ここで日記を書くのは、本当に久しぶりなので
「改めまして」の気持ちを込めて
自己紹介&近況報告です。
ここで日記を書き始めたのは
長男タカ坊と長女ゆっちが小学生の頃。
もともと根気のない私は、途中で書くのをやめたりしたので
タカ坊の中学受験が決まってから
ゆっちの中学受験が決まってから
と、何度も再開したり、中断したりを繰り返しています。
そして、いよいよタカ坊は高校2年生。
そろそろ進路について考え
大学受験の準備をする年頃になりました。
タカ坊は、いわゆる私立の進学校に通っていて
中学1年生の時に始めた吹奏楽を今でも続けているので、
今は夏のコンクールに向けて練習の日々。
大学説明会やオープンキャンパスへの参加もままならない状況です。
それでも、前回の校内模試では
第1志望から第3志望までを東京の私立大学
第4志望から第5志望を地元の国立大学と書き
私立大学E判定。
国立大学C判定の厳しい現実を突き付けられ…。
「いやいや、お母さん。
そう悪い結果でもないですよ。
校内順位を見てください。
文系20位ですから…。」
本当だ。
これまで下から数えた方が早かったタカ坊が
なかなか上位に食い込んでる。
「この調子で頑張ってくれたら、来年は文系難関大コースです。
東大や京大を目指す集団の中でもまれながら
第1志望の大学を目指しましょう。」
まだ高2だもんね。
先生の言葉には責任がないから、そういって励まして
成績のパッとしないタカ坊をなんとかその気に…ってことだろう。
なんて思いながら帰ってきたのですが
どうやらタカ坊は、本気で東京の私立大学に行きたいようです。
どうして東京なの?
どうして私立なの?
親は、中学高校時代にしっかり教育しておけば
学費の安い国立大学に合格できるからと思って
これまで高い授業料を頑張って納めてきたのに…。
中学校から大学まで私立で
しかも大学は東京なんて、一番お金がかかるコースじゃないの。
「俺、テレビ局に就職したいんだ。
日本が元気になるような、楽しい番組を作りたい。」
え???????
テレビ局?
番組制作?
うちのタカ坊からそんな言葉が出てくるなんて…。
「いやぁ~。驚きましたよ、お母さん。」
先生…母親の私が一番驚いていますから。
なにせタカ坊は、幼児期は近所のママ友に
「こんなこと言ったら、、アレだけど…。
タカ坊くんって、自閉症じゃないかな?」
なんて、本気で心配されるほどで…。
幼稚園のときには、友達がいないっていつも先生に言われてたし
小学校も、休憩時間は、ずっと本を読んでたし
中学生になっても、教室でお弁当を食べられなくて
トイレにこもって食べてたりしたし
本当に、この子は大丈夫なのかしらって
なんとも個性的なタカ坊のことがずっと心配で…。
それが、テレビ局なんて
私は内情はよく知らないけど、すごく華やかな世界で
この子が通用するのだろうか…。
で?
だから東京の私立の大学?
「そう。
とにかく東京の大学に行って、テレビ局でバイトして
なんとか潜り込めるように頑張るから。」
へ?
「東京の国立って東大じゃん?
それは、無理って母ちゃんにもわかるよね。
だから、私立大学に行かせてください。」
真面目に話すタカ坊からは、本気だってことが伝わってきました。
「お金もないのに、そんなこと無理!」
と、のど元まで出かかった言葉を無理やり飲み込み
「東京の私立は、たくさんあるのよ。
そのうちの“どれでも”じゃ、夢には手が届かないかもね。」
「うん。
目指すのは、早稲田だと思ってる。」
早稲田?
「それくらい行けなかったら、テレビ局の就職も難しいよ。
俺、頑張るから。」
そうなんだ。
やりたいことが見つかったんだね。
もしかしたら、今は漠然としていて
テレビ局の人の仕事がどんなものか、ちっともわかってないかもしれない。
それでも、そのために努力するのって、
もしテレビ局に就職するっていう目標が達成できなかったとしても
もし、途中で違う目標に変わってしまったとしても
人生を長い目で見渡せば、絶対無駄にはならないよね。
それに…
金銭的に苦しかったとしても
自分が掲げた目標を達成するためだったら
頑張れたりするんじゃないかな。
ううん。
頑張れないようじゃ、目標なんて達成できない。
「わかった。応援するよ。」
って、つい口走ってしまった私なのでした。
あとで貯金通帳を眺めながら、電卓をはじいてみましたけど
どこをどうやったら、東京の私立大学なんてところへ
進学させてやれるのでしょうか…。
おまけに…。
“お兄ちゃんより私を見て!”の、甘えん坊なゆっちは
「私は、医学部に行こうと思ってるから。
地元の国立なら親孝行でしょ?」
なんて、さらりと言ってくれたりして…。
まだまだ中学2年生。
これからどれほど数学が難解になっていくかも
物理・化学が恐ろしく難しいことも
何も知らずに「医学部」なんて
しかも、「国立だから安い」なんて
国立だって文系は安いけど、理系のしかも医学部は
一番お金がかかるところなのよ~!!!
と、これもごっくん飲み込んで
「そうなの?
医学部は、すごく難しいから頑張らないとね。」
「うん。応援してくれる?」
「もちろん。
ママは、ゆっちのこと、いっぱい応援するからね。」
と、ひきつるような笑顔を作った私なのでした。
中学受験は、親の受験。
それをなんとか乗り越えたら、あとは、学校と本人が
なんとか頑張って、大学受験をしてくれるのかと思っていましたが
大学受験は、手出しも口出しもできない分
お金だけは、中学受験の比じゃないほどかかるようで…。
どんな恐ろしい日々が待ち受けているのか
ドキドキわくわくの私なのでした。
不定期更新になることは、間違いなしですが
ぼちぼち書いていきますので、
これからどうぞよろしくお願いします。
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