる絶叫を聴くだけでも、明日の演奏会には価値があると思いました。もちろん、それを中心としたフレイズの山脈の見事さは言いようもありません。オルトナーの、そして合唱団の平和への祈りの深さを、まざまざと見てしまいました。本当に、万人に聴いていただきたい演奏と言えるでしょう。これからでも遅くはありません。この記事を読んでくださったあなた!もし明日、時間が空いていたら(空いていなくても空けて!)、15時にすみだトリフォニーホールに足を運んでみてください。
2006年05月05日
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ちょうど真ん中の日を迎えたTokyo Cantat 、今日は二つのコンサートが開催されました。午後は三善晃先生の編曲作品ばかりを集めたコンサート。夜は武満徹さんの音楽を、前半は小室等さんのソロ、後半は栗山文昭先生と栗友会Chor MYT(コール・マイティ)の合唱でつづりました。いままでやってきたカンタートの演奏会は、原則的に、「あるテーマに沿って複数の団体が次々に登場して演奏する」という形を採ってきましたから、このコンサートはカンタートではきわめて珍しい、初めての試みと言えます。さらに合唱とは直接関係のない小室等さんの演奏。確かに企画した側としては一抹の不安はありました。普段、合唱ばかりやっている人たちに、小室さんの歌が受け入れられるのだろうか?とか、出演合唱団はMYTだけという状態で、果たしてお客さまがたくさん入ってくださるかどうか、とか。でもそれらは杞憂に終わったようです。もちろん満席とはいきませんが、ほどほどに埋まった客席。そして贅沢で素敵な音空間。満足そうに、ゆっくりと出口に向かって歩くお客さま。手前味噌ですが、良かったと思います。本当に素敵な演奏会でした。すべての関係者の皆様に、感謝、感謝です。今年のカンタートも4日目が終わり、あとは5月6日(土)のクロージング・コンサートへ向けて一直線です。がんばりますよー。みなさん、どうか、錦糸町のすみだトリフォニーホールまで、足をお運びください!お待ちいたしております。
2006年05月03日
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いよいよ始まりました! Tokyo Cantat 2006今日はオープニング・コンサートでした。コンサート・タイトルは「11の島からのメッセージ」。これはカンタートが11回目ということで、それにこじつけて11の島。なんで島なのか?というと、まあ、簡単に言うと、「島には固有の文化がある」ということですね。いやいや、なかなか楽しいコンサートでしたよ。日本の北海道から始まって、北回りに、アイスランド→アイルランド→コルシカ→カリブ、キューバ・・・・と巡って、最後に日本の沖縄に戻る、というプログラム。くま先生はアイスランドを担当しました。合唱団は「歌フ熊遊舎(うたうゆうゆうしゃ)」。アイスランドの合唱作品情報は、なかなか集まらなくて本当に困りました。特に楽譜についてはほとんど壊滅状態で、やっと人づてに、お目当ての楽譜をいくつかゲットし、演奏にこぎつけました。合唱団も特別編成だったので、練習回数も5回しかなく、なかなか厳しい状況でしたが、本番はとても楽しく、よい演奏ができたと思っています。それにしても「島」というのは面白いなと思いました。アイスランドでもそうですが、回りがすべて海に囲まれて隔絶している、という状況は、一見とてもマイナスなことのように思えますが、そのことはたとえば文化の面では、考えようによってはとても豊かなことなんだなあと実感しました。いま、どこかの国で「教育基本法」なるものについて論議されているようですが、「愛国心」をうんぬんする前に、「私たちの固有のアイデンティティは何なのか」、ということをもっときちんと考えるべきなのだろうと思いました。「グローバル・スタンダード」なんていう、まやかしの言葉に踊り、価値観をずたずたにされながら、「愛すべき国」のことを考えるなんて、無理なんじゃないですかね。そもそも、立派な「島国」なんだしね。
2006年04月30日
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合唱界の重鎮、北村協一先生が亡くなられたそうですね。くま先生は直接の面識はありませんでしたが、幾度も演奏を聴かせていただきましたし、CD等でもずいぶん勉強させていただきました。体調を崩されているということは伺っていましたが・・・。次々と大切な方が、旅立っていってしまいます。ご冥福をお祈りいたします。
2006年03月14日
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Tokyo Cantat (トウキョウ・カンタート)のリンクを変更するのを忘れていました。新しいホームページのアドレスは、http://www.ongakuju.com/t-cantat/index.html です。今年も盛り沢山な内容です。ぜひのぞいてみてください。
2006年03月11日
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3日前から千葉県の富山町岩井海岸に来ています。こちらの民宿に宿泊して、「春のアトリエ」というイベント中なのです。「春のアトリエ」はくま先生が幹事をしている合唱人集団「音楽樹」が、毎年春に主に学生を中心とした若い人たちのために行っている合宿形式の研修です。講師は栗山文昭、片山みゆき、藤井宏樹、それにくま先生といった「音楽樹」の幹事の他、松下耕さんや本山秀毅さんなど毎年いろいろなゲストをお招きしています。これまでは「発声」、「歌唱法」、「指揮法」といった、いわばオーソドックスな講習を行っていましたが、今年は一味違うものになりました。特別講師として演出家・振付家の熊谷章さんをお迎えし、池辺晋一郎さん作曲の合唱オペラ「ごんぎつね」の抜粋版を3日間で制作、そして3日目の今日、公演を行うのです。参加者は千葉大学、宇都宮大学、山梨大学をはじめとして40人ほど。キャストも指揮も学生です。そして演出、演出助手、歌唱指導、指揮指導、ピアニストなどを「音楽樹」幹事その他の、「大人」たちがつとめます。キャストは初日にオーディションを行って決定、それをくま先生と荻原美城先生が指導します。指揮者は4人が交代でつとめます。こちらは藤井宏樹さんが2日目からつきっきりで指導しています。演出の熊谷先生は学生たちに身体の使い方を一から教え、芝居をつけていきます。栗山先生、片山先生はそれぞれ「動きながら歌うということ」、「合唱劇について」という講義を担当しました。そして今日3日目、富山町中央公民館において公演を行います。ただいまリハーサル中。3日目には影も形もなかったものが、いま形を成していることに驚きを感じます。若い人たちの力はすごいですね。適切なみちびきさえあれば、彼らはどんどん育っていくのだなあと、あらためて思いました。さて、午後2時から公演です。昨日は近所の民宿などをみんなで回って宣伝もしました。お客さんは来てくださるでしょうか・・・・。みんな、本番、がんばろうぜ!
2006年03月08日
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昨日と今日はくま先生のおつとめする大学の入学試験です。学部の入学試験も今はいろいろあって、すでに1月に推薦入試というのが終わっています。で、今回やっているのが前期入試、そして3月に後期入試があります。くま先生のおつとめする大学は教育大学で、しかも全員が初等教員養成課程、つまり小学校の先生になる過程なので、前期試験では受験生全員が音楽、美術、体育の実技試験を受けます。昨日は小論文や美術の実技試験があって、今日は音楽と体育の実技試験です。音楽の実技試験といっても、全員が受けるものですからごく簡単なものです。あまり詳細に内容を書くことはできませんが、音の聴き取り、リズムの聴き取り(聴音というレベルではなく)、ピアノで弾いた旋律をその通りに歌う(うた)、両手で1オクターブのスケールの上行と下行(ピアノ=運指)、といった感じ。歌の試験では小学校の共通教材になっているような、よく知られた唱歌などの1節を弾くのですが、これが面白いことに、弾いたところを歌わなければならないのに、弾いたところのすぐあとを歌っちゃう人がけっこういるんですよね。まあ、知っている曲だと、そうなっちゃうのもよく分かりますが。緊張してるしね。いやはや。こちらにとってはちょっと面白い出来事でも、受験生にとってはもちろん死活問題です。そんな間違いをしても、せいぜい1点ぐらいしか違いはありませんが、その1点が合否の分かれ目になる場合もあり得るわけで。ですから、そういうことがあっても、くま先生としては大まじめです。リラックスしてやってもらいたいから、受験生が入ってきたらとりあえず笑顔で話しかけますけどね。個別試験で、部屋にはいるとくま先生ともう一人別の先生が待っているわけです。そりゃ、緊張しますよね。がんばれ! 受験生! と、おもわず、声をかけたくなります。受験シーズンも終盤。まだ行きたいところに引っかかっていない人には、ぜひがんばってほしいです。
2006年02月26日
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合唱ではありませんが、読売新聞のサイトでこんな記事を見つけたので。◆片倉高吹奏楽部。復興支援の合同演奏者募集(東京) 八王子市の都立片倉高校吹奏楽部のメンバーが、今年3月に多摩市のパルテノン多摩大ホールで開く「三宅島復興祈念チャリティーコンサート」で、合同演奏するメンバーを募集している。《全文はこちら》記事によると、今までは200人ぐらい集まっていたメンバーが、今回は100人に満たないそうで、「関心が薄らいでしまったのか・・・?」と。残念ですよね。本格的な復興はまだまだこれからだというのに。確かにこのところ災害は次から次へと起きているし、支援しなければならない対象も今は本当にたくさんある状況ですけど。高校生たちの思いに応えてくれる人が沢山いて欲しいなあ。ここに掲載することが、ちょっとでも足しになれば・・・・。がんばれ、片倉高校吹奏楽部! がんばれ、三宅島!
2006年01月26日
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驚きました。一昨日の夜に、川田正子先生が突然亡くなられたということです。詳しくはこちら1月15日に森の木児童合唱団の新年会があって、とてもお元気だったのに。くま先生としては、その時にお話ししたのが最後になってしまいました。今年9月にはNHKホールで歌手生活65周年(!)コンサートを開催する予定で、新年会の時にもその相談をしていたのですが・・・・・・・。残念です。とても素敵な先生だったのに。くま先生が川田正子先生の森の木児童合唱団を指導するようになったのは3年半ほど前。それから4回の定期公演、いろいろな本番や練習を通じて、先生とおつきあいしてきました。先生は普段から、「子どもたちがこうやって合唱を歌っていくことで、みんなで助け合うことの大切さを知ってほしい。そのためにはみんなが仲良くしなくちゃいけないし、合唱を通して、温かい心、人を思いやる心を養った子が、大きくなってだれからも好かれる人になれるんじゃないかと思う。」と仰っていました。そんな川田先生に見守られて、森の木児童合唱団の子どもたちはとっても幸せだったと思います。合掌。
2006年01月24日
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明けましておめでとうございます! ただいま田舎に帰省中です。 くま先生の出身地は三重県の伊勢市。 正月は大賑わいの、伊勢神宮のお膝元です。 珍しくのんびりと過ごしてます。 みなさん、今年もよろしくお願いしまーす!
2006年01月01日
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来週末の17日(土)に、宇都宮市でヘンデルのメサイアのソロをします。昨年も12月に歌ったのですが、その時に、あんまり素敵な演奏だったので、「こんなメサイアは1回だけじゃもったいないです。」って、強く言ったら、今年もやることになって、くま先生も歌わせていただくことになりました。合唱団の皆さんはお金もかかるし、本当にたいへんだと思うのですが、くま先生としては、この素晴らしい作品を歌わせていただけるということで、もう感謝、感謝です。詳細はこちらをクリック。合唱団は宇都宮室内合唱団ジンガメル、会場は松が峰教会です。大谷石作りのとても素敵な教会です。いや、楽しみです。
2005年12月08日
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いよいよ今週末は、くま先生のおつとめする大学の音楽コースの定期演奏会です。前にも話題にしましたが、萩京子さん作曲の「飛行機よ」を演奏します。今日も集中練習がありました。普段から合唱をやっている人の集まりはないので、多少雑なところはありますが、だいぶ良い感じで仕上がってきました。みんな素直で、テキストに対する理解力もあるので、なかなかセンシティブで良い感じです。寺山修司の隠喩の多い、難解な詩も、萩さんの音の衣をまとって歌ってみると、頭ではなく心を直撃するようで、「なんだか分からないけど、歌ってて泣けてきちゃう!」と、何人も言っています。そして、アンコールに選んだのは間宮芳生さんの「空の向こうがわ」。この曲は間宮さんが千葉県の千葉東高校のために作った作品ですが、もう、ホント、すてき。ぜひ、皆さんにも歌ってほしい曲です。(日本合唱指揮者協会編の「リーダーシャッツ21 日本の歌篇」に載ってます。)学生もいっぱいいっぱいですが、がんばってます。なんとか良い演奏ができますように!!
2005年12月07日
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ずいぶん遅くなってしまいましたが、第2日目です。朝、8時45分に会場入り。今日は9時から「唱歌の四季」のリハーサルをしなければなりません。しかも制限時間30分。「まだ眠たいよ~」なんて、言っていられません。時間はほとんどないので、まずは通し稽古。昨日の練習でお互いのイメージが重なっているので、スムーズに音楽は進行します。うん。これなら大丈夫だろう。というわけで、2曲目の「茶摘み」と4曲目の「雪」だけダメ出しして、練習終了。あとは本番のお楽しみ。つづいて「モビールのように」の稽古。何と言ってもこれが今日の大仕事。スタッフもテキパキ準備を進めていきます。が、なんと!大変重要な出演者である、口琴の1番奏者がまだ到着していないことが判明。とりあえず、この練習では、口琴族の酋長(コロフェスタ岩見沢実行委員会事務局長)が代役を務めることに。練習に先立って、作曲者の南先生にお願いして、あらためてこの作品の作曲の経緯や、テキストについてお話ししていただきました。なかなか複雑な作品なので、このお話しは有効だったと思います。演奏者たちもこのお話しを聞いてずいぶん作品への理解が深まったようです。練習は結局ほぼ一回の通しのみとなりましたが、昨日の練習の時とはまったく違う音がしています。これは本番も期待が持てそうです。さて、心配された口琴の1番奏者も到着し、事なきを得ました。いよいよメイン・コンサートの開演です。オープニングはその「モビールのように」。本番は素晴らしい演奏になりました。指揮の片山みゆきさんも気合い充分。合唱団も鳴るべき音が見えてきたようで、自信を持って歌っています。昨日は音程のふらついていたところも、今日は安定感があります。それにしても、何と美しい音の重なりでしょう。偶然ではない、緻密に計算された音楽の連なりが、その一種独特な透明感のある美しい音の重なりを創り出していくのです。そして、時折鮮明に聞こえてくるテキストの言葉の鮮やかさ。南さんの書いた音楽に乗って、花にちなんだテキストが印象深く響いてきます。そしてクライマックスとなる詩人の戦争体験を語る音楽に続いて、最後はただそっと咲き続ける「春菊」の歌が女声によって歌われ、そこに口琴の響きが重なり、次第に口琴だけとなって幕を閉じました。しばしの沈黙・・・そして拍手。いやあ、ホッとしました。ここまで来るのはたいへんでしたから。ステージに司会役のくま先生も上がって、作曲者の南さんと詩人の友田多喜雄さんをご紹介します。お客さんたちが大きな拍手で応えてくださいました。ああ、よかった。こうして、一番の懸案が無事終了しました。あとは、出演各団体それぞれの力のこもった演奏です。さらに続くか?
2005年11月27日
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朝8時45分に岩見沢市民会館まなみーるに到着。昨日岩見沢について、実行委員の皆さんと打ち合わせ、そして、委員長他数名とちょっと一杯やってホテルにチェックイン。今日練習する「唱歌の四季」の楽譜を読んだりして、結局寝たのは3時半。それでもしっかり朝ご飯をお茶碗に2杯も食べて、元気モリモリです。舞台のひな壇や、客席に設置した指揮台等の様子を確認したり、表の受付の状況を見に行ったりします。そうこうしているうちに、昨日のうちに東京等から岩見沢入りしていたメンバーや、現地のメンバーが集まってきます。10時からは早速、このコロフェスタのための新曲、南聡さん作曲の「モビールのように」の練習開始です。この作品は、今回のコロフェスタを開催するにあたって、音楽監督の栗山文昭先生の発案で進めてきたプロジェクトです。このコロフェスタのサブタイトルは「歌いつづけて、きたから」。「きたから」は「北から」とも読みます。つまり北から、「北海道からの発信」という気持ちが込められているのです。そしてこの新曲「モビールのように」は、その気持ちを表す作品、というわけです。さて、この「モビールのように」ですが、なかなかたいへんな作品なのです。まずは指揮者が3人(!)。合唱だけでも2群の混声合唱、男声合唱、2グループの女声合唱が必要です。楽器としては、ピアノ、フルート、グロッケンシュピール、そして、たいへん重要な口琴が9人。口琴とは文字通り、口にくわえて音を出す楽器のことです。金属のもの、竹製のものなどいろいろあり、日本国内ではムックリが有名です。これらの音が、様々に組み合わされて作品が出来ています。指揮は片山みゆき先生。本当は栗山先生が指揮する予定だったのですが、体調をくずされて北海道に来ることが出来なかったのです。さて、10時から練習。まずは始まりのごあいさつと今日初めて対面する演奏者の対面。これはくま先生の担当です。合唱団の人数も多いですから並ぶだけでも大仕事です。午前中は粗通し(あらどおし)。それでも予想外のことがたくさんあって、なかなか進みません。なにしろ2つ以上の合唱団が、同時に同じステージの上で別の曲を歌うのですからたいへんなのです。片山先生、がんばれ! と思ううちになんとか最後まで進んで、午前中の練習をひとまず終了。昼食をとって、まずはいくつかの部屋に分かれてグループごとの練習。そこではかなり細かいところまでやった模様。そして再び全体での練習。段取りの難しさは相変わらずですが、今度はグループごとにはずいぶん音が決まってきているので、さっきのようにゴチャゴチャにはなりません。南先生も交えて、合図に関する打ち合わせや、舞台上の配置の微妙な変更を繰り返しながら、練習は進みます。ようやく、南先生がイメージした音の重なりが姿を現してきます。一つ一つの合唱曲の不思議な透明感、美しさ、素朴さ。そして、口琴とフルート、グロッケンシュピールが織りなす、幻想的な音の世界。それらが次第に、有機的なつながりを持って、音の風景を創り出していきます。これは、すごいことになった! と思いました。何しろ練習は今日一日しかないのです。やるべきことは全てやってしまわなくてはいけません。指揮者をはじめ、みんなで粘り強く練習を続け、17時ちょうどに練習を終えました。さて、これで終わりではありません。ここからがくま先生のお仕事、三善晃先生の「唱歌の四季」の練習です。これも本当は栗山先生のはずだったのですが、くま先生が代行することになりました。こちらは持ち時間は1時間、しかもみんなもうお疲れですから、なるべくテキパキと進めなくてはなりません。その上、もともと2台のピアノのための楽譜を、1台のピアノで二人で弾くという、あんまり前例のないことをやっているのですから、こちらもたいへんです。ピアニストは浅井道子さんと須永真美さん。とりあえず最初からはじめて、フレーズの長さやアクセントの位置などをチェックしていきます。合唱団は300人だそうですが、幸い人数が多いことによる混乱はそれほどなく、練習はスムーズに進みます。細かい音程や、高音での声の色を整えたりしながら、予定の練習時間を終了。ふう。今日の練習はこれで終わり、あとは前夜祭です。というか、この前夜祭がすごいんです。もう、このために来たんじゃないかと思うような、力の入った芸のオンパレードなのです。岩見沢の市長さんも参加しての鏡割りのあとは、もう大騒ぎ。地元合唱団によるカッポレ、女声合唱団によるパラパラ・・・・。わが粋狂座による、手袋風船割り(!)ああ。先程までの緊張した練習とうってかわって、バカバカしいほどの盛り上がり。こんなことしてて、明日はどうなることやら。。。。。なあんて、ぜんぜん大丈夫なんですよ。(つづく)
2005年11月26日
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いま、新千歳空港から札幌に向かっています。そして札幌から、さらに乗り換えて岩見沢まで行く予定。まだ5時前だというのに、日はとっぷりと暮れてしまいました。明日、明後日と、くま先生が幹事を務めている合唱人集団「音楽樹」のイベント、コロ・フェスタが岩見沢で開催されるのです。北海道内の合唱団だけでなく、東京をはじめ各地から沢山の合唱団がやってきて歌の交流をします。今日まで身を粉にして準備にあたってくださった、現地の実行委員会の皆さんには、もう感謝、感謝です。二日間、楽しむぞ!
2005年11月25日
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明石市の市立高丘西小学校に行ってきました。4、5、6年生の合唱の指導です。兵庫県には県の予算で、各学校で希望する外部からの講師を招く制度があるらしく、その制度を利用してくま先生を呼んで下さったのでした。この11月2日(水)と5日(土)に校内の音楽会があって、そこでは学年ごとに器楽合奏と合唱の発表をするのですが、その合唱の指導を頼まれたのです。今日のために音楽専科担当の先生がくま先生の研究室に来て打ち合わせをしたり、選曲のためにFAXのやりとりをしたり、25日(月)には下見と称して、くま先生が事前指導に行ったりと、できるだけ手間をかけて今日を迎えました。いや、楽しかったですよお!子どもは面白いですよー。もう、じっとしていられないしね。3年→4年→5年→6年と、1学年進ごとにどんどん変化しているのが分かるし。特に男の子は面白いです。女の子たちは、わりとちゃんとしてて、それなりにワクに納まってる感じだけど、男の子はそれほど暴れてなくても、なんだか全然ワクの外なんですよ。ホント、見てて面白いです。いつも接している先生方は、それはそれはたいへんだと思いますけどね。くま先生のように、珍しいと、ちゃんと話も聞いてくれるし、けっこうこちらが投げることにもどんどん応えてくれます。先生方が「5年生が一番難しいです」って仰っていたけど、ある意味、一番可愛かった。口琴を持っていってね、聴かせたんですよ。ベトナム製のやつ。そしたらすごい、面白がってくれてね。あとはもう、話も一生懸命聞いてくれました。ちょっと思ったのは、大人は、「子どもというのは元気に大きな声で歌うものだ」と思いすぎてないかなあ、ということでした。いやいや。本来は子どもの声って、けっこう弱くて小さいものなのです。そりゃ、遊んでる時の叫び声とかはすごいですよ。でも、あれはあくまでも叫び声ですから。歌声は特に訓練しなければ、それほど大きいものではありません。でも何となく、子どもは大きな声で歌うと思っている。その思いこみはちょっと危険・・かな。どうしても怒鳴り声みたいになっちゃうし、声の大きさもバラバラだから、中には自分の声が聴こえなくて困ってる子もいるし、とにかくみんな、必死に歌うから音程も定まらないし。ある意味、子どもの指導は難しいんだなーと思いました。それにしても先生達の奮闘ぶり!もう敬服です。音楽専科の先生は給食を食べる時間もそこそこに、全ての学年の合奏と合唱の指導にあたり、各学年の担任の先生方もそれぞれ、指揮をしたりピアノを弾いたり。くま先生が子どもたちの指導を終えて、校長室で一息ついていたら、先生方がやってきて、「ちょっと教えていただけますか?」って。それで体育館に戻って、今度は先生方のための指揮の講習会。「はい、ここは4拍目を大きく、こんな風に!」とか指導すると、見ている他の先生方が、「おおーっ!」なんて。すごい面白かったです。いや、失礼。先生方の熱心さに、頭が下がりました。正直言って、合唱団の指導なんかに行くと、「ここがうまくいかないんですよー。ちょっと子どもを指導してもらえますか?」って、言われるんですけど、実は子どもはもう出来てて、先生の指揮が悪いっていうことがよくあるんです。その点、ここの先生方は、「自分がちゃんと出来ないと申し訳ない」と言わんばかりの熱心さ。そして素直さ。汗をかきかき、指揮の練習をする姿には感動です。本当に素敵な先生方でした。学校が荒れていて、指導力不足の先生がいて・・・と、世間では学校現場のマイナス・イメージがよく話題に上りますが、こんな先生がたもいる、こんな学校もある、って、ちょっと嬉しくなりました。今週の発表、くま先生も見に行く予定です。子どもたちも、先生方も、がんばってほしいなあ!
2005年10月27日
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昨夜は、くま先生の研究室の元ゼミ生+その同級生の二人が訪問。元ゼミ生は卒業後幼稚園の先生をしていたのですが、一念発起、退職して小学校の採用試験を受け直し、今年の試験で見事合格しました。もう一人の同級生は学部時代は他の先生のゼミにいたんですが、こちらは数年前から姫路市で小学校教員をしています。この二人が2週間ほど前にメールしてきて、「先生、18日って空いてますかぁ? 遊びに行きまーす!」 って。で、スケジュールを空けといたわけですが、「先生のおうちで、鍋にしましょう。」と、追加メール。そうなんです。くま先生の大学の方のおうち(いわゆる官舎)は、一人暮らし。学生達にとっては、なんの気兼ねもなくコンパのできる、グッド・プレイスなのです。夏は焼き肉、冬は鍋が定番です。そしてくま先生の一品。これが好評をはくしています。(無理矢理美味しいと言わせてるかも・・・)さて、先の二人。予定どおりやってきました。近くのジャスコに材料のお買い物に行って、帰ってきて野菜をザクザク。今日はいま宣伝中の豆乳キムチ鍋にしてみました。なかなか美味しかったですよ。そしておなかもいっぱいになった頃、「じゃあ、先生、ケーキを食べましょう!」 と、二人。開けてみると、なんと!真ん中にくまのプーさんの絵。そして回りには「先生、お誕生日おめでとうございます!」の文字が。それから茶色いセーターのプレゼント!わあ。二人はくま先生のお誕生日のお祝いをしようと、やってきてくれたのでした。ホントの誕生日は23日なんですけど。いや、ホント、嬉しかったですう。ちょっと涙ぐんでしまいましたよ。二人とも忙しいのに・・・・。明日も朝から授業があるっていうのに・・・・。嬉しかったです。歳をとるのもいいもんだ。ありがとう。。。。。二人とも、先生、がんばれよー。
2005年10月19日
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今日は調布市の音楽祭があって、くま先生の指揮している、コール多摩さんも出演しました。コール多摩さんは先日このブログでも紹介させていただいた、9月24日にコンサートをした合唱団です。曲は新実徳英先生作曲の「われもこう」(白いうた 青いうた =谷川雁作詞)から、「なぎさ道」と、小六禮次郎作曲、信長貴富編曲の「愛のコーラス」でした。さすがにコンサートを終えたばかりで、そのコンサートの中から演奏曲目を選んだので、今日の演奏はまあまあの仕上がりだったと思います。リハーサルでは声もよく出ていて、広いグリーンホールの客席にもよく響いていたと思います。本番では少し引っ込んじゃったけど。音楽って、やっぱり積み上げて上手になるものなんだなあと、あらためて思った一日でした。
2005年10月16日
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今日は朝から我孫子の女声合唱団の練習、午後は、まず森の木児童合唱団の練習に行って、途中でぬけだして、共立女子高音楽部の共立祭のステージを見に行って、また森の木の練習、そして夜は合唱団まるめろの練習でした。まるめろは今度、11月26~27日に岩見沢で行われる、「コロフェスタ2005 岩見沢」に出演する予定です。演奏曲目は寺嶋陸也くんの「わが庭の歌」。まるめろが、6月4日の演奏会で初演した作品です。これ、ホントにいいですよー。マンドリンとピアノと女声合唱、という他に類例を見ない編成ですが、これがすこぶる良いのです。そして、寺嶋くんが選んだテキストが与謝野晶子。この与謝野晶子の書いた言葉と、マンドリンの音がなんとも良くマッチするのです。もちろん、それは寺嶋くんの力以外の何ものでもないのですが。(寺嶋氏に「くん」づけする無礼をお許しください。 くま先生は彼とは大学時代からの友人で、 一緒に現代物の合唱などして、遊んだ仲なのであります。)さて、しばらくぶりにこの作品をみっちりとさらって、やっぱり良い曲だなあ・・・・と思ったわけでした。練習後にはまるめろのメンバーからお誕生日のお祝いに素敵なマフラーをいただきました。うっ、嬉しい・・・・。でもセンス良すぎ。似合うかなあ。がんばろうっと。そして、この秋の入試で、芸大の大学院に見事合格したFちゃんのお祝いだー、とばかりに、いつものように飲みに行ってしまいましたとさ。いやあ、実によい一日でした。
2005年10月15日
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