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Jan 31, 2008
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カテゴリ: 精神論




その質問に答えることが出来ますか?


これと全く同じことを今日私は先輩に聞いた。その先輩は少し考え方がラディカルなこともあって、現場内でも話題になることが多かった。その先輩にかかれば一般的通念というものも意味を成さなくなる。その考え方が時々怖くなるが、だからこそ色々なことを聞いてしまうというものだ。要は怖いもの見たさと同じ感覚なのかもしれない。

一般的に仕事をするということは生きていくことと同義だ。本当の意味で生きていく為には仕事をしなくてもいいのかもしれない。しかし豊かで充実した生活を送るという前提で話をするのであれば、仕事をしている方が効率的だし、生きていく為に必要なお金も稼ぎやすい。その代わり「自分の時間」という限りなく命の価値に近いものと交換することになる。端的に言ってしまえば仕事をすることで時間がなくなっていくことは自分の時間の切り売りだ。1時間あたり幾ら貰えるかはネゴシエーションの見せ所というわけだ。

仕事に対して生き甲斐を感じたり、その仕事をすることでヒューマンスキルを向上させるといことも大いに前向きな動機ではなると思う。しかし今現在仕事をしている人にアンケートをとってみれば仕事をしているということに対する現状はすぐに見えてくる。賢明な方ならどちらの上記理由と自己啓発ではどちらの意見が多いかは実際にアンケートを取らなくてもわかるだろう。理想と現実には少なからず乖離があるという一番卑近な例かもしれない。



兎に角その先輩に何故仕事をするのかというようなことを聞いてみた。すると先輩はこう言った。


「やりたいことをやる為だ」と。


私はこれには少し驚いた。一般的な物の見方からかなり離れている印象であったので、そんなまともな答えが返ってくるとは思ってもみなかったからだ。しかしだからこそ疑問に思うところもある。
その先輩の夢は開発関係の仕事をすることらしい。開発といえばIT業界における花形みたいなもので、なることも難しいとされている。しかし先輩は今の会社に2年ほどいるにも関わらずその職についていない。そのことが私には不思議に思えて仕方ない。




結局のところその先輩の考え方は「やりたいことがあってそれに向かって頑張っているという風に考えないとやっていけない」ということなのだろう。もしも開発関係の仕事が本気でしたいのであれば、もうとっくに今の会社にはいないだろう。今の会社は開発関係に於いてはまだ着手したばかりという言ってしまえば弱小レベルであり、そんなところの開発関係についたとしても高がしれているというものだからだ。私が追求しても結局そこのところを認められなかったが、そういうことなのだろうと簡単にトレース出来た。

これはバッシングではない。しかし美徳を守ることと現実を見ることは別問題だ。社会的に美徳とされるのは「前向きで向上心溢れる仕事ライフ」かもしれないが、現実はそう甘くはない。若いから、未来があるから、それだけの理由では可能性を信じてくれるほどぬるい会社なんて存在しない。やりたいことがあるのであれば、その関係の仕事をアルバイトでもいいから始めている方が今の環境に埋没するよりも夢の近道だ。それが出来ないということは、中途半端な構え方をしているか…そう思い込むことで何かしらの目標があるように見せかけているかのどちらかだ。
そのような考え方は愚かではない。やりたいことが見つからない人は多いわけだし、やりたいことがあってもそれが今の立場からかけ離れている場合よく起こる現象だからだ。



結局最期までその先輩は認めなかった。しかしその気持ちが私にも少しはわかる。やりたいことがあると信じないと仕事は出来ない。この仕事が天職だと思い込まないと本当に興味があるかどうかわからない仕事は継続しない。
私もやりたいことは見つかっていない。しかし今の仕事を途中で投げ出すようなことはしない。この会社が発展性があるのか、そしてこの職種の本質は何なのか、そこに興味を見出せるのか、それがわからないから今の職場にいるのだ。それは前向きな動機ではないかもしれないが、美徳に流されるようなことはありえない。少なくともなんとなく仕事をしているといった甘い考えは私にはない。


綺麗事ではつとまらないのが仕事だということだろう。


こんなことを考えるのももうすぐ私の職場がなくなるからだろう。入社してまだ半年強だが、早くもターニングポイントに差し掛かっているのかもしれない(苦笑)













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Last updated  Feb 2, 2008 01:14:54 AM
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