音響機器修理「京とんび」

音響機器修理「京とんび」

2017年07月01日
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カテゴリ: 音響機器修理

SONY DHC-MD515 "MDピクシー"(発売日:1997/9/1) 」だ。何と言っても、3枚MDチェンジャー/3枚CDチェンジャー搭載が特徴だ。また、本体操作部の一角が、"パカッ"と外れ、リモコンとなるユニークな仕掛けも装備している。MDLPには非対応だが、希少な機種だ。

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 [ソニー DHC-MD515]
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■主な不具合症状と原因

  1. CDトレーが開かなくなり、CDチェンジしない → ゴムベルトの劣化
  2. MD再生するも録音不可 → MDレンズの曇り
  3. 一部操作ボタンを強めに押下しないと機能しない → 押下式スイッチの軽度劣化
  4. 取外し式リモコン裏面のベタ付き → 同裏面塗装の経年劣化

■修理

 不具合症状を追確認できたので、分解を開始。

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 やはり、CDチェンジャーのゴムベルトが劣化していた。 まず2本を交換。

SANY3182.JPG

 次いでもう1本。合計3本のゴムベルトを交換し、CDチェンジャーの機能回復を確認。

SANY3184.JPG

 MDは、顕著なレンズ曇りを除去することで回復を確認。CD光ピックアップは「SONY KSM-260A」、ATRAC ICは「SONY CXD2652AR」だった。

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 本体操作部を兼ねるユニークな脱着式リモコン。

SANY3270.JPG

 背面がベタ付いている。当初は乾電池の液漏れとみていたが、ベタ付きがリモコン背面全体に広がっていることから、塗装劣化と判断。溶剤で除去した。

SANY3271.JPG

 操作ボタンの軽度な不具合は、押下式スイッチの劣化が原因。交換が望ましいが、ご要望もあり、今回は接点回復剤の塗布による延命的な回復とした。

SANY3272.JPG

 その他にも多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。

♪ あの頃の懐かしい カセットテープ や CD や MD を もう一度 聴い てみませんか

音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪

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最終更新日  2024年02月13日 19時45分29秒
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