黒猫と金魚の共同生活

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タクシーに乗る

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カテゴリ：カテゴリ未分類

普段タクシーに乗ることなんて滅多にないのですが

先日久しぶりに乗る機会がありました。

仙台の街で友達と夕飯を食べて時計を見たら２３時近く。

ふとケータイを見てみると着信が残っていて

大学時代の先輩から電話がきていたようでした。

私に電話をくれるなんて、ありがたいありがたい…

そう思い折り返して電話をしたのがアウトでした。

長電話になり、電話を切ったのが２４時をまわっていました。

「仙台だし、終電はまだまだ先だろう」

終電は去った後で、駅は閑散としていました。

実家に電話をしても誰も出てくれない。というか寝てる。

…まさか…このままだと…帰れない…！！！

２分くらい仙台駅構内をウロウロしたものの、解決の糸口があるわけもなく。

タクシーっていくらくらいかかるんだろう。

とりあえずタクシー乗り場に行き

話しやすそうなじぃちゃん運転手さんを選んで、実家までの料金を聞いてみたら

なんと５０００円前後と言われました。痛い…

いろいろ痛くなって、お腹まで痛くなりそうでした。ちょっと手が震えました。

実家まで歩いたら朝には着くのか？とかぼやーっと考えていたら

運転手さんが一言

「終電もないしバスもないしタクシーしかないっちゃー！

乗れ乗れー！！」

言われるがままに乗りました。。。

「国道の信号はうまいことできている。

スピードに乗っていけば、信号にひっかからずに行くことだってできるんだ！」

とちょっと危険な発言。

スピード出す気なのかしら…どきどきどきどき……

「ほら見てろーー！！」

びゅーーーーーー！！！！

「じ…じいちゃん！！！！！」 ←心の声

じぃちゃんはスピードに乗ってぐんぐん進んでいきました。

夜の国道を一直線に駆け抜けます。

「この信号に止まらなければ、次の信号にもひっかからないんだぞ！！」

と得意気でアクセル全開です。

タクシーに乗っている間、いろいろな話をしたのですが

怖くて怖くて、話した内容すっかり忘れました。

唯一覚えているのは

「水戸黄門見ようと思って、こたつに入ってテレビつけるけど

オープニング曲を聴いてる間に眠くなってよ、

気がついたらエンディング曲だわ。」

とじぃちゃんが言っていたことくらいです。

こんなこと忘れてもいいのにね…

タクシーはしばらくは乗らなくてもいいな、と強く感じた日でした。