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2004年08月21日
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優しくすることは共感することだけではすまされない。
むずかしいけれど、その人にとって未来を考えていかに幸福かを考慮してアドバイスをすることだと思う。
相手の生活観とか家族背景を考慮する必要もあるが、そんなものよりモラルとは、法律という規制があっても勝る理論だと思う。
なぜなら、不文法ではあるものの、それこそが日本人の意見が最も反映されているある種の法律だからだ。
では、明文化されている法律は、ちゃんとした法律であるのになぜこんなに理不尽なことが多いのかというと、立法機関のシステムにより国民の意見があまり反映されていない、というのもあると思う(語ると長いよね・・・汗)。しかし、モラルというのははまさに国民の多くの意見が反映され、多くの人が思っている法律である。(確かにそうではないと思っている人もいるが、それは多人数勢力により力を失う。それが問題である場合もある。しかし多人数勢力に対抗することは一時的には難しいだろう。)
ようは、アドバイスするときに大切な用件は、何でも受け止めるのではなく、助けたいと思う相手が将来的にいかに幸福であるかだと思う。

東海大学病院で行われた安楽死をとりまく裁判でもそうだった。裁判中、けっきょく議論の中心は家族と病院ばかりだった。
本当に大切なのは本人の幸福なのではないだろうか。
たとえ本人が今、意思表示ができなかったとしても、たとえそのときに何も言えなかったとしても、たとえそのときに混乱していて判断できなかったとしても、その後の当人がどうしたら幸せだったかは、家族を大切にする日本文化やモラル的に考えれば想像つくものじゃなかったのだろうか。


この事件の場合、結局家族の意思を尊重して安楽死を図っている。家族と患者の会話は不可能なまま。当人の気持ちはどうなのだろうか・・・。本人が意識不明だからといって家族の気持ちをそのまま受け止めることが正しいとは私は思えない。死に行く未来のない人に少しでもいいようにと考える優しさがほしいものだ(これは事件をしらないと想像できないかも・・・)

つまり、アドバイスをする第三者というのはそれほどに重要他者なのだ。それゆえに日本の文化や哲学を学ぶ必要があるのかもしれない。
簡単に受容、共感などするものではない。
そんなことを考えながら哲学の本を読んでいる、今日この頃だ。





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最終更新日  2004年08月22日 01時58分05秒
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