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2011年06月10日
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 映画「岳」を子供と見た後、主人ともう1回見に行きました。


 もう10回ぐらい見ているでしょうか・・・・
でも、毎回、毎回なんかずしっと感じるものがあります。

 この映画は、新田次郎さんの「八甲田山 死の彷徨」という小説をもとに作られました。

 原作も映画も多少の脚色はあるものの明治時代に2つの隊が別の指揮官の下、同じ時期に極寒の八甲田踏破に挑むという実際にあったことをもとにした話です。

 一方の隊が遭難し、211名の中で生き残ったのはわずか11名、その人たちも多くが凍傷で四肢切断などの大きな被害を受けたのに対し、もう一方の隊は34名全員が無事に踏破に成功しました。

 いろんな見方がありますが、この結果の違いを、指揮官の事前準備、想定外のことが起こったときの指揮の仕方の差にあったとの見方があります。(映画やその原作においてはそのあたりが強調されています)



 遭難は神田大尉の指揮が悪かったからではありません。でも、神田大尉は自分で指揮をとることができず、自分よりも位の高い大隊長の命令をきかざるおえない状況下、たびかさなる大隊長の判断ミスにより、隊は遭難し、多くの犠牲者を出しました。


 今回は、福島原発とだぶりましたね。

 現場のことをまるでわかっていない指揮官の無謀な命令に翻弄される下士官たち。命令に背くわけにもいかず、ただ言われたとおりに激務をこなすしかないのです。そして、犠牲になるのは下士官たちのほうです。

 さらに隠ぺい体質。

 踏破に成功した隊は、八甲田山中でもう一方の隊の遭難現場を目撃します。
無事にふもとの村までもどってきたときに徳島大尉は案内役をした村人に対してこういいます。
「八甲田で目にしたものは決して口外するな。たとえ家族であってもだ。もし、いらぬことを口にすれば、関係者として憲兵にしょっぴかれることも覚悟しろ」と。

 実際にもこの指揮官は
「自分は八甲田では何も見ていない。(遭難現場を見たというのは)記者が勝手に書いたことだ」と言っていたようです。真実はわかりませんが、案内役の証言からはやはり見たという可能性が高いようです・・・




 また、あの極寒の冬山に位の低い兵士たちは、ちゃんとした防寒装備もないまま挑むのです。身分の低い兵士は足元は革靴にわらをまいただけで、ぬれてしまった時かえの靴下や手袋さえない状態でした。

 これも、原発でちゃんとした装備をせず、被ばくしてしまった現場の作業員とだぶります。

 それでも、最後まで上官を守ろうとする兵士たち。

大きな感動がある反面、いつも何かやりきれないような無念さも感じる映画です。

同じ失敗を繰り返してほしくない・・・教訓をいかしてほしい・・・





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最終更新日  2011年06月11日 12時26分25秒
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