くろやぎさんは マイペース。。。

くろやぎさんは マイペース。。。

2008.05.14
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今日、買い物途中に、ちょっと嬉しい出来事がありましたスマイル

ちょっぴり暗い話にもなるので、

適当に読み流していただいて結構です。。(^^;)






結婚してここに引っ越してきてから4年が経とうとしているところですが、

実は私、この近所に友達が居ないのです。。



もちろん実家周辺には、仲のいい友達も、顔見知り程度の知り合いもたくさん居るのですが、

ここに引っ越してきてからというもの、

知り合いと言えば、同じ社宅内の住人数名程度だし、

しかもその方々とは、せいぜい会った時に挨拶を交わす程度…。

子供を持つママさん同士は共通の会話もあったり、子供同士を遊ばせたりと、



「子供ナシで夫婦だけ」の世帯の皆さんは、孤立しがちなのが現状だったりします。

ウチももちろんそのタイプなので、

普段ここで生活していると、

旦那以外、ほかの誰とも話すことがない日も少なくないのです。。





が、今日買い物をしようとスーパーに入ろうとしたら、

スーパーから出てきた人が、こちらに向かって歩いてきました。

地元だったら「ん、誰だろ?…」とすぐに顔を上げるのですが、

ここでは知らない人のほうが多いので、

ろくに顔も上げずに体だけでその人をよけようとしました。

次の瞬間、その人がポンポンと私の肩を軽く叩いたのです。





どこの誰なのかを理解するまでに2~3秒かかりました





その人は、私が通っている歯医者さんの助手のおばさん。

助手でもあり、歯医者さんの奥さんでもあります。





その度にいつもニッコリと静かに微笑んで対応してくれるのですが、

どうも毎回声を出さないので、私のほうもすごく不思議に思っていたら、

いつだったか、初めて「声」を耳にしたときがありました。

喉にマイクのようなものを押し当てながら口を動かし、

その振動によって声を発していたのでしょうか。。

その時はじめて、その人は普通に喋ることができないということに気付かされました。

それでも、その方は毎回ニッコリと微笑み、丁寧に助手を務めてくれます。

そうだなあ、年齢はそれこそ70歳に近い感じでしょうか…。

私の親よりも若干年上の世代のように見受けられます。



4年前に他界した私の母は、

当時、呼吸が弱く不安定だったので人工呼吸器を使っていて、

担当医から

「気管切開したほうがいいと思うのですが…」と、亡くなる1週間前に言われた事がありました。

「気管切開をすると話すことが難しくなるかも…」との説明もあったのですが、

母は、くも膜下出血の言語障害によってすでに喋ることができなくなっていたので、

顔こそ全然違うのですが、

無意識のうちに、その人と生前の母とを重ねていたような気もします。。





その方がポンポンと私の肩を優しく叩き、ニッコリと微笑んでいました。

2~3秒後にやっと気付いた私も「あ~、こんにちは~」と挨拶をすると、

その方は再びニッコリと微笑み、

片手で拝むような仕草をしながら軽くおじぎをすると

スーッとその場から立ち去っていきました。






思わぬ人からの挨拶に、

そして、ご近所さん以外の人に街で気付いてもらったというその事に、

なんだか嬉しくなってしまいました手書きハート(*^ー^*)





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Last updated  2008.05.14 19:23:26 コメント(8) | コメントを書く


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