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2007年11月05日
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アンティークキッチンウェアや古い鍵など
いろいろ並べたお店。
私のお目当ての一つ、青い硝子ボトル…
の隣に並んでいた陶器のもの。
手に取ってみると、ポッテリとなじんで温かみがある。
焼き物、というのがピッタリ。土の質感が良い~!

DSC00006a.jpg

しかも・・・。

前にテレビでみた、
無釉の焼き物が出来る経過(どこの焼きものだったかは忘れた)。
高温にも耐えるカメラで釜の中の様子を見ていこう、という番組で、
置かれた釜内の器に
火の粉や灰が降りかかっていく映像があった。
炎の勢いで釜の中に入り込む割り木の「灰」と粘土に含まれる「金属」が、
高温によって出会い、
偶然の積み重ねによって、
焼色が人の手の及ばない窯の中で描き出される、とのこと。

だから炎の掛かった所とそうでない所で出来た「焼けムラ」が
その器の「景色」となり、
同じものが一つとないそうです。

まさにそれみたい。

テレビで見ながら、
そういう風に出来た模様なんだ~と旦那様と関心を抱いた。
そこだけ刷毛で何か塗ったりして
意識的に作ったものと思っていたから
それ以来、焼き物の見る目が変わったというか、
出来方を知って、見方が変わった、というか…。

これも、そんな風にして出来たんだろうな。

この素朴で小さな焼き物について
店の人に聞いてみた。

イギリスのもので、1900年ごろのもの。
ガラスのインクボトルが出回る前に使われていた
陶器製のインクボトル、とのこと。

へ~。ガラスの前は陶器だったんだ。
たしかにボトルの中にはインクのあと…。

DSC00004a.jpg

イギリスのどこで、誰が作って、運んで、店に並んで、誰が買っていたんだろう。
どんな手紙が書かれたのだろう。

値切り交渉してみたら、
ごめんなさいね~あんまり無いものだから
安く出来ないの~ごめんなさい~。

というわけで、定価で

でも、あとで調べてみたら
買った値段よりもっと高くていい物だったみたい
お得な堀り出し物でした。

家に帰って、調べてみた。

ガラス器は上流階級の特権で、庶民の暮らしの中のガラス器といえば、
せいぜいコップ(ゴブレット)や大ぶりのワイングラス一種類ぐらいでした。
見るからに頑丈な厚みのあるそれらのガラス器を作っていたのは、
ローカル色が強い、小規模のガラス工房でした。
もちろん手工業ですので生産性は良くありませんし、
それほど安く作れるものでもありません。
庶民向けのガラス器は兎にも角にも廉価であることが絶対条件です。
そのためには大量生産しかありません。

ようやく1850年以降になり、ガラス器普及への様々な「追い風」が吹きます。
- 型吹きや型押し(プレス)成型などの自動機械が進歩する
- 鉄道の発達により消費圏が拡大する
- 「ルブロン法」に加え「ソルベイ法」も考案(1861年)され、炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)供給が容易になる

こうして、
庶民のテーブルにも、アペリティフ用、白・赤ワイン専用、リキュール専用など、
ヴァリエーションが増え、
その他の生活雑貨もガラス器で作られるようになっていきます。

ふ~ん。

また、

【無釉陶器(せっ器)】 
ウェッジウッド(ジャスパーウェア)など。
日本の常滑や備前などの焼締めに近い。

【せっ器(ストーンウェア)】
半磁器、焼き締めとも呼び、
陶器と磁器の中間的な性質を持つ焼き物で、
窯を使い1200~1300℃で焼成する。
本来英語の"Stone ware"の訳語という。
世界各地にあり、普通施釉せず、
また絵付けも行なわれないことが多いかわりに、
地肌の風合いが賞玩される。
浮彫り、貼花(レリーフ)等の装飾が施されることも多い。
堅牢で耐水性があり、
瓶、壷、水差し、茶器、食器、花器、植木鉢、フィギュアリンなど、
日用品から装飾品まで幅広く作られる。



「ストーンボトル」「ストーンウェア」で検索してみたら
お仲間が出てきました
ストーンインクボトルというのがピッタリ見たい。


独特の焼きムラが魅力です。
炎があまり触れていない面。
DSC00007a.jpg

炎が触れた面。
DSC00008a.jpg







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最終更新日  2007年11月05日 17時36分16秒
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