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2010年09月08日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は日記ラッシュだな。
PC触れていなかった代わりに、いろいろなものを見たりしていたから、感想を書くものは多い。

これは東京に行った時に知り合いの先輩に借りたもの。
春にはあの湯浅監督がアニメ化した。
アニメのほうは残念ながらまだ1話しか見ていなかったのだが、印象としてはとにかく「私」が話まくる話だと思った。
自分が思っていることをだーっと述べていく。
ポンポンと思いつくままに。
だからそんな小説なのだと思って読んだ。
文章が特徴的だというのは森見氏を特集した記事か何かを昔に読んだので知っていたし、近年のラノベ的に脈絡ない部分とかも多かろうと、文章力に関してはさほど期待せずに読んだ。


しかし読んでみると、予想に反して知的な文章だった。
もちろん文の書き方というか出てくる言葉自体は大袈裟でラノベ的。
普通の人は使わないような比喩や言い回しをする。
しかし、それでもバカっぽくない。
実に知的なのだ。

まず、選ばれている言葉自体が知的である。
分かりやすくいうと、普通の会話には出てこないような難しい言葉や画数の多い漢字を使った熟語がしばしば見られる。
しかしこれはちょっとした文章技術である。
難しい漢字を含んだ文を作ればどことなく知的に思えるし、小説家であるならばある程度はこういったものは書ける(はず)。
なので、たいしたことではない。
単なる小手先の文章技術ではなく、「私」(ひいては森見氏自身)が堕落した大学生活を送っていても知的だと感じられるのは、表現や言い回しにあるバックグラウンドの知識、それに尽きる。


内容のほうもなんだかダラダラと大学生の煩悩が続いていくように見えるのだが、読んでいくうちにその構成の緻密さが見えてきて、ぞくりとする。
最後まで読むと、こりゃすごかった、と言わざるを得ない。

しかし、面白い小説だったかというと個人的には、ぼちぼち、といったところ。
ラストまで読んで全てが繋がれば面白いと思うのだが、物語を構成する一つ一つのエピソードというか、シーケンスというか、そういったものには指して面白味を感じなかった。

こんな話よく考えたなぁ、と思うし、(文学的な文章ではないが)文章も悪くはない。





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最終更新日  2010年09月08日 23時07分56秒
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