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房道龍
(陳志平)
さんが、前立腺がんのため93歳で亡くなりました。
ジャッキーは『 新宿事件
』の撮影で中国の吉林省に滞在していた
ために最期に立ち会えなかったとの事ですが、ジャッキーの息子
ジェイシー・チェンと妻のジョアン・リン(リン・ファンシャオ)の二人
に看取られて息を引き取ったそうです。
ジャッキーの父親は、ジャッキーが第一線で活躍するようになって
からは撮影現場にジャッキーがよく呼んでいたので結構顔を出して
いましたし、いつも帽子をかぶってパイプを咥えている風貌が有名
な方でもありました。『 サンダーアーム龍兄虎弟
』の撮影で頭骸骨
骨折の大怪我をした時にも、旧ユーゴスラビアに同行していて撮影
現場にいた事が映画のエンディングの映像でも窺えます。
よくジャッキーの生い立ちが紹介されている時には、中国の内戦を
避けるために夫婦で香港にやって来て、フランス領事館で住み込み
でコックとして働いていてジャッキーが生まれ、ジャッキーが幼少の
頃に領事が帰国してしまうとの事でオーストラリアのアメリカ領事館
での働き口を見つけたため、ジャッキーを中国戯劇学院に一人だけ
預けて夫婦でオーストラリアに渡ったと言われていました。
しかし、2005年にメイベル・チャン監督の『 失われた龍の系譜
』
という映画が公開され、2002年にジャッキーの母親の陳月榮さん
が亡くなる少し前までジャッキー本人にも明かしていなかったという
事実が公表されました。
ジャッキーが一人っ子だとされていたのが両親とも再婚であった
ためにそれぞれに二人の子供がいる事や、戦争時には国民党の
スパイとして活動していたため、香港に渡った時に名前を改名して
いた事などが本編で語られています。
映画の中では唸ってしまう部分もあったのですが、中国が激動して
いた中を生き抜いてきたので大変な苦労をされた事と思います。
ご冥福をお祈りします。
(K)
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