●4/15今日のテレビ映画は「異人たちとの夏」とファンタジー

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2004年04月15日

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異人たちとの夏 wowwow
＜解説＞
離婚、子供達との別れ、仕事への不信。人生に疲れ始めたシナリオライターの英雄は取材中道に迷い、気がつくと幼い頃暮らしていた浅草へと迷い込んでいた。そこで出会った1人の男は、英雄が幼い頃に亡くなった自分の父親だった。当時のまま若い姿の父親に連れられ、着いた所はかつて家族で暮らしていたアパート。そしてそこには、若く美しいままの母親がいた…。

第一回山本周五郎賞を受賞した山田太一の同名小説を市川森一の脚本、「転校生」「さびしんぼう」「時をかける少女」の大林宣彦の監督で映画化。主演の風間杜夫はもちろん、異人＝幽霊である父母を演じた秋吉久美子と片岡鶴太郎の演技も絶妙で、見る者の心を熱くする。'88年日本アカデミー賞最優秀賞2部門受賞を始め、その年の映画賞を総ナメした、大林監督の手法が光る異色ファンタジーだ。

＜スタッフ＞
監督：大林宣彦
出演：風間杜夫／秋吉久美子／片岡鶴太郎／永島敏行／名取裕子／入江若葉／桂米丸

＜コメント＞
ファンタジーというのはほんとに素晴らしいジャンルです。

ファンタジックな物語を映像にする場合、総てが具体化してしまうので、非常に難しい者があります。
人間の思考というのは無限なので、各人各様に様々な想像力でもっていろんな世界を作り上げていきます。

特に架空の世界は自由度が高いので特に多種多様な世界ができあがります。
となると、映画の場合は監督の想像力が観客以上でないと全く夢のないファンタジー世界ができあがるのです。

ここで、間違ったことをするのがＣＧの多用です。
近年のＳＦなどに見られるものです。最近はかなり変わってきましたけどね。
その点では大林監督のデビュー作「Ｈａｕｓｕハウス」はちょっとおふざけすぎた特撮ホラーでしたが・・・その後の大林監督のファンタジックな映像はほんとにノスタルジックな中に夢があって素晴らしい作品ばかりです。

＜参考作品＞

キッド
監督は「クール・ランニング」「フェノミナン」などハートフルな感動作を贈り続けるジョン・タートルトーブ。主演は「ダイ・ハード」のアクションから「シックス・センス」「アンブレイカブル」の知的な演技も光るブルース・ウィリス。
ディズニーが贈る、心癒されるピュアな感動作品である。
何かファンタジー・・・て感じの好感度大の秀作です。