以前から2階の押入がカビ臭く、ずっと気になっていました。開けっ放しにして空気を入れ替えても、一晩経つとやっぱりカビ臭くなっています。とろこで、カビ臭いのは、2階の押入のうち1階小屋根裏への点検口が設置されている押入だけです。おそらく原因は、この小屋根裏から臭気が侵入してくるのだろうと推測していました。
押入の荷物を引っ張り出し、側面に設置らされた点検口の蓋を開けると、同じカビ臭い風が出てきます。懐中電灯を片手に小屋根裏に入り、調査開始です。
すると何ということでしょう。側壁に断熱材が取り付けられていません。なぜ、ここだけ断熱材が入っていない?
[断熱材の入っていない小屋根裏以下の側壁]
しかもよく見ると、側壁の上部には黒いカビが発生しています。これがカビ臭さの原因のようです。
[カビの発生した小屋根裏の側壁内側]
インターネットで色々調べると、「浴室周りは湿気が多いので、断熱材等で塞がない」ことが、この年代(築20年ほど)の住宅では一般的だったようです。確かにこの小屋根裏は、風呂・洗面・トイレと水周りの上です。断熱材等で塞がれていないので、床下の空気が外壁と内壁の隙間(=通常断熱材が入る隙間)を通り、この小屋根裏に上がってくる構造になっています。では、当然に換気口(ガラリ)が.....付いて無い(T_T)。
つまり、壁の隙間を上がって来た浴室周りの湿気は、この小屋根裏で出口を失って溜まってしまい、それが冷たい外壁で結露となって、内側にカビを発生させていたのでした。う~ん、中古で購入した住宅なので、どこへも文句を言えないのが悔しい。
と不健康なことを考えていても仕方ないので、対策を実施しました。
■小屋根裏の湿気対策
(1)換気口の設置
何はともあれ、まずは換気です。Φ100mm(約80平方cm)以上の穴をモルタル外壁に開け、ガラリ設置を検討しました。しかし、それ用の工具が必要で、これが結構高価なために断念。仕方なく、大屋根裏まで側壁内に沿って電気配線用のΦ20mmフレキシブルパイプを3本(約10平方cm)敷設し、気休めとしました。
(2)側壁への断熱材追加
幸いカビが発生しているのは、湿った空気が溜まり易い小屋根裏の上部だけのようでした。なので、この部分にだけ手持ちの断熱材を取り付けました。これで結露の発生は防止できるはずです。
[小屋根裏側壁内側に断熱材を設置]
十分な換気口が設置できなかったため、対策としては不十分な結果となりました。押入のカビ臭さはましになりましたが、無くなってはいません。業者メンテナンス時に換気口設置もまとめて頼みたいと思います。いつになることやら。
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