
新国立劇場中劇場で井上ひさし『雨』を観てきました。
演出は栗山民也さん、舞台は東北。
自分がべにばな問屋の行方知れずになった主人に瓜二つということを知り、なりすましでお店と美人の妻を手に入れようと乗り込んできた江戸者、徳が主人公。
前半は、耳に心地よいものの聞き取りにくい東北なまりで台詞が理解しにくいのですが、これも徳の目線に立った計算のような気がします。
後半は観客の耳も慣れ、ラストに向けてダイナミックに展開していくストーリーに、どんど引き込まれていきます。
演技、台詞、舞台美術、すべてが総合的に井上ワールドを描ききり、満足の3時間10分でした。
主演の市川亀次郎さんは、歌舞伎仕込みの所作が生きて、憎みきれない悪者を魅力的に、艶っぽく表現しています。
永作博美さんも、かわいさと凄さが絶妙に入り混じるこの役にピッタリ。
「何がなんでも、犠牲を払ってでも生きる」ヒト、ムラ、クニのしたたかな強さを感じました。
ロビーで無料で配られた「べにばなの種」と「そばの種」
べにばなは、今蒔けばぎりぎり花を咲かせられるというこです。

休憩時間、カフェコーナーでこれを食べました。
「ピオッジャ」
お米の粒々の食感が不思議なムースに洋梨のソース、さくらんぼのせ。
山形づくしです。

帰りにはシベール(蔵王)のラスクが配られました。

お得感まんさいの観劇(感激)でした。
New!
萌芽月さん
New!
mamatamさんComments