第三章


  蒼馬と耕龍はいつのまにか“守護道明”に到着していた。
  蒼馬のやったことが頭の中でボーーンと音を立てていたので“守護道明”までの行き方は、
  まったく覚えていなかった・・・・。蒼馬と耕龍は羅城門の中に入った
  「あや?おかえりなさい蒼馬」「鳴海≪なるみ≫!ただいま~~v」蒼馬は鳴海という少年と
  豪く喜び合っていた。その瞬間耕龍のさっきの気持ちが吹っ飛んだ・・・。
  「あ!鳴海!紹介するよ~。耕龍って言うんだよ~」
  「よ、よろしくお願いします。 耕龍です。お初にお目にかかります。」
  「あいや~?さっき君を探していた女の子がいたよ。えーっと愛恋≪あいれん≫だったっけ?」
  鳴海は挨拶よりも耕龍の名前に反応していた。
  「げっ!愛恋が!!ここまで来るとは・・・。」
  「おぉ~もしかして耕龍!!彼女が居たのか!あはは~」
  蒼馬がまいったなぁ~っという顔をして耕龍を問い詰めた。
  「ち、ちがいます!!!!!!!!!!」耕龍は慌てて修正した。
  「おやおや、こーちゃん、落ち着きたまえ」鳴海がなれなれしく耕龍にちゃん付けをした。
  「こ、こーちゃん?」耕龍は驚いた顔をして鳴海を見た。
  「あや?りゅうちゃんが良かったかい?」「ちっがーーーーーーーーーーーう。」
  耕龍と鳴海のコント的な会話はしばしば続いていた。
  「やれやれ、あっ!羅紫涙≪らこうるい≫様!!!!!」
  蒼馬が驚いた顔をして、美しい貴族を見つめた。
  「えっ何?何?」耕龍は周りにひざまずき、頭を下げている蒼馬と鳴海を見て、動揺していた。
  「こら!隊長の御前だぞ!!」鳴海の怒鳴り声でようやく耕龍も頭を下げた。
  「よい!面をあげよ。そちらは何処の者だ!名を名乗れ」
  「えっ!えっと 耕龍と申す者で・・・ございますぅ?」
  まったくをもって耕龍の礼儀はなっていなかった。しかし羅紫涙は笑ってこう言った。
  「まぁよい。中に入られよ。」美しい顔つきに完璧なスタイル、そして額のとこの奇妙に石・・・。
  三人は玄武院へ案内された。
  「やれやれ!まったく!羅紫涙様に殺されるぞ!」蒼馬が怒って耕龍を叱った。
  「すっすいません。」すると障子をパシンと開けて羅紫涙が入って来た。
  「ところで耕龍よ。そちは何用でここまで来た」羅紫涙は着物を伸ばしながら静かに座った。
  「えっと、俺!五人組に入りたいんです。憧れなんです。」
  その言葉に三人とも心を動かされ羅紫涙は口を開いた。
  「よかろう、そのかわり、テストを受けさせてもらうぞ!!」
  羅紫涙の一言に三人とも黙ったままだった。


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