心も身体も元気になろう

理解しているかどうか


 人が言うことを理解できない場合、その人の言っている言葉の意味が理解できていない(それには10通りあるんですが)のです。しかし、原因は自分にあるとも限りません。というのも、話している本人が、自分の言っていることを理解していない場合もあるからです。
 最近特に感じるのは、言葉の誤用です。明らかに間違った使い方をしているのですが、本人は全く気付いていない。
 諺のように、多くの人が同じ誤解をしている場合、うまく話が繋がることはありますが、日常使用している言葉の場合そうはいかないことが多いです。しかし、聞いた人も言い間違いだと認識し、自分なりに「真意はこうなんだろう」と解釈して受け取っているようですが、これはまた危険な行為です。

 こういった、普通の日常語をよく間違えて使う人は、やはり理解力が低いというのは、その人の理解していることを説明させるとよくわかります。しかし、これに気付くには聞いている内容の予備知識があることが前提になります。こういった人の「解釈」という誤解から身を守るには、自分自身がものごとを理解するという姿勢が重要になります。とにかく、何か変だと思ったら辞書を引くことです。そうすれば、自分が変なのか相手が変なのかがわかります。で、相手が変ならば、その人の言うことは信用せず、それについて書かれてあるものを自分で読むことです。そしてそれを理解することです。
 恐ろしいことに、ある仕事に長いこと就いていて、それに関する薀蓄があっても、それについて本当に理解しているかどうかは別なのです。


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