2004年10月30日
テーマ： 日常の雑談(2785)
カテゴリ： カテゴリ未分類
kuroの家の床の間には、昔牛の置物があった。
「十牛図」（じゅうぎゅうず）と呼ばれる禅の文献がある。失われた牛を探し求める様子を描いた 10枚の絵のそばに短い文章がつけられたもので、禅の修業のプロセスが説き明かされたものだ。
その置物は、プロセスのひとつ中ほどの1図
一.「尋牛」
ニ.「見跡」
三.「見牛」
四.「得牛」
五.「牧牛」
七.「亡牛存人」
八.「人牛倶亡」
九.「返本還源」
十.「入廛垂手」
一.「尋牛」
失った牛を尋ねるという段階である。牛は仏教の派生したインドにおいては聖なる動物だ。この牛によって十牛図は霊性的な自分、本来の自分、仏教における悟りを象徴している。しかし尋ねるといっても失ったものならば、探しようもあろうが、みんな本来、仏を自分の内に持つというのが禅宗だ。外に探しに行くとは不思議な話である。ともあれ、迷いを脱して悟りを求めての努力の第一歩だ。
「十牛図」（じゅうぎゅうず）と呼ばれる禅の文献がある。失われた牛を探し求める様子を描いた 10枚の絵のそばに短い文章がつけられたもので、禅の修業のプロセスが説き明かされたものだ。
その置物は、プロセスのひとつ中ほどの1図
一.「尋牛」
ニ.「見跡」
三.「見牛」
四.「得牛」
五.「牧牛」
七.「亡牛存人」
八.「人牛倶亡」
九.「返本還源」
十.「入廛垂手」
一.「尋牛」
失った牛を尋ねるという段階である。牛は仏教の派生したインドにおいては聖なる動物だ。この牛によって十牛図は霊性的な自分、本来の自分、仏教における悟りを象徴している。しかし尋ねるといっても失ったものならば、探しようもあろうが、みんな本来、仏を自分の内に持つというのが禅宗だ。外に探しに行くとは不思議な話である。ともあれ、迷いを脱して悟りを求めての努力の第一歩だ。
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最終更新日
2004年10月30日 09時23分51秒
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