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Jul 2, 2009
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カテゴリ: 報告







人は生まれ、そしていつか死ぬ。それは自然の理。誰も死から逃れることは出来ない。それは何故か、諸説あるが、私はこう思う。人は最初から死に向かって生きているのだと。死は終わりではなく、人生に於ける最後の目標のようなもの。人は死ぬからこそ生きている間に何かを残そうと努力する。その過程が輝くのは死が最後に待っているからだ。死無き生き物にはきっとなんら価値はないものと思われる。
と、まぁ小難しいテーマを展開しかけてはいるが、今回の話はお墓のお話。日本という国では、死者を墓に埋葬する習慣がある。これは宗教の壁を越えた共通の概念であることは言うまでもない。この文化は非常に根強く続くものだ。

古来、文化が今ほど発展していなかった頃は、人が死ぬと土葬されていた。しかしいつからか火葬に変わった。これは何故か、単純に人が死んだ時の捉え方の違いもあろうが、衛生面的な部分からだろう。それに明確に個々のアイデンティティが確立されてきたことから、死者を適当に自分の敷地内に埋めるという行為に抵抗を感じたという要因もあるだろう。これも諸説あるかもしれないが、現代の埋葬のスタンダードが火葬であることは言うまでもないことだ。
本州では、火葬した死者の骨をお墓に埋葬する。が、このお墓という制度が沖縄と内地では全く異なるということを知った。内地では、お墓は家毎に所有しているもので、勿論お墓を立てる為の土地もある意味では分譲していることになる。個人で所有している土地にお墓を立てるというのが風習だ。沖縄との根本的な違いは、立てるお墓が「何人も入ることを想定していないお墓であるかどうか」という点にある。
内地のお墓は完全に1人用だ。先祖代々の墓があっても、それは先祖1人に対して1つ立てるもので、言ってみれば死者1人に対して1つあるという認識になる。よって、家系で新たな死者が出た場合には、先祖代々の墓を発くか、或いは敷地内にもう1つお墓を立てることになる。その為に簡易的な小さな祠のようなものを作る風習がある。取り敢えずお墓に入ってもらう前の準備期間にいてもらう場所という認識のようだ。その方面には詳しくないので、これくらいにしておこう。ところが、沖縄の墓は内地とは全く異なる方法で管理されている。

まず1番違う部分は、お墓を集めた墓地という概念がないということだ。内地では、墓地は1箇所に集められている。お墓専用の土地があるというわけだ。まぁこの部分に関しては、敢えて掘り下げる必要もないだろう。一方沖縄のお墓は、道端に1つとか2つとかいった具合で、お墓だけを纏めているような場所がない。この部分が最も異なる。聞いた話では、そうやって方々に散っているお墓だが、土地の権利はしっかり持っているものらしい。なので、概念的には内地のものと遜色ないということらしい。
次に違うのが、お墓の大きさだ。内地でスタンダードとされているようなお墓の何倍もあるものが沖縄には平気である。しかもよく見ると、家のような構造をしていることが見受けられる。なんでも、沖縄のお墓は女性器を象徴しているらしい。生命は女性より生まれるのだから、女性に還っていくという意味だろうか。なるほど、奥が深いものだ。
そして最後に、新たな死者が出た場合の対応が違う。前述したように、内地では新たな死者が出た場合には、新たな墓を立てることが多い。既存の墓に入れる例もあるが、どちらが多いかとは一概に言いにくいくらいそのやり方には地方色が出る。しかし沖縄のお墓は、既存の家系の墓で死者が出た場合には、その墓に入れるというやり方をとっている。そこには血族か否かという細かくて難しい慣わしがあるようだが…。



沖縄の本土の面積は小さい。故に大きなお墓を家毎に立てるのは一見合理的には見えない。しかし1つ立ててしまうと、もうその血族のお墓は保証されているようなものだ。つまり新たなお墓を建てる必要性は、よっぽどのことがない限り発生しなくなるということだ。土地が少ない沖縄ならではの方法だと言える。
そして霊園的な考え方がないことから、お墓をどこに作っても自由ということになる。つまりお墓へのアクセスは集合させられる内地のお墓よりも利便性が高いということだ。沖縄は内地に比べ霊的な信仰が強い。そのことを考えても、好きな場所にお墓を作れるという利点は大きいだろう。




車で沖縄の街を走っていると、お墓を見ることはよくある。しかもそのお墓のどれもがかなり大きく立派なものだ。それだけでも、内地よりも先祖供養やお墓参りに対してのウェイトが高いことが見られるものだ。








しかしここで疑問が1つ。
どうしてお墓は色々な方向を向いているのだろうか?沖縄のお墓もそうだった。これは少し調べてみた方が良さそうだ。













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Last updated  Jul 2, 2009 04:09:05 PM
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