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そして父になる
』を観に行きました。
お話は、エリート社員の野々宮良多(福山雅治)は、大手の建設
会社に勤務し都心のタワーマンションで妻のみどり(尾野真千子)
と6歳になる息子の慶多と一緒に順風満帆な暮らしをしていた。
ある日、みどりが出産した前橋の産院から連絡があり、6年前の
出生時に取り違えられていて実の子ではないというものであった。
相手方の斎木夫妻の雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう
子)と会い、良多は斎木一家のガサツさなどに引っかかりがあった
が、まずは定期的に交流する提案をした。良多は上司の上山(國
村準)や弁護士の友人の助言を受けながら、子供を交換する準備
を進めていくが、今まで育ててきた子か血の繋がった実の子を取
るかの葛藤、自身がかつて体験した家庭環境の事も含め悩み・・・
という感じに進んでいきます。
元々気になっていた映画ですが、5月にカンヌ国際映画祭で大
絶賛され審査員賞を受賞したと大きくニュースになっていたので、
期待度が更に高まっていました。
昭和40年代の初め頃までは、産院で新生児の取り違えの事故
が稀に起きていたと聞いた事はありますが、現代ではまずあり
得ないこのような事が起こってしまったら・・・と深く考えさせられ
る作品でした。
ある程度の年月、実の子供だと信じて育てていたなら事実を突き
つけられてもそのまま育てるしかないと思ってしまったりしますが、
やはりどこかで血が繋がっていないと意識してしまうとそうは簡単
にいかないでしょうし、何かのキッカケで事実を知ってしまった時
のショックの大きさも想像がつかないと、いろいろと考えてしまい
ました。
号泣という程ではなかったものの、大人の都合で子供が振り回さ
れている幾つかのシーンでは、泣くのを我慢できない思いでした。
もし僕に子供がいたなら、これまで自分が子育てしてきた思い出
とリンクして、もっと泣いてしまっただろうと思います。
それと、出演者も事前にイメージしていたより違和感もなく良かっ
たですし、それぞれ役に合っていたように感じました。作品によっ
ては無理やり起用したと強く感じるものや端役に時の人を出演さ
せたりする事がありますが、この映画はそういった冷めてしまう
感じがしなかった事も良かったです。
(K)
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