音響機器修理「京とんび」

音響機器修理「京とんび」

2011年03月24日
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カテゴリ: 音響機器修理

 今回の修理は、「 SONY CMT-PX5 MDデッキ搭載オールインワンコンポ(2000年9月発売) 」だ。ソニーの“pepz(ペップズ)”シリーズの一機種で、MDLPに対応し、3CDチェンジャーが特徴の一台だ。

 良くできた機種で、メンテナンスもし易く、音もバランスが取れていて、普通に使用する上ではなんら問題のない機種だ。 

CMT-PX5
[修理の完了した SONY CMT-PX5 ]

■故障状況

  1. CDトレー開閉不可(稀に開閉)
  2. CDチェンジ不可
  3. MD音とび
 原因を推測する。CDチェンジャーの不具合は、ギア破損か駆動ゴムベルトの劣化が多い。ギア破損の場合は交換部品が入手できず、修理断念となるケースが多い。原因が後者であることを祈りつつ分解に着手する。

CMT-PX5
[底面からCDピックアップユニットの交換が可能な設計]

 ねじを外しにかかると、底面からCDピックアップユニットの交換が可能な設計となっていた。後のメンテナンスに配慮した設計に好感が持てる。

CMT-PX5

 カバーを外し、左右のねじ2本を外すとごっそりと底部が外れ、ここにCDドライブユニットある。

 とりあえずCDピックアップユニットを取り外し、メンテナンスする。

CMT-PX5
 [自動開閉式シャッター付きCDピックアップユニット]

CDレンズの防塵・防曇のために自動開閉式シャッターが付いた設計となっており、こちらも好感がもてる。以前紹介した「 AIWA XR-FD5 」と同様の機構だ。この設計が功を奏し、やはりCDレンズ部の汚れは軽微であった。

 さて、今回の本命となるCDチェンジャーの修理だ。まずはユニットを分解しながら動作を観察し、動作原理を分析・理解する。

CMT-PX5

 すると、ユニット後部にあるプーリーと歯車がCDチェンジやトレーの開閉をしていることが判明。動力伝達には、ゴムベルトが使われている。

CMT-PX5

 指でプーリーをまわしてやると、チェンジ機構が機能し、トレーが排出されることを確認。どうやらモーターの動力伝達に使用されているゴムベルトが劣化で伸びてプーリーが空転し、動力が伝わっていないことが原因のようだ。

早速ゴムベルトを交換してやる。 CDチェンジャーのゴムベルトには大きな力がかかるため、劣化も早いようだ。定期的な交換が必要だろう。

CMT-PX5

 次にMDの音とびを修理する。十中八九、レンズの汚れが原因だ。

CMT-PX5
[汚れて曇ったMDレンズ]

 案の定、MDレンズが曇っている。録音用の磁気ヘッドにも汚れの付着が認められた。ユニット内の埃を除いた上で、レンズと磁気ヘッドをクリーニングした。

 仮組し、動作を確認する。一発OK! 修理完了。

再度バラしてオーバーホール。各部を清掃/調整/注油を行い、最終組上げを行った。

 動作確認作業を行う。CDチェンジャーの確認は、特に念入りに行う。正常動作を確認。復旧完了だ。

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あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く
懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○





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最終更新日  2011年03月25日 00時19分08秒
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MDユニットの分解  
ゆうじ さん
こんにちは
SONY CMT-PX5のMDが出なくなるので、MDユニットを分解してゴムベルトを交換してみようと思っています。MDユニットは取り出せたのですが、ゴムベルトが取り外せるところまで分解が出来ません。写真にある[汚れて曇ったMDレンズ]の状態にならないのです。ユニットの分解手順を教えてください。突然のお願いですが、よろしくお願いします。 (2011年05月27日 10時13分47秒)

Re:MDユニットの分解(03/24)  
京とんび  さん
ゆうじさん
 こんにちは、京とんびです。メッセージをありがとうございました。

>MDユニットは取り出せたのですが、ゴムベルトが取り外せるところまで分解が出来ません。
>ユニットの分解手順を教えてください。

 了解です。
 ご覧になって自力で分解できない場合、それ以上の分解はお勧めするものではありません。最悪、自分では戻せなくなる場合があることを覚悟で下記ご覧ください。

(1)MD挿入口の対面にツメ(上部が下部に引っ掛けてある)がある
(2)MD挿入口の左面に上部と下部をまたぐバネがある
 ※ここで上部と下部がどのように組み合わさっているかをあらゆる角度からデジカメで撮影記録
(3)ツメ(折れ易い)とバネ(飛ばし易い)を外し、上部をMD挿入口の左右にあるヒンジを支点にし、本を開くようにしながら慎重に外す
(4)ゴムベルト交換
 ※ギアやプーリーは、できるだけ回転させない方が良い。位置がずれて組み戻しが難しくなる場合がある。心配ならマジックで印をつけておく
(5)逆の手順で組み戻し
(6)動作確認がOKならば完了

以上、がんばってください! (2011年05月27日 16時24分29秒)

Re[1]:MDユニットの分解(03/24)  
ゆうじ さん
京とんびさん
こんにちは

分かりやすい説明を有難うございます。
お蔭様で簡単に取り外せました。
はめるとき少し苦労しましたが、無事にベルトの交換ができました。
これでまだまだ使えそうです。

このたびは有難うございました。
古い家電を簡単に買い換えるのはもったいないので、たまに自分で修理しています。
また分からない事などありましたらよろしくお願いします。

(2011年05月29日 13時46分59秒)

Re[2]:MDユニットの分解(03/24)  
京とんび  さん
ゆうじさん
 京とんびです。
無事にゴムベルト交換ができたようで何よりです。
かく言う私は、一度組み戻しに失敗しました。
 音響機器に限らず、宅内にあるものは何でも修理してみることにしています。もったいないですからね。
 何かありましたら、いつでもどうぞ。 (2011年05月29日 14時26分08秒)

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