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2012/12/03
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テーマ: タイ(3472)
カテゴリ: タイ旅行記
国鉄南線ワット・ンギウラーイ駅前の向かいに見える路地に入ってみます。


  • b_01.jpg


両側に古い木造家屋が軒を連ねています。
商店もあれば住宅もある様子。

でも静寂に包まれています…。


あとでじっくり見ることにして、まずは奥へと進みましょう。

しかし100m前後歩いて行くと突き当たりに。あれれ?
近くで涼んでいる住民のおじいさんに尋ねてみますか。

「すみません。船着き場へはどう行けばいいのでしょうか?」

「右の路地に入って行けば着くよ」


逆L字に奥へと続いているのが見えます。

ありがとうございます!

その路地を進むと・・・


  • b_02.jpg


川面が見えるぞ。


  • b_03.jpg


船着き場に出ました! 目の前は ターチーン川 です。

ちょうど一艘の舟が船着き場を出るところ。


  • b_04.jpg


今回の旅の目的は、ここに来ることだったんですよ!
なぜこんなごくフツーの船着き場にとお思いかもしれませんが…。


実は、昔むかしタイがまだ水上交通主流の時代、
まさにこの場所から スパンブリー県


調べたところ、自信は無いんですが上り下りともに1日1本運行していたようです。
ンギウラーイ スパンブリー 行きは、朝9時発。

エンジン付き2階建ての船で、2階は客席で定員2、30人、
1階は荷物室で、鉄道で ワット・ンギウラーイ駅
積み込まれたんだとか。

途中 ターチーン川 両岸に寄って客と荷物を下ろしながら
終点 スパンブリー まで12時間で結んでいたそうです。

「出発します! バーンラカム、ランプラヤー、バーンプラー、ソーンピーノーン、
 バーンプラーマー、カーオホン。スパンブリーまで上って行きます!」

出港時、合図にそう叫ばれていたようで。


逆に スパンブリー ンギウラーイ 行きの下りは、未明の4時発。
11時間で ンギウラーイ に到着。さらに ワット・ンギウラーイ駅 から
バンコクノーイ 駅まで鉄道で2時間。 バンコク 到着は午後5時でした。


…と、かつては中部タイ北部とバンコクを結ぶ交通の要衝だったこの船着き場も、
今ではそんな面影など微塵も感じさせず、むしろ過去の栄華をひた隠すかのように
何の変哲も無い姿へと変貌して、今私の目の前に佇んでいます。

当時はどんな風景だったんでしょうね。全く想像できませんなぁ。


  • b_05.jpg


ターチーン川 上流方面へと進んで行く舟を眺めながら、
そんなことを考えたりしたのでした。


あ、対岸に何か見えますね。


  • b_06.jpg


中国寺院がぽつんと建っています…。








<交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:32バーツ

※旅は2012年8月16日(木)に行いました。


つづく


<参考>
Matichon book 定期船スパンブリー線 (タイ語 PDF)
MUANG BORAN JOURNAL クアイジャップ・ナムコン スパン・ワットマハータート前 (タイ語)


  • サーラーヤー.jpg






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最終更新日  2012/12/03 11:40:47 AM
コメント(12) | コメントを書く


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Re:かつての要衝ンギウラーイ船着き場 水上交通時代の面影を求めて[3](12/03)  
Tui☆  さん
何も知らなければ何の変哲もないただの船着場でしょうが、歴史に思いをはせながら訪ねてみると、深い感慨があっていいですね~
在タイ時はあまり歴史や過去を勉強せずに過ごしてましたが、こういう旅もいいですね。いつになるかわかりませんけど、Lamyaiさんの旅を自分もなぞってみたいものです。
(2012/12/03 12:34:31 PM)

勉強になるよ~!  
ナーン さん
Lamyaiさんのタイ水上交通史講座~パチパチパチパチ。
スパンブリーまで12時間ね・・・。
まさに水の都バンコク中部だね。

私は、この路地探索も気になるなあ~
こういう路地って、歩いて感じるところあるかもね。
基本は路地歩きだよね~、だから、適当に人は住んでいなければならない。
タイってとんでもない狭い路地作ってくれるんだ、これが。

ん~ほんとだ・・中国寺院だね。
あそこまでは行かなかったの??
対岸だもんね~(*^_^*) (2012/12/03 12:49:13 PM)

Re[1]:かつての要衝ンギウラーイ船着き場 水上交通時代の面影を求めて[3](12/03)  
Lamyai_daeng  さん
Tui☆さん
>何も知らなければ何の変哲もないただの船着場でしょうが、歴史に思いをはせながら訪ねてみると、深い感慨があっていいですね~

スコータイ王朝から800年、モン族のドヴァーラヴァティー王国からだと1500年の歴史があるタイですから、探せば半ば無尽蔵に見どころって出てきますよね。
私の旅は、事前に見どころに見当を付け、歴史をしらべた上で訪れる場合と、行った先で見つけて後で調べてビックリな旅になる場合と両方ありますが、最近は前者に力を入れています。次回もそんな歴史に思いを馳せる旅を計画しています!

>在タイ時はあまり歴史や過去を勉強せずに過ごしてましたが、こういう旅もいいですね。いつになるかわかりませんけど、Lamyaiさんの旅を自分もなぞってみたいものです。

現地で車を利用できる方なら旅もより便利でしょうけど、そうではない日本在住の旅行者でも旅ができるようにバスやソンテオという公共交通機関だけを使った旅になるよう心がけています。多少のタイ文字読解力やタイ語会話力が必要になる場合もありますけど、ぜひみなさんにも訪れて欲しいですね。Tuiさんも早くタイへ行けますように~。
(2012/12/03 01:11:37 PM)

Re:勉強になるよ~!(12/03)  
Lamyai_daeng  さん
ナーンさん
>Lamyaiさんのタイ水上交通史講座~パチパチパチパチ。

付け焼刃の知識ですが、ネットのお陰で一応体裁が整いました(笑)

>スパンブリーまで12時間ね・・・。
>まさに水の都バンコク中部だね。

今ならロット・トゥーでスパンブリーまで2時間かかりませんから、随分と長旅だったんですね。
でも意外だったのはどうやら1日に1便のみだったということ。もう少し本数が出ていたのかと思いました。まぁ、昔は人口も少なかったでしょうからこんなもんだったんですね。

>私は、この路地探索も気になるなあ~
>こういう路地って、歩いて感じるところあるかもね。
>基本は路地歩きだよね~、だから、適当に人は住んでいなければならない。
>タイってとんでもない狭い路地作ってくれるんだ、これが。

定期船が走っている頃はこの商店街もフルオープンで活気があったのかもしれませんよね。今じゃ店を営業しているのは半分くらいでしょうか。気だるい空気が漂う路地となっています ^^

そんなことも実際に歩いてみたからこそ分かるし感じられること。ナーンさんの仰るとおり、路地歩きって基本だな~って感じられる場所でもあります。

>ん~ほんとだ・・中国寺院だね。
>あそこまでは行かなかったの??
>対岸だもんね~(*^_^*)

橋も渡し船も無いので結局行きませんでした ^_^;)
でもこの後、ひょんなことから意外な場所に連れて行かれることになります(笑)
お楽しみに~。
(2012/12/03 01:20:44 PM)

Re:かつての要衝ンギウラーイ船着き場 水上交通時代の面影を求めて[3](12/03)  
バンコクバスマニア さん
寄港地は水上マーケットがあったり、古い街並みが残っている所ばかりですね。11・2時間かかるというのも、ターチン川のクネクネ蛇行ぶりでは仕方ないのでしょうね。

スパンブリー着が21時頃、発が4時ですか。国鉄スパンブリー線のスパンブリー着20時15分、発4時20分と似ていますね。どちらも一日一便ですし。 (2012/12/03 03:49:58 PM)

Re[1]:かつての要衝ンギウラーイ船着き場 水上交通時代の面影を求めて[3](12/03)  
Lamyai_daeng  さん
バンコクバスマニアさん
>寄港地は水上マーケットがあったり、古い街並みが残っている所ばかりですね。11・2時間かかるというのも、ターチン川のクネクネ蛇行ぶりでは仕方ないのでしょうね。

上では含まれていませんが、バーンルアンにも寄港していたようです。荷積み・荷降ろしの時間もかかったでしょうから、11・12時間も仕方無かったんでしょうね。

>スパンブリー着が21時頃、発が4時ですか。国鉄スパンブリー線のスパンブリー着20時15分、発4時20分と似ていますね。どちらも一日一便ですし。

それは気付きませんでした! きっと国鉄スパンブリー線のスパンブリー駅発着時刻は、この定期船の時刻を踏襲したんですよ! これは大発見です。興奮してしまいました(笑)

のちにチャオプラヤー川のワット・アルン対岸、ターティアン船着き場からもスパンブリー行きの定期船が運航を始めていたそうですよ。2社が運航していてそれぞれ船体色からルア・デーン(赤船)、ルア・キアオ(緑船)と呼ばれていたんだとか。
そこで疑問なのは、チャオプラヤー川はスパンブリー中心部を通っていないこと。途中どこかの運河経由でターチーン川に出ていたんでしょうね。マハーサワット運河か、バーンブアトーン経由のプラピモンラーチャー運河経由ってところでしょうか。
(2012/12/03 04:39:19 PM)

Re:かつての要衝ンギウラーイ船着き場 水上交通時代の面影を求めて[3](12/03)  
旅って、身体が2次元を移動するだけでなく、心が時空を超えて旅をするんですね。 (2012/12/03 05:34:20 PM)

Re[1]:かつての要衝ンギウラーイ船着き場 水上交通時代の面影を求めて[3](12/03)  
Lamyai_daeng  さん
バンコク「竹亭」さん
>旅って、身体が2次元を移動するだけでなく、心が時空を超えて旅をするんですね。

出発前の情報収集で2次元を、実際の旅で3次元と時空を超えたいわば4次元(?)を楽しめるってことですね。そんなことは考えたことがありませんでしたが、旅をやめられない理由ってそんなところにあるのかもしれないなぁと思いました ^^
(2012/12/03 05:53:46 PM)

ルア・デーン?!  
バンコクバスマニア さん
アユタヤ県の西北端にラートチャドー古市場がありますが、そこに赤船の実物が残ってましたよ。それかなぁ?
スパンブリのすぐ近くだし、二階建てで大きさもそれっぽいです。この市場のシンボルになってますね。 (2012/12/03 07:02:53 PM)

Re:ルア・デーン?!(12/03)  
Lamyai_daeng  さん
バンコクバスマニアさん
>アユタヤ県の西北端にラートチャドー古市場がありますが、そこに赤船の実物が残ってましたよ。それかなぁ?
>スパンブリのすぐ近くだし、二階建てで大きさもそれっぽいです。この市場のシンボルになってますね。

情報を確認しました! ここにタイ語でですが経緯が載ってます。
www.nmt.or.th/ayutthaya/latchado/Lists/List87/AllItems.aspx

それによると、元々はスパン・コンソン社所有の船でスパンブリー~バンコクの路線でも使用されていたそうです! つまりルア・デーンのうちの1隻だったのは間違いなさそうですね。

でもこの路線専用ではなく、ナコンサワン、アーントーン、アユタヤ(もちろんラートチャドーも)などとの間でターチーン川、チャオプラヤー川を航行しながら客貨輸送に活躍していたんだとか。

しかし同社は船舶事業から撤退。1970年に所有船舶200隻を競売にかけて、この船も売却。その後再度売却されて1976年に今の所有者(この地でのレストラン経営者)に売却されたんだそうです。

実物が残っているなんて思ってもみませんでした!
ぜひそのうち訪れてみようと思います。素晴らしい情報をありがとうございました!!
(2012/12/03 07:56:21 PM)

Re:かつての要衝ンギウラーイ船着き場 水上交通時代の面影を求めて[3](12/03)  
しゅ☆じん  さん
国鉄スパンブリー線の運行時刻は、スパンブリーからの通学時間に
合わせていると聞いたことがあります。
どこに通学しているのかは知りませんが。

ところでスパンブリー線は、スパンブリー駅が終点ということになっていますが、
実際は一駅先にマライメンという駅があり、ここまで走っています。
国道に接続させるために設置されているのでしょうが、時刻表には
出てこない不思議な駅です。
(2012/12/04 05:30:51 AM)

Re[1]:かつての要衝ンギウラーイ船着き場 水上交通時代の面影を求めて[3](12/03)  
Lamyai_daeng  さん
しゅ☆じんさん
>国鉄スパンブリー線の運行時刻は、スパンブリーからの通学時間に
>合わせていると聞いたことがあります。
>どこに通学しているのかは知りませんが。

そうなんですか!
どこの学校でしょうね。航空学校という停車場(駅より格下)があるのでそこですかね? カンペーンセーン停車場もカセサート大学カンペンセーン・キャンパスに近いんですが、現在ここに列車は停車しないようです。あとナコーンパトムのシンラパコーン大学サナームチャン・キャンパスも通りますね。

>ところでスパンブリー線は、スパンブリー駅が終点ということになっていますが、
>実際は一駅先にマライメンという駅があり、ここまで走っています。
>国道に接続させるために設置されているのでしょうが、時刻表には
>出てこない不思議な駅です。

スパンブリー線はもっと先まで伸ばす計画だったのが中止になったので、伸ばしたところまで取り敢えず運行を続けているんですかね? ^_^;)
いずれにしても色々と不思議な路線です。存続しているのはバンハーン元首相の政治力でしょうか…。
(2012/12/04 11:29:55 AM)

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