今回の修理は、「 SANYO PH-PR810 WカセットCDラジカセ(発売日:1992年)
」だ。バブル景気直後に発売されたバブルラジカセの普及機種だ。
サブウーハーを搭載し、普及機種ながらバブルラジカセらしく重低音が響く一台だ。
■主な故障と原因
■修理
バブルラジカセの割には、接続コードの数が少なめだ。が、やっぱり多い。
上位機種では劣化の多いカセットデッキのゴムベルトやピンチローラーだが、普及機種では「生きている」場合が多い。本機体も早であった。材質が劣化し難いもの(=性能は普通だが安価)を使用しているためと思われる。
ラジオチューナーもまったく問題ない。
スピーカーユニットは、フルレンジ1ウェイ。ツイーターがダミーで造形されている。
背面には、サブウーハーが1ユニット装備されている。
CD光ピックアップは、自社「SANYO製 SF-P1」 だ。純正は既に入手不可で久しい。CDレンズが曇っていただけで、クリーニングで無事に復旧。
カセットデッキのテープ走行速度とアジマスを調整する。走行速度は、組み立て後でも調整可能なように背面に開けた穴から半固定抵抗器にアクセスできる。
CD扉は、プラスチック製のヒンジが磨耗しており、代替パーツを自作して復旧。電池端子は研磨、各部をクリーニングして復旧。
20年も昔の機種だが、修理して動く辺りが普及機種のいいところだ。
--- 分解清掃修理した や や を出品中 ---
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